【今日のにゃんこタイム～○○さん家の猫がかわいすぎる Vol.150】
某芸人さんの「パワー！」という言葉が聞こえてきそうなムキムキ姿を披露したのは、チョゴリさん（@chogo_RE）宅で暮らす、ひまりちゃん。
かわいらしい名前とは対照的な写真に、目がくぎづけになってしまいます！
◆「働きすぎ」を防止する愛猫は母親みたい！
漫画家である飼い主さんは日々、自宅で創作活動に励んでいますが、ひまりちゃんは働きすぎを防止。午前0時になると鳴き始め、仕事の中断を訴えます。
「まるで、『あんた！ こんな時間まで仕事してんと、はよ寝るで！』と怒る母親のよう（笑）。私は、ひまちゃんアラートと呼んでいます」
ちなみに写真撮影時は、ひまちゃんアラートが発動する2秒前。目をキリっとさせながら、ムキムキポーズを決め、飼い主さんに圧をかけていたのです。
母親のような気遣いを見せるひまりちゃんは飼い主さんが体調を崩した時にも、全力で介抱。熱を出してベッドで寝込んだ時には枕元で心配そうに見つめ、寄り添ってくれたそう。
心温まる愛猫の行動に、飼い主さんは嬉しさを感じました。
◆生後10ヶ月の頃に家族の仲間入り
見事なムキムキポーズを見せつけたひまりちゃんですが、実は一度も怒ったことがないほど温厚な性格です。
飼い主さん宅に来たのは、生後10ヶ月の頃。それまでは生後2ヶ月の頃に保護してくれた、飼い主さんの知り合い宅で暮らしていましたが、先住猫との折り合いが悪かったことから、飼い主さん宅に迎え入れられることとなりました。
初対面時、飼い主さんはキャリーケースから出てきたひまりちゃんの大きな顔と足に、びっくり！
「10ヶ月で4.7kgありました。今は5.8kgです。動物病院で、『健康なデブ』と言われたのが衝撃的でしたね（笑）」
◆すぐにおうちに慣れて飼い主さんと一緒に眠るように
お迎え後、飼い主さんは自分から触らず、ケージの中にテントを置き、安心できる空間を心がけました。
しかし、もともと人馴れしており、肝も据わっていたひまりちゃんは予想よりも、早く家慣れしてくれたそう。
お迎えから3日目までは、ぬいぐるみの後ろに隠れて様子をうかがっていましたが、すぐに近づいてきてくれるように。やがて、飼い主さんと一緒に眠るようにもなりました。
◆猫吸いも肉球モミモミも「ご自由にどうぞ」
人間好きなひまりちゃんは、猫吸いも肉球モミモミもOK。
「いつでもご自由にどうぞ」という姿勢であるため、家族からは「前世で猫を50回こなしている」と言われているそう。最近では飼い主さんがお風呂やトイレなどに行くと後を追い、様子を見守ってくれます。
「ひまりは母親でもあり、我が子やおばあちゃん、恋人、旦那の役割もこなしてくれるハイスペック猫です（笑）」
◆飼い主さんを守るためにカラスを威嚇！
しかし、温厚なひまりちゃんにも唯一、怒る相手が！ それは窓の外から見える、カラスです。
カラスを敵視するようになったのは、洗濯を干す飼い主さんの目の前にカラスが来た日から。
「普段は洗濯を干す私を窓越しに見守っているのに、突然網戸によじ登り、大声で鳴きながら暴れ出したんです。見たことのない姿に驚きましたが、カラスから私を守ってくれたように感じ、『たくましい！』と感動しました」
◆ちょっぴりおニブで放っておけない可愛さ
そんな強さを持つひまりちゃんですが、実はちょっぴりおニブさん。ベッドから落ちたり、おもちゃで遊ぶ時にドタドタと走ったりと放っておけないかわいさもあります。
また、飼い主さんに撫でられることが嬉しくて、夏だけでなく、年中床に落ちるのも、ひまりちゃんの愛くるしさです。
「落ちている時はこれみよがしに、『私落ちてるよ？ 撫でなくていいの？』と、目で訴えてきます（笑）」
◆うつ病の経験も……心の支えになってくれた愛猫に感謝
実は過去に、うつ病で苦しんだことがあるという飼い主さん。休職し、先の見えないトンネルを彷徨う中で光となってくれたのが、ひまりちゃんでした。
「ひまりと暮らすようになってから症状が回復し、夢だった漫画家になれました」
在宅ワークは孤独を感じることも多いものですが、お返事とお喋りが得意なひまりちゃんがそばにいてくれるため、日々の中で寂しさを感じることは少ないそう。
外出先から帰宅する時も、自分を待っていてくれる存在がいることに飼い主さんは大きな喜びを感じます。
◆朗らかなひまりに「似ていった」飼い主さん
「ひまりの優しくて朗らかな性格が大好き。学ぶことも多いです。飼い主とペットは似るとよく言われますが、私とひまりも家族や友人からは似ていると言われます。
きっと私が、ひまりに似ていった。ひまりには感謝しかありませんし、生き物の力ってすごいなあと、日々考えさせられます」
飼い主さんの日常を明るく照らし続ける、ひまりちゃん。相思相愛な日常には、これからも穏やかな時間が流れていきそうです。
＜取材・文／愛玩動物飼養管理士・古川諭香＞
【古川諭香】
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter：@yunc24291
某芸人さんの「パワー！」という言葉が聞こえてきそうなムキムキ姿を披露したのは、チョゴリさん（@chogo_RE）宅で暮らす、ひまりちゃん。
かわいらしい名前とは対照的な写真に、目がくぎづけになってしまいます！
◆「働きすぎ」を防止する愛猫は母親みたい！
漫画家である飼い主さんは日々、自宅で創作活動に励んでいますが、ひまりちゃんは働きすぎを防止。午前0時になると鳴き始め、仕事の中断を訴えます。
「まるで、『あんた！ こんな時間まで仕事してんと、はよ寝るで！』と怒る母親のよう（笑）。私は、ひまちゃんアラートと呼んでいます」
ちなみに写真撮影時は、ひまちゃんアラートが発動する2秒前。目をキリっとさせながら、ムキムキポーズを決め、飼い主さんに圧をかけていたのです。
母親のような気遣いを見せるひまりちゃんは飼い主さんが体調を崩した時にも、全力で介抱。熱を出してベッドで寝込んだ時には枕元で心配そうに見つめ、寄り添ってくれたそう。
心温まる愛猫の行動に、飼い主さんは嬉しさを感じました。
◆生後10ヶ月の頃に家族の仲間入り
見事なムキムキポーズを見せつけたひまりちゃんですが、実は一度も怒ったことがないほど温厚な性格です。
飼い主さん宅に来たのは、生後10ヶ月の頃。それまでは生後2ヶ月の頃に保護してくれた、飼い主さんの知り合い宅で暮らしていましたが、先住猫との折り合いが悪かったことから、飼い主さん宅に迎え入れられることとなりました。
初対面時、飼い主さんはキャリーケースから出てきたひまりちゃんの大きな顔と足に、びっくり！
「10ヶ月で4.7kgありました。今は5.8kgです。動物病院で、『健康なデブ』と言われたのが衝撃的でしたね（笑）」
◆すぐにおうちに慣れて飼い主さんと一緒に眠るように
お迎え後、飼い主さんは自分から触らず、ケージの中にテントを置き、安心できる空間を心がけました。
しかし、もともと人馴れしており、肝も据わっていたひまりちゃんは予想よりも、早く家慣れしてくれたそう。
お迎えから3日目までは、ぬいぐるみの後ろに隠れて様子をうかがっていましたが、すぐに近づいてきてくれるように。やがて、飼い主さんと一緒に眠るようにもなりました。
◆猫吸いも肉球モミモミも「ご自由にどうぞ」
人間好きなひまりちゃんは、猫吸いも肉球モミモミもOK。
「いつでもご自由にどうぞ」という姿勢であるため、家族からは「前世で猫を50回こなしている」と言われているそう。最近では飼い主さんがお風呂やトイレなどに行くと後を追い、様子を見守ってくれます。
「ひまりは母親でもあり、我が子やおばあちゃん、恋人、旦那の役割もこなしてくれるハイスペック猫です（笑）」
◆飼い主さんを守るためにカラスを威嚇！
しかし、温厚なひまりちゃんにも唯一、怒る相手が！ それは窓の外から見える、カラスです。
カラスを敵視するようになったのは、洗濯を干す飼い主さんの目の前にカラスが来た日から。
「普段は洗濯を干す私を窓越しに見守っているのに、突然網戸によじ登り、大声で鳴きながら暴れ出したんです。見たことのない姿に驚きましたが、カラスから私を守ってくれたように感じ、『たくましい！』と感動しました」
◆ちょっぴりおニブで放っておけない可愛さ
そんな強さを持つひまりちゃんですが、実はちょっぴりおニブさん。ベッドから落ちたり、おもちゃで遊ぶ時にドタドタと走ったりと放っておけないかわいさもあります。
また、飼い主さんに撫でられることが嬉しくて、夏だけでなく、年中床に落ちるのも、ひまりちゃんの愛くるしさです。
「落ちている時はこれみよがしに、『私落ちてるよ？ 撫でなくていいの？』と、目で訴えてきます（笑）」
◆うつ病の経験も……心の支えになってくれた愛猫に感謝
実は過去に、うつ病で苦しんだことがあるという飼い主さん。休職し、先の見えないトンネルを彷徨う中で光となってくれたのが、ひまりちゃんでした。
「ひまりと暮らすようになってから症状が回復し、夢だった漫画家になれました」
在宅ワークは孤独を感じることも多いものですが、お返事とお喋りが得意なひまりちゃんがそばにいてくれるため、日々の中で寂しさを感じることは少ないそう。
外出先から帰宅する時も、自分を待っていてくれる存在がいることに飼い主さんは大きな喜びを感じます。
◆朗らかなひまりに「似ていった」飼い主さん
「ひまりの優しくて朗らかな性格が大好き。学ぶことも多いです。飼い主とペットは似るとよく言われますが、私とひまりも家族や友人からは似ていると言われます。
きっと私が、ひまりに似ていった。ひまりには感謝しかありませんし、生き物の力ってすごいなあと、日々考えさせられます」
飼い主さんの日常を明るく照らし続ける、ひまりちゃん。相思相愛な日常には、これからも穏やかな時間が流れていきそうです。
＜取材・文／愛玩動物飼養管理士・古川諭香＞
【古川諭香】
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter：@yunc24291