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豆苗を2回、再収穫するために守るべき2つのポイント。栽培が楽しくなる驚きのアイテムも

女子SPA! 2024年8月18日 8時46分

 暑い夏は、自宅で癒しを。

 食文化研究家のスギアカツキです。『食は人生を幸せにする』をモットーに、食トレンド、スーパーマーケットやスタバ、ダイエットフード、食育などの情報を“食の専門家”として日々発信しています。

 今年は本当に暑いですね。外出するのも一苦労で、食料の買い出しさえ控えたくなる時があります。でもそんな時は無理をせずに、涼しい自宅で癒し時間を過ごせたら最高ですよね。

 そこで私は、気軽に楽しめるようなものがないか探していたところ、心をつかまれる便利グッズに出会ってしまいました。それは、キッチン周りで豆苗の再生栽培が気軽にできてしまう「つっぱり棒セット」なんです。

 えっ、どういうこと!? と思う人もいると思うので、さっそくどんなアイテムかをご紹介していくことにしましょう。大人にとっては癒しや節約に、子どもにとっては自由研究の材料にもなりそうです!

◆つっぱり棒で豆苗の再生栽培ができる!?

 今回の主役は、つっぱり棒を主力とする家庭向け収納用品メーカー「平安伸銅工業」が今年7月から発売している新商品「tatecco(タテッコ)」というつっぱり棒の新シリーズ。つっぱり棒とアクセサリーのボックスを組み合わせるだけで、豆苗栽培が出来てしまうのです。そうです、このボックスが豆苗のサイズにピッタリになっています。

 このつっぱり棒は3タイプ(高さ48~70センチ対応、70~110センチ対応、110~190センチ対応)あり、上下に3センチ程度のスペースがあれば設置可能。

 我が家では台所の端っこに、「tatecco 縦突っ張り棒70 マットホワイト 高さ70~110cm TCR-2WH」(税込1980円)と「tatecco 縦突っ張り棒用ボックス マットホワイト TCA-4WH」(957円)3個を組み合わせて設置しました。

 一人暮らしのコンパクトな部屋はもちろんのこと、他のモノが並んでいる状態でも空間を作りやすいが魅力です。しかし、まさかこのボックスサイズが、あの豆苗にピッタリだなんて……。

◆豆苗は、2回の再収穫が可能

 そもそも豆苗は栄養バランスが優秀で、価格が常に安定している野菜であることを知っていますか? 豆苗50グラム(約1/2パック)で成人女性が1食分で摂るべきビタミンAやC、葉酸の7割以上満たすことができるのです。

 また骨がもろくなりがちな更年期女性に大切な栄養素であるビタミンKは十分量含まれますから、美容や妊娠に関係するだけでなくアンチエイジング効果も期待ができるということ。

 このような美容野菜が2回も再生栽培できるということは、まだまだ広く知られていないのではないでしょうか? 茎部分をカットして根を水に浸しておくと新しい芽が伸びて7~10日で再収穫が可能です。

 栽培方法に特別なテクニックは要らないので、子どもでも簡単にはじめることができるでしょう。我が家は小学生の息子が自分の部屋でも栽培をはじめました。

◆注意点は2つ。茎をカットする場所と水を替える頻度

 豆苗の再生栽培は誰でも簡単にはじめることができますが、早く確実に再収穫するために覚えておきたいポイントは2つあります。

 ひとつめは、茎をカットする時の場所。豆苗の根元の茎をよく観察すると、小さな芽(脇芽)が2つあることがわかります。この脇芽を残してカットするが正解です。子どもの自由研究としてカット位置比較して観察するのも面白いかもしれません。

 そしてふたつめは、水の交換頻度。特に夏場は容器内の水温が上がり、豆が腐ったりカビが生えたり藻が発生するといったトラブルが起こりやすい環境ですから、1日に2回以上水を替えるようにしましょう。

 すでに私はキッチンで豆苗を育てることが楽しみの一つになっています。無性に癒されて、いつでも豆苗が食べられる幸せを実感中。豆苗を育てる以外に、スパイスや調味料入れもなりますから、その時の気分で用途を変えるのもアリ。さあ、気になる人はぜひ試してみてくださいね。

<文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>

【スギアカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12

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