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猫がおしり丸見えで飛び回る!セリアの“猫用100円おもちゃ”を「12本買った」納得の理由

女子SPA! 2024年8月18日 15時45分

100円ショップに猫のおもちゃはたくさん登場していますが、猫ちゃんそれぞれの個体差によって「どのおもちゃにハマるか」はまったくわかりません。

そんな中で今もっともおススメしたいのが、100円ショップSeria(セリア)で見つけた「Cat Toy Stick おもちゃスティック(ねこ用)」(税込110円)。このスティック、すべてが“絶妙”なんです。

我が家は近所のセリアを6店舗ほど周って買い集め、計12本ほどストックしてあります。もっと多くの店舗さんにもお邪魔しましたが、すでに品切れ状態のところも多く、また1~2個しか在庫がない店舗では購入しませんでした。「ふふ……猫の好みを分かってる、“できる飼い主”がこの店舗に通ってるな」とひとりでニヤリとし、豊富に在庫のある店舗さんを探し回りました。

◆「なにがどうすごいのか」本気で説明させていただきます

簡単に言うと、棒に付いた長いゴムひもの先に、カラフルなぬいぐるみと鈴、そして羽がついたおもちゃです。

「ガシャガシャ」「パタパタッ」「ビビビビ!」と、揺らし方で音が変わる揺れる羽に、思わず追いかけたくなる(であろう)、猫がくわえるのに丁度いいモフモフのぬいぐるみ。そして太めのゴムひもが予想以上に伸びて飛び回るので、猫のハンター心をくすぐるようです。

「遊ぼうか」と柄の部分を持って立ち上がるだけでもう、猫が踊り出すんです……!

棒の部分を持っていざ振り回そうとすると、すでに我が家の猫は立ち上がって二足歩行で待ち構えるほどこのおもちゃにハマっています。そしていざ頭上で振り回すと、ウォー!(実際の声は「ニャ―」)と、気合い入った声を絞り出し、一心不乱に“蝶々”を追いかけます。

◆100均に猫おもちゃは数あれど、“当たり”は限られる……!

猫が新しいおもちゃにどうハマるのかは、開封して遊んでみるまで分かりません。

100円ショップ以外でも、その価格はピンからキリまで幅広いです。同じねこじゃらしや、振り回すようなおもちゃでも、数千円のお高いものもあります。ただ、筆者が貧乏症なのか、1000円前後のおもちゃをすぐ壊されてしまうと、「もったいない……」という気持ちがどうしても先行してしまうのです。

しかしその点、このおもちゃは110円! 騒げ、壊せ、食いちぎれ! もちろん大切に使ってはいますが、壊れても気軽に替えられるという点は、なんとも嬉しい限りです。壊れないように心配しながら振り回すのではなく、遊ばせるこちらも全力で振り回せる。

ちなみに、猫の遊び相手も本気で動くと、かなりの運動量になります。じんわりと額に汗をかくし、エクササイズになるからバカにできません。

◆興奮状態が高まると、お尻丸見えの姿で飛び回る猫

興奮しすぎて、空中でとんでもない恰好になることも。お尻が丸見えだって気にしませんし、興奮状態が高まると、どんどんアクロバティックな体制で追いかけてきます。

振り回すだけでなく、途中で「降りてくると思ったおもちゃが、どこかに引っかかって降りてこないにゃ」というシチュエーションを作り出すと、我が家の猫の体は驚くほどビョーンと縦に伸びるんです。

猫の長さを改めて実感します。

伸びたかと思いきや、今度は隣にいるエアー仲間に「ほいっ!」とパス。バスケの試合ばりの躍動感です。おもちゃひとつで、これほどいろいろなポーズを見られるなんて幸せすぎる。

◆安全面でも推したいポイントが

じつは筆者の飼っている猫、過去に600円ほどの猫じゃらしのひも(細め)を噛み切って誤食したことがあります(当時飲んでしまったひもは、病院帰りにうんちとして無事排出されました)。

その点、このおもちゃスティックはゴムがかなり太め。気に入りすぎてガジガジと噛んでしまい、誤って飲み込む心配もありません。

アグレッシブな動きをした後は、横になってゆっくりおもちゃを堪能……。トータルで10分は経ったでしょうか。片時もおもちゃを手放すことはありませんでした。セリアの猫おもちゃの力、本当にすごい。

もう一匹の猫にも同じおもちゃを試したところ、こちらも大ハマり。

普段は愛嬌のある顔なのに、セリアのこのおもちゃを前にすると興奮しすぎて「ピラニア」みたいな顔になってしまいます。大好きなのは分かるけど、怖い。

◆周りでは十中八九どのご家庭の猫ちゃんもドはまり

このねこ用おもちゃスティックは、今回ご紹介した「蝶々」タイプのほか、まりやネズミのようなタイプなど、種類も豊富です。

我が家の猫たちだけでなく、猫を飼っている知人や友人にも試してもらったところ、今のところ十中八九どのご家庭の猫ちゃんもドはまりしています。中でも「ものすごい勢いで追いかけていた」との報告があったのは、どのご家庭も蝶々タイプでした。蝶々の部分のなにかが、絶妙に猫のハートを刺激するのでしょう。

ねこ用のトンネルと併用して遊んでみたところ、ものすごい勢いでとびかかってきました。どこまで猫を夢中にさせるの、このおもちゃ。猫飼いさんは、一度試してみてはいかがでしょうか。

<写真・動画&文/青山ゆずこ>

【青山ゆずこ】
漫画家・ライター。雑誌の記者として活動しつつ、認知症に向き合う祖父母と25歳から同居。著書に、約7年間の在宅介護を綴ったノンフィクション漫画『ばーちゃんがゴリラになっちゃった。』(徳間書店)、精神科診療のなぞに迫る『【心の病】はこうして治る まんがルポ 精神科医に行ってみた!』(扶桑社)。介護経験を踏まえ、ヤングケアラーと呼ばれる子どもたちをテーマに取材を進めている。Twitter:@yuzubird

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