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「彼が結婚の話題を避ける」と嘆く29歳女性が“幸せになれない”ワケ。変えるべきは…

女子SPA! 2024年8月1日 15時47分

 恋愛・婚活アドバイザーのこめだゆきです。これまで3500名以上の女性をサポートしてきました。

 かつてはネガティブで彼への依存が激しい「ブス彼女」だった筆者。自分と向き合うことで「人は変われる」を自ら体感してきた経験から、誰も教えてくれない「幸せな結婚を叶えるために重要なこと」を、相談事例を通してお伝えします。

◆「わたしだけ結婚したがっている状況」に疲れた

 仁菜さん(29歳・仮名)は、付き合って3年の恋人がいました。

 今すぐにでも結婚したいと思っていましたが、彼は「仕事が落ち着いたら」「もっと大人になれたら」と曖昧な表現で結婚の話を避けていました。

 しかも、彼はいつも「忙しい」と言い、月に1~2回しか会えないのです。仁菜さんがデートを計画しても彼は受け身な態度。

「彼となかなか会えないし、自分ばっかり彼のために頑張っている。結婚したいけど彼はその思いに応えようとしてくれない」

 仁菜さんは悩み疲れていました。

「彼とは付き合って3年で、わたしは29歳だし、普通はそろそろ結婚じゃないですか。でも彼は仕事が忙しいし、そもそもあんまり会えてない。わたしだけ結婚したいと思っていて疲れました」

◆結婚への温度差があると……

筆者「恋愛は楽しいものなのに、疲れてしまうのはつらいですよね。でも幸せな恋愛は疲れないんですよ、むしろエネルギーが湧いてくるんです。このままむりやり結婚を進めても仁菜さんにとってつらい結婚生活になってしまうだけ。結婚、結婚となる前にこの関係性を変えていきたいですね」

 筆者のパートナーシップ講座に参加してくれた仁菜さんは、彼との関係を立て直して結婚を叶えることを目指しました。

 ですが、パートナーシップを学ぶうちに、結婚以前に自分を大切にしてくれていない彼を好きということに違和感を抱くようになりました。

 なぜなら、結婚はお互いに好きでいて、お互いに一緒に生きていきたいと思うからするものだと学んだから。

「結婚への温度差があるなら、無理に結婚しても幸せにはなれない」

 仁菜さんはそのことを理解しました。

◆自分を大切にすることは「減らすこと」

 また、講座ではそういった不毛な恋愛で悩んでしまわないように、自分を大切にする生き方も学んでもらいます。

「自分を大切にする」というと、「好きなデザートをご褒美にする」「週末はショッピングする」「高い勝負服を持つ」こんなふうに表面的なことに注力しがちですが、それよりも大切なことがあります。

 それは「足すのではなく、減らすこと」。

 自分を大切にするということは、自分にご褒美をあげることではなく、まずは嫌なことをさせないということなんです。

 好きなデザートをご褒美にするのも幸せですが、そういった短絡的なことよりも、不安や悩みばかりの恋愛はやめる、過度なストレスが続くお仕事を変える、嫌な気分になる人間関係からは遠ざかる、そういうことのほうが大事なんですよね。

 ご褒美をたくさん作ることよりも、嫌なことを極力なくすほうが自分を本当の意味で大切にできます。

仁菜さん「自分を大切にすることを意識し出したら、彼とのことに関して、自分を全然大切にできていないって気づいたんです。自分は幸せに生きていきたい気持ちがあるのに、彼は自分を大切にしてくれていないし、幸せな二人になりたいという気持ちがあまりないことにも気づきました。彼と結婚したいというより、わたしはただ結婚したかっただけ。そんな彼でも結婚したら幸せになれるって勘違いしていました」

◆ついに3年付き合った彼との別れを決断

 そして3年間お付き合いした彼との別れを決断。

 講座が始まるときには、彼との結婚を目指していたのにサクッとお別れすることになりました。実はこういったケースは仁菜さんだけではなくて、アラサーの婚活女性のあるあるなんです。

 周りの友人が結婚していくことや妊娠出産のタイムリミットを感じて焦燥感から結婚への執着が強くなりがち。

 ただ、結婚はゴールではないからこそ、どんなときも一人の彼に固執するのではなく、幸せにこだわることを覚えておいてほしいです。ここに気づけると幸せな結婚ができない恋人とはサクッと別れを選ぶことができるのです。

 恋愛は好きだけではだめ。彼が好きでも、彼を好きな自分に違和感を抱いたら結婚はやめたほうがいい。

 彼が自分を大切に思ってることを、言葉ではなく行動で伝えてくれる人じゃないとモヤモヤすることが多い関係になってしまいます。どれだけ自分だけが努力しても幸せな二人にはなれません。もし仮に結婚しても、結婚後に苦労するのは確実です。

◆ただ結婚できればいいわけじゃない

 その後、仁菜さんは婚活を始めました。

 そしてなんと2か月で新たな彼と出会うことができ、お付き合いが始まりました。今度の恋愛では、彼が仁菜さんのことをとても大切にしてくれて結婚の話がスムーズに進みました。

 恋愛では、彼を好きかどうかということと、彼を好きな自分を好きかという視点を大事にしましょう。また、結婚を目指すなら自分だけが結婚に向けて頑張るのではなく、彼も同じ温度で結婚に進んでいこうと思ってくれるかどうかが大事です。

 ただ結婚できればいいわけじゃない。二人の気持ちが幸せに向かっていない結婚は苦労が多いだけで墓場のようなもの。自分だけが頑張らないと続かない関係は、不幸せになっていくんです。

 あなたは恋愛を頑張ってしてしまってませんか?

 無理や我慢がない二人が幸せな関係を目指していきましょう。

<文/恋愛・婚活アドバイザー こめだゆき>

【こめだゆき】
恋愛・婚活アドバイザー。毒親育ちから自己肯定感が低く、長年恋愛依存で苦しむ。自己改革の末、今の夫と復縁し結婚。主催する講座、オンラインサロンには全国から多数の婚活女性が集まる。ブログ、Instagram:@komeda.yuki

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