女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「結婚」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2020年8月14日 記事は取材時の状況)
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円満な関係の夫や彼氏が、もし知らない女性と一緒にいるところを目撃してしまったら、あなたならどうしますか?
そのまま帰宅して彼の様子をみるのもモヤモヤしますし…後をつけるのも勇気がいりますよね。
今回は、そんな経験をした女性のエピソードをご紹介しましょう。
山中春菜さん(仮名・33歳・主婦)は、夫のKさん(38歳・IT系企業勤務)と結婚して3年になります。
「ここ1年程ちょっと会話が減ってきたかな?という気はしますが…仲は良い方だと思いますよ。彼がテレワークで、一緒にいる時間も増えましたし」
◆コロナで自作パスタにハマり、太った夫
そんな中、コロナのせいでなかなか外食に行けなくなってしまった夫は、パスタ作りにハマりました。
「なのでランチによくカルボナーラを作ってくれるようになって。火加減が難しく、卵のトロトロ具合が理想通りに出来ないと何度もチャレンジしていましたね。それが結構美味しくて」
ですが、そのせいか彼ははみるみる太っていきました。
「私はYouTubeを見ながら、よくトレーニングをして汗をかいているので良いのですが…Kは全く体を動かさず高カロリーのものを食べていますからね」
なのでKさんが「ジョギングを始めようと思う」と言い出した時には、大賛成した春菜さん。
「Kは運動が大嫌いで、まさかジョギングをするなんてと驚きましたね。ようやく重い腰を上げて、健康の事を考えてくれるようになったんだと嬉しくなりました」
それから週に2~3度のペースでジョギングに行くようになったKさん。
「毎回2~3時間は帰ってこないので、そんな長い時間走れるなんてスゴいなぁと思っていたんですよ」
◆夫は女性ジョガーと一緒に走り、ホテルへ
そんなある日、また夫がジョギングに出かけると…。
「その時ふと『あ、郵便局に行く用事があったんだ』と思い出し、私もすぐに自転車で家を出たんですよ」
郵便局に向かってペダルをこいでいると、ジョギングしているKさんの後ろ姿を見かけた春菜さん。
「なんだか楽しそうに走っているな、と微笑ましく見守っていたら…なんと、Kの向かいから走ってきたおしゃれな女性ジョガーと笑顔で見つめ合い、並走しだしたんですよ」
“え、ちょっと待って!いったいどういう事?”と頭が混乱する春菜さんですが、気がつくとゆっくりと自転車で2人の後を追っていたそう。
「するとマイナーな隣の駅のラブホテルに、2人は吸い込まれるように入って行って…あわててスマホで写真を撮りました。うちの近所にラブホがあったなんて、その時初めて知りましたね」
◆何食わぬ顔で帰宅した夫に写真を突きつけたら
いきなり、思わぬ現実を目撃してしまった春菜さん。
「私はKが不倫しているなんて全く気がついていなかったのでショックでしたね。フラフラしながら自転車をこぎ、やっとの思いで帰りました」
すると3時間後「頑張っていつもより遠くまで走ったら汗だくだよ~」とタオルで顔を拭きながら、何食わぬ顔で帰宅するKさん。
「笑顔で『さっき、偶然Kを見かけたよ』とスマホで撮った証拠写真を見せたら…さらに汗だくになって膝から崩れ落ちてましたね」
実は、先程の女性は会社の同僚で、最近不倫関係になったそう。オンラインデートじゃ我慢できなくなり、ジョギングを言い訳にして、彼女を自宅の近所まで呼び出し、2人の時間を楽しんでいたのだとか。
「私はジョギングを始めたKを『スゴいね、エラいね!』と褒め続けていたのに…実際は、昼間っから堂々と不倫していただけだったなんて、と急にバカらしくなり怒る気力もなくなりました」
◆夫を許せず、無視し続けている
春菜さんは、寝室に鍵をかけて閉じこもって泣いてしまったそう。
「Kは寝室に向かって『本当にごめんなさい、もう彼女とは会わないから』と何度も言っていましたが、無視して朝まで出ていきませんでした」
それから、春菜さんは夫を無視し続けていますが…彼は黙ってソファーで寝起きし、掃除などの家事を積極的にしてくれるようになったのだとか。
「罪滅ぼしのつもりなのかもしれませんが、まだとても許す気にはなれませんね。しかもコロナ禍の今、何を考えてるんだとあきれるばかりです」
「Kのした事を許せる日が来るのでしょうか?」とため息をつく春菜さんなのでした。
<文&イラスト/鈴木詩子>
【鈴木詩子】
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop
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円満な関係の夫や彼氏が、もし知らない女性と一緒にいるところを目撃してしまったら、あなたならどうしますか?
そのまま帰宅して彼の様子をみるのもモヤモヤしますし…後をつけるのも勇気がいりますよね。
今回は、そんな経験をした女性のエピソードをご紹介しましょう。
山中春菜さん(仮名・33歳・主婦)は、夫のKさん(38歳・IT系企業勤務)と結婚して3年になります。
「ここ1年程ちょっと会話が減ってきたかな?という気はしますが…仲は良い方だと思いますよ。彼がテレワークで、一緒にいる時間も増えましたし」
◆コロナで自作パスタにハマり、太った夫
そんな中、コロナのせいでなかなか外食に行けなくなってしまった夫は、パスタ作りにハマりました。
「なのでランチによくカルボナーラを作ってくれるようになって。火加減が難しく、卵のトロトロ具合が理想通りに出来ないと何度もチャレンジしていましたね。それが結構美味しくて」
ですが、そのせいか彼ははみるみる太っていきました。
「私はYouTubeを見ながら、よくトレーニングをして汗をかいているので良いのですが…Kは全く体を動かさず高カロリーのものを食べていますからね」
なのでKさんが「ジョギングを始めようと思う」と言い出した時には、大賛成した春菜さん。
「Kは運動が大嫌いで、まさかジョギングをするなんてと驚きましたね。ようやく重い腰を上げて、健康の事を考えてくれるようになったんだと嬉しくなりました」
それから週に2~3度のペースでジョギングに行くようになったKさん。
「毎回2~3時間は帰ってこないので、そんな長い時間走れるなんてスゴいなぁと思っていたんですよ」
◆夫は女性ジョガーと一緒に走り、ホテルへ
そんなある日、また夫がジョギングに出かけると…。
「その時ふと『あ、郵便局に行く用事があったんだ』と思い出し、私もすぐに自転車で家を出たんですよ」
郵便局に向かってペダルをこいでいると、ジョギングしているKさんの後ろ姿を見かけた春菜さん。
「なんだか楽しそうに走っているな、と微笑ましく見守っていたら…なんと、Kの向かいから走ってきたおしゃれな女性ジョガーと笑顔で見つめ合い、並走しだしたんですよ」
“え、ちょっと待って!いったいどういう事?”と頭が混乱する春菜さんですが、気がつくとゆっくりと自転車で2人の後を追っていたそう。
「するとマイナーな隣の駅のラブホテルに、2人は吸い込まれるように入って行って…あわててスマホで写真を撮りました。うちの近所にラブホがあったなんて、その時初めて知りましたね」
◆何食わぬ顔で帰宅した夫に写真を突きつけたら
いきなり、思わぬ現実を目撃してしまった春菜さん。
「私はKが不倫しているなんて全く気がついていなかったのでショックでしたね。フラフラしながら自転車をこぎ、やっとの思いで帰りました」
すると3時間後「頑張っていつもより遠くまで走ったら汗だくだよ~」とタオルで顔を拭きながら、何食わぬ顔で帰宅するKさん。
「笑顔で『さっき、偶然Kを見かけたよ』とスマホで撮った証拠写真を見せたら…さらに汗だくになって膝から崩れ落ちてましたね」
実は、先程の女性は会社の同僚で、最近不倫関係になったそう。オンラインデートじゃ我慢できなくなり、ジョギングを言い訳にして、彼女を自宅の近所まで呼び出し、2人の時間を楽しんでいたのだとか。
「私はジョギングを始めたKを『スゴいね、エラいね!』と褒め続けていたのに…実際は、昼間っから堂々と不倫していただけだったなんて、と急にバカらしくなり怒る気力もなくなりました」
◆夫を許せず、無視し続けている
春菜さんは、寝室に鍵をかけて閉じこもって泣いてしまったそう。
「Kは寝室に向かって『本当にごめんなさい、もう彼女とは会わないから』と何度も言っていましたが、無視して朝まで出ていきませんでした」
それから、春菜さんは夫を無視し続けていますが…彼は黙ってソファーで寝起きし、掃除などの家事を積極的にしてくれるようになったのだとか。
「罪滅ぼしのつもりなのかもしれませんが、まだとても許す気にはなれませんね。しかもコロナ禍の今、何を考えてるんだとあきれるばかりです」
「Kのした事を許せる日が来るのでしょうか?」とため息をつく春菜さんなのでした。
<文&イラスト/鈴木詩子>
【鈴木詩子】
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop