義実家から野菜、お米などをもらうと、家計も助かるし嬉しいものですよね。
ただ、もらいものの中には「これは、流石にいらないかも……」というものも少なくありません。
いらないものを貰った場合、処分にも困るし、悩ましいもの。今回の記事では、新婚当初に義母からもらった「あるもの」のお陰で、とんでもないトラブルに巻き込まれてしまった女性の体験談を紹介します。
◆マザコン気質な夫に、戸惑いを感じつつも結婚を決意
三重県在住の皐月さん(仮名・37歳/専業主婦)は、夫との2人暮らし。2年前に出会った夫と、昨年結婚したそうです。夫は家事にも協力的で、温厚な性格。やや物足りなさはあるものの、とくに不満を感じることはないそうです。
ただ、夫に関して「1点」のみ、皐月さんには困っていることが。それは、夫にマザコン気質な一面があることなのだとか。夫は一人っ子で、家族思い。自分には兄弟がいないから、両親のために実家の近くに住んで欲しいと言われた時は、皐月さんも思わず面食らったそう。誰だって、義実家の近くに住むのは嫌ですよね……。
皐月さんは最初のころは「義実家の近くに住むなら、結婚したくない」と言っていたのですが、悲しい表情をする夫の顔を見ると申し訳ない気持ちになり……。結局、皐月さんが折れて、義実家の近くに住むことになったそう。事件は、そこから始まったのです。
◆運気がアップするからと義母から観葉植物をもらうことに
それは結婚して、すぐのことでした。ある日、夫が義実家の様子を見にいき、家に戻ってきた時に、何やら大きな観葉植物を抱えていたそうです。
新居は2LDKで狭いので、観葉植物を置くスペースはありません。「そんな大きな観葉植物、どうしたの」とたずねると、なんと義母からのプレゼントだそう。義母は風水オタクで、家のあちこちには「気を浄化する」という意味で、水晶や観葉植物が置かれていました。いずれもインテリアにそぐわないため、その置き場だけが浮いているように感じていたと、皐月さんは語ります。
皐月さんたちが暮らす部屋は、白と黒のモノトーンで統一されており、夫がもってきた観葉植物は部屋のテイストに合わないと感じたのだとか。そこで皐月さんは、夫に「そんな大きな観葉植物、いらない。返してきて」と答えたそうです。
すると夫は「お母さんが、せっかく買ってきてくれたのに」と言いはじめ、少し目を潤ませたのだとか。なんでも夫の話によると、東南に観葉植物を置くと運気が上がるからという理由で、義母から渡されたそうです。
結局、夫の願いを受けるしかなく、渋々部屋の東南方位に観葉植物を置くことにしました。最初のうちは水やりをしていたものの、徐々に面倒になり、やがて水を与えなくなったそうです。するとみるみる幹や枝が枯れていき、やせ細っていったそうです。捨てたいと思ったけれども、夫は「もらった大切なものだから」と捨てることを許してくれなかったそうです。
やがて夏の時期になり、夫婦は4日ほど旅行へ出かけたそうです。そして、家に戻った途端、部屋の様子を見て開いた口が塞がらなかったそうです。なんと、観葉植物の周辺には、コバエらしきものが大量発生していたのです……。
◆部屋に沸いた大量のコバエに絶句
そういえば、旅行に行く前から小さなコバエが数匹ぷーんと飛んでいるのを目撃していました。エアコンをつけずに数日経ったことから、よりコバエが増えたのでしょう。観葉植物のハチをどかすと、そこには小さな蛆のようなものや、コバエがうじゃうじゃ。旅から戻るなり、皐月さんはその異様な光景を見て「ギャー―!」と、絶叫したそうです。
この時ばかりは、皐月さんも「流石に、もう捨てたい」と夫に懇願したのだとか。それでも、夫は「でも、お母さんからもらった大切なものだから……」とまだ言い始める始末。
部屋がこんな悲惨な状態になったのに、まだ捨てようとしないなんて。流石に皐月さんも、この時ばかりは病みそうになったと語ります。結局、皐月さんが泣きながら「捨てないなら離婚する」と強く言い始めたことをきっかけに、夫は渋々その観葉植物を処分したそうです。
処分する時に、夫がブツブツと「せっかく、お母さんがくれたのに」と小言をいっていたのも、皐月さんは恐怖を感じたそうです。部屋の快適さよりも、お母さんの真心を大事にする人なのだと感じたそう。
この経験から、皐月さんは義実家からいらないものを受け取りそうになったら、きっぱりと断るようになったのだとか。食べ物ならまだしも、植物やお花など水やりやお世話が必要なものの場合、腐らせてしまう可能性があります。管理ができないなら、いっそ断った方がいいのかもしれませんね。
<文/みくまゆたん>
【みくまゆたん】
フリーライター兼占い師。数々の婚活経験を元に、大手メディアや出版社などで恋愛、婚活、占いコラムなどを執筆中。
Twitter:@mikumayutan
ただ、もらいものの中には「これは、流石にいらないかも……」というものも少なくありません。
いらないものを貰った場合、処分にも困るし、悩ましいもの。今回の記事では、新婚当初に義母からもらった「あるもの」のお陰で、とんでもないトラブルに巻き込まれてしまった女性の体験談を紹介します。
◆マザコン気質な夫に、戸惑いを感じつつも結婚を決意
三重県在住の皐月さん(仮名・37歳/専業主婦)は、夫との2人暮らし。2年前に出会った夫と、昨年結婚したそうです。夫は家事にも協力的で、温厚な性格。やや物足りなさはあるものの、とくに不満を感じることはないそうです。
ただ、夫に関して「1点」のみ、皐月さんには困っていることが。それは、夫にマザコン気質な一面があることなのだとか。夫は一人っ子で、家族思い。自分には兄弟がいないから、両親のために実家の近くに住んで欲しいと言われた時は、皐月さんも思わず面食らったそう。誰だって、義実家の近くに住むのは嫌ですよね……。
皐月さんは最初のころは「義実家の近くに住むなら、結婚したくない」と言っていたのですが、悲しい表情をする夫の顔を見ると申し訳ない気持ちになり……。結局、皐月さんが折れて、義実家の近くに住むことになったそう。事件は、そこから始まったのです。
◆運気がアップするからと義母から観葉植物をもらうことに
それは結婚して、すぐのことでした。ある日、夫が義実家の様子を見にいき、家に戻ってきた時に、何やら大きな観葉植物を抱えていたそうです。
新居は2LDKで狭いので、観葉植物を置くスペースはありません。「そんな大きな観葉植物、どうしたの」とたずねると、なんと義母からのプレゼントだそう。義母は風水オタクで、家のあちこちには「気を浄化する」という意味で、水晶や観葉植物が置かれていました。いずれもインテリアにそぐわないため、その置き場だけが浮いているように感じていたと、皐月さんは語ります。
皐月さんたちが暮らす部屋は、白と黒のモノトーンで統一されており、夫がもってきた観葉植物は部屋のテイストに合わないと感じたのだとか。そこで皐月さんは、夫に「そんな大きな観葉植物、いらない。返してきて」と答えたそうです。
すると夫は「お母さんが、せっかく買ってきてくれたのに」と言いはじめ、少し目を潤ませたのだとか。なんでも夫の話によると、東南に観葉植物を置くと運気が上がるからという理由で、義母から渡されたそうです。
結局、夫の願いを受けるしかなく、渋々部屋の東南方位に観葉植物を置くことにしました。最初のうちは水やりをしていたものの、徐々に面倒になり、やがて水を与えなくなったそうです。するとみるみる幹や枝が枯れていき、やせ細っていったそうです。捨てたいと思ったけれども、夫は「もらった大切なものだから」と捨てることを許してくれなかったそうです。
やがて夏の時期になり、夫婦は4日ほど旅行へ出かけたそうです。そして、家に戻った途端、部屋の様子を見て開いた口が塞がらなかったそうです。なんと、観葉植物の周辺には、コバエらしきものが大量発生していたのです……。
◆部屋に沸いた大量のコバエに絶句
そういえば、旅行に行く前から小さなコバエが数匹ぷーんと飛んでいるのを目撃していました。エアコンをつけずに数日経ったことから、よりコバエが増えたのでしょう。観葉植物のハチをどかすと、そこには小さな蛆のようなものや、コバエがうじゃうじゃ。旅から戻るなり、皐月さんはその異様な光景を見て「ギャー―!」と、絶叫したそうです。
この時ばかりは、皐月さんも「流石に、もう捨てたい」と夫に懇願したのだとか。それでも、夫は「でも、お母さんからもらった大切なものだから……」とまだ言い始める始末。
部屋がこんな悲惨な状態になったのに、まだ捨てようとしないなんて。流石に皐月さんも、この時ばかりは病みそうになったと語ります。結局、皐月さんが泣きながら「捨てないなら離婚する」と強く言い始めたことをきっかけに、夫は渋々その観葉植物を処分したそうです。
処分する時に、夫がブツブツと「せっかく、お母さんがくれたのに」と小言をいっていたのも、皐月さんは恐怖を感じたそうです。部屋の快適さよりも、お母さんの真心を大事にする人なのだと感じたそう。
この経験から、皐月さんは義実家からいらないものを受け取りそうになったら、きっぱりと断るようになったのだとか。食べ物ならまだしも、植物やお花など水やりやお世話が必要なものの場合、腐らせてしまう可能性があります。管理ができないなら、いっそ断った方がいいのかもしれませんね。
<文/みくまゆたん>
【みくまゆたん】
フリーライター兼占い師。数々の婚活経験を元に、大手メディアや出版社などで恋愛、婚活、占いコラムなどを執筆中。
Twitter:@mikumayutan