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酷暑のせいで不倫が奥さんにバレたうえ、全てを失ったワケ/恋愛人気記事BEST

女子SPA! 2024年7月29日 15時47分

 女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「恋愛」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2018年8月2日 記事は取材時の状況)

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 今年の夏は酷暑が続き、熱中症で救急搬送された人が全国で2万2647人にも上ったそうです(24日総務省消防庁発表)。

 そんな熱中症で思わぬ二次災害も起きたようで…経験者の話を聞いてみました。

◆勤務先のバーのマスターと不倫中

 北沢繭子さん(仮名・27歳・バー店員)は勤めているバーのマスターで既婚者のWさん(35歳)と1年前から不倫関係です。

 北沢さんは、いつも朝に帰宅し昼過ぎまで寝ている昼夜逆転生活のため、運動不足で不健康な事を気にしていました。そして少し太ってきてしまった事もあり…。

 「思い切ってジムにでも入会しようかと思ったんです。でも私、めちゃくちゃ根気がなくて(笑)。すぐに嫌になって通わなくなってしまうかもしれないので、とりあえずお試し感覚で近所にある、区のスポーツセンターに行く事にしたんです」

 そこなら、その都度数百円でチケットを買えば利用できるんだそう。

 その事を不倫相手のWさんに話すと「いいね! 僕も行きたいな」と盛り上がり、スポーツセンターに初回ガイダンスの予約を2名で入れました。

◆トレーニングマシンで運動中、彼の様子が…

「当日、Wとスポーツセンターで待ち合わせしてトレーニングウェア姿でご対面したら…なんだか普段と違うスポーティな雰囲気が新鮮で…ちょっとイチャイチャしながらガイダンスを受けましたね(笑)。住所や名前など連絡先を記入し、トレーニングルーム使用カードも作ってもらいました」

 さっそくトレーニングをする2人。北沢さんはステップマシンで有酸素運動をし、Wさんは筋トレのマシンを次々とこなしていきました。

「ステップマシンで運動しながら、ふとWの方を見てみたら…ちょっと様子がおかしくて。マシンからフラフラ降りると、ベンチに半分寝そべるような感じで座りこんでしまったんです」

 異変に気付いた北沢さんが駆け寄ると、顔が真っ赤なWさん。筋トレマシンの場所は特に西陽が入っていて暑かったんだそう。

「あわててインストラクターさんに『どこかで少しの時間寝させてもらえる場所はありませんか?』とたずねたら『キッズコーナーに柔かいマットが一面に敷いてあるのでどうぞ使って下さい』と言ってもらったので、Wに肩を貸しながらキッズコーナーに連れて行ったんですよ」

 しばらくはジッと寝そべったままで、北沢さんが水を飲まそうとしても「ちょっと無理…今飲んでも吐いちゃいそう」と動けなかったWさんですが、徐々に顔色が良くなっていきました。

◆介抱中に『あんた達何やってんの!?』と登場した彼の妻

「水を飲みながらWが『まだクラクラするよ…ホント普段、ろくに陽の光も浴びず全く運動もしてないくせに、急に無理したらダメだね…』と話し出したので、とりあえずホッとしました。軽い熱中症だったのかな? と思います」

 すると「ポカリとウィーダーインゼリーが欲しい」とWさんが言い出したので、急いでコンビニに走る北沢さん。

「20分位かけて戻ってきて、ウトウトしていたWを起こし、リラックスできるかな? と思っていつもの感じでヒザ枕をして軽く頭をなでてあげました」

 Wさんが、気持ち良さそうにウィーダーを飲んでいたら…。

「『あんた達何やってんの!?』とヒステリックな女の声がして、ビックリして振り返ると…なんとWの奥さんが立っていたんですよ。もぅ心臓が止まるかと思いました…」

◆不倫相手の“現実逃避ポーズ”のせいでクロ確定

 どうも北沢さんがコンビニに行っている間に様子を見に来たインストラクターが、1人っきりでグッタリしているWさんを見て心配になり、Wさんの自宅に電話をかけたらしいのです。

「Wは私のヒザから転がり降りると、うずくまって両手で顔を覆い震えていていました…。

 私もあまりの事に凍りついていると、奥さんが『ほら出たよ! お約束の現実逃避ポーズ…てめぇ、それやったらクロだって認めてるのと一緒だからな!』って怒鳴りながらWのわき腹を蹴ったんです」

 もちろん、マスターの妻とバー従業員の北沢さんは顔見知り。気まずい雰囲気の中…。

「奥さんが『とりあえず私がこの人を病院に連れて行くから、あなたは帰って。あ、慰謝料払えるように用意しておいてね。連絡します』と言い放つと、フラフラしているWを強引に引っ張って行ってしまいました」

◆職を失い、慰謝料請求におびえる日々

 その日の夜にWさんから電話があり、お店をクビになってしまった北沢さん。横で妻がニラみをきかせているようでWさんは終始不自然な様子だったそう。

「まさか、あんな形で不倫がバレるなんて思いませんでした。急に仕事も無くなってしまって途方にくれています…。あと、いつ奥さんから連絡がくるのかと思うと怖くて、怖くて胃が痛いですよ」

 北沢さんは新しい仕事を探しつつ、暇さえあれば“不倫 慰謝料 相場”などとググって、ため息をついているそう。もちろんあれから2度とスポーツセンターには行っていません。

<文&イラスト/鈴木詩子>

【鈴木詩子】
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop

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