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激安引越し業者に頼んでみたら大後悔。トンデモ事件が続出して…

女子SPA! 2024年8月27日 8時47分

荒川奈美さん(仮名・38歳)は、3歳の娘と夫と3人暮らし。

幼稚園や小学校のことを考え、良い学区にマンションを購入したいと探していました。

◆新居が決定!ウキウキするも…

幸運なことに、ほぼ希望通りの物件が見つかり、夫とも相談してそこの購入を決定。引っ越しの手配を進めることになりました。

ですが、ある程度貯金をしていたとはいえ、新居に必要な家具などの費用も考えるとかなりの出費。引っ越しはできるだけ安く抑えたほうが良いだろうと数社に相見積もりを取り、できるだけ自分たちで準備をして費用を抑えられる引っ越し業者に依頼しました。

いざ引っ越し当日。引っ越し業者は大幅に遅刻して到着。連絡の1つでもくれたらよいのに、連絡さえなく、問い合わせをしてやっと連絡がつく始末。

「最初からなんだか不穏な空気が漂っていました。ですが引っ越し日は確定していますし、もう引き下がるわけにもいかないので、そのまま引っ越しスタートするしかありませんでした」

◆引っ越し当日に現れたのは…

到着した2名のうち1名は、明らかに新人アルバイト。年度替わりで忙しいのは分かりますが、大物家具やテレビなど、家族3人の荷物をしっかり安全に運んでもらわなくてはいけません。

「引っ越し屋さんって、大きなものを2人で運ぶので2人の連携が取れていないといけないですよね。ですが1人の男性がもう1人を叱りつけてばかりで、聞いているこちらも心配になるほど。とにかく無事終わってくれと思い、わたしたちも手伝いながらなんとか運び出し、運び入れを完了しました」

ですが、その途中でもテレビや箪笥など角がぶつかりやすいものも養生しないまま運んだりと雑さが目立つ仕事ぶり。通常は引っ越しの際、エレベーターも傷がつかないように養生するものですが、それもしないまま運び入れてしまい、ずっとヒヤヒヤしていたのだとか。

やっと引っ越しが終わった荒川さん一家。段ボールの山に囲まれること数日、徐々に箱を開けてものを整理しはじめました。

◆片付けの途中に見つけた衝撃の事実!

すると、うず高く積まれた箱を片付けるごとに見えてきたのは、壁紙の大きな傷。どうやら引っ越し業者が運び入れたときに壁紙に傷をつけ、それを隠すように段ボールを積み上げたようなのです。

「せっかく新築の家に入居したのに、爪痕のような大きな傷がついていてびっくりしました。明らかに引っ越し業者のミスです。あわてて業者に電話しましたが、その日その場でチェックしてもらっているはずだから補償対象外と言われました。段ボールが積まれていたのだから見えるわけないじゃないかと言っても『補償対象外です』の一点張りでした」

◆さらにトホホな悲劇が襲う…

その後さらに、入居したマンションからも問い合わせが。荒川さんが引っ越した日に、玄関付近の共有部分に傷がついたため、修理代を弁償してほしいとのこと。

こちらもおそらく業者に話してもらちが明かないと思い、結局自費で壁紙の修理と共有部分の修理の弁償をすることになってしまった荒川さん。安さに目がくらんで粗悪な業者に頼んでしまったことを後悔しているそうです。

「転居や引っ越しは大きな出費だから安く抑えようと思うのは仕方ないことかもしれませんが、そういうときこそあまりケチらずしっかりした業者を選ぶべきだったと反省しました。安物買いの銭失いとは、このことですね」

<文/塩辛いか乃>

【塩辛いか乃】
世の中の当たり前を疑うアラフィフ主婦ライター。同志社大学文学部英文学科卒。中3繊細マイペース息子と20歳年上の旦那と3人暮らし。乳がんサバイバー(乳房全摘手術・抗がん剤)。趣味はフラメンコ。ラクするための情熱は誰にも負けない効率モンスター。晩酌のお供はイオンのバーリアル。不眠症。note/Twitter:@yukaikayukako

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