Infoseek 楽天

気弱なそうな男性の「裏の顔」にゾゾッ…39歳女性の恐怖体験。“やばい性癖”より恐ろしかったのは

女子SPA! 2024年9月12日 15時47分

恋愛・婚活コンサルタントの田中亜依です。700万円の費用を投じた10年間の婚活で、600人以上の男性とデートを重ねた末に結婚しました。“本気の婚活経験”を活かし、年間1000人以上の男女の恋愛サポートを行ってきた筆者が、婚活に「リアルに役立つ情報」をお伝えします。

◆自分で店員を呼べないほど控えめな男性の“豹変”

9月に入ってもまだまだ暑い日が続きます。そんな暑さを吹っ飛ばすような「怖い話」を取材しました。話してくれたのは39歳の女性・中村芽衣さん(仮名/会社員)、マッチングアプリでの恐怖体験だといいます。

――中村さんはどんな体験をされたんですか?

「裏の顔をもつ男性に出会ってしまったんです。3つ下の証券マンの彼とはTinderで知り合ったんです。見た目は流行りのしょうゆ顔で、小柄だけど筋肉質。服装はシンプルだけど実はコートや靴はイギリス系のブランドで、こだわりがある感じでした。とはいえ、いたって普通の男性でした」(中村さん、以下カッコ内同)

――そんな普通の男性に、裏の顔があったんですね。

「出会った当初は普通だったんです。初回のデートはバルみたいなところを予約してくれて、普通に仕事や趣味の話をししました。Tinderで出会った男性はどちらかというとグイグイくる感じの方が多かったんですが、彼は店で『自分で店員さんを呼べないから』と私にお願いしてくるような、控えめな男性でした。

でも別れ際に『こんなにも綺麗な方とお会いできて嬉しかったです』と言ってくれました。また会いたいと思っていたので、嬉しかったです」

◆誰にも言えない“僕の性癖”を受け入れて!

――ストレートに気持ちを言葉に出してくれるのはやっぱり嬉しいですよね。

「その後は順調に2回、3回とデートを重ねました。そして、ある日急に彼が、なぜ私と会っているか言ってきたんです。

『芽衣さんは、なんでも受け入れてくれそうだよね。僕ね、実は誰にも言っていないフェチがあるんだ。それも芽衣さんなら受け入れてくれそう。

僕、綺麗な女性をいじめたいの。綺麗な顔がクシャクシャになっているところを見るのが好きなんだ。僕とそういうプレイしない?』

一瞬血の気が引きました。でも、なんだろう……可愛らしい顔つきで口調もすごく柔らかいから、ついOKしちゃったんです(笑)」

◆リュックに夢と「大人のおもちゃ」を詰めてきた彼

――話を聞いているだけだと、私なら怖くて断ってしまいそうです……。

「私が断らないと彼は見抜いてたんでしょうね。その後『これが僕のお気に入りのプレイだよ』と言って、FANZAというアダルトサイトでAVを紹介してくれました(笑)。

タイトルは忘れましたが、シリーズものでした。キャビンアテンドさんや受付の方など華やかと言われている職業の制服を着た女性が、男性にロープで縛られたり、大人のおもちゃを使われたりしている動画でした」

――それを見て実際どう思ったんですか?

「実は私、Mなんです(笑)。だから興味を持ってしまいました。彼は『今度持ってきたいものがある!』と言って、すごくワクワクしていました(笑)。

数日後、ご飯に行った後ホテルへ行きました。彼はリュックに大人のおもちゃを何種類も用意していました。彼が好きなAVを一緒に見て、『これやりたい、あれやりたい』って。今まで積極的に意見を発してこなかったのに、その日だけは違いました」

◆このまま趣味の合う恋人同士になれるのか

――おふたりは恋人同士になったんですか?

「知り合ってから3ヶ月くらい経った頃、私も関係が気になったんで聞いたんです。そうしたら『芽衣さんは年上で、お付き合いするとすぐに結婚となってしまいそうで今一歩踏み出せない。でも好きは好き』と言われました。

なんとも微妙な答えだったんですが、その時は私も彼と一緒にいることが楽しかったので、また会うことにしたんです。

でも客観的に見たら私たちの関係はセフレみたいなもの。だからなんとか恋愛にシフトチェンジしたいと思って、私の家に呼んだんです。床上手っていう点では合格点をもらえそうなので、古い考え方ですが今度は胃袋を掴もうと思ったんです(笑)」

――あはは(笑)。それでは、料理を振る舞ったんですね!

「はい。肉じゃがと生姜焼きを作りました。全て茶色くなってしまって全然映えなかったです。でも、ここからが本当の怖い話で。彼の“裏の顔”を見てしまったんです」

――え、彼の性癖は、まだ裏の顔じゃなかったんですか?

◆彼女の飼い犬へ「まさかの言葉」をかけた上に……

「私には3キロのトイプードルのモモがいるんです。モモが家にいることは彼も知っていたんですが、犬が苦手だったようで、私の前では『怖い怖い』とビクビクしていました。

私の家のキッチンはリビングとガラス扉を挟んだ廊下にあって、少し距離はありますが、リビングから声をかけられたら聞こえます。料理をしている時に、彼が私に何か話しかけてきたんですが、料理に集中したかったので聞こえないふりをして無視したんです。それで、彼は私に声が届いていないと思ったんでしょう。

彼は、リビングに一緒にいるモモに、悪態をついていたんです。

『ウザイんだよ、お前。いつでもお前のことなんて殺せるんだからな』」

◆今何かしたら本当に殺されるかもしれない……

「びっくりしてそっと覗くと、モモの顔の前で、床を足でドン、ドンと蹴って、怖がらせていたんです。

その時、本気で恐怖を感じました。ただ、今何かしたら本当に殺されるかもしれない……。まずは冷静に対処しなきゃと考え、できた料理をすぐにリビングへ運びました。

モモは部屋の角に隠れていて全然出てきませんでした。尻尾も両足の間に入れて身を小さくしていたので、本当に申し訳ない気持ちでした」

◆その男にとっての「一番の恐怖」を持ち出した

――それから、どうなったんですか?

「ご飯を食べた後、私が急に体調が悪くなったと言って、彼には帰ってもらいました。どうにか会うのをやめなきゃと考えていたのですが、私の家も知っているので変な別れ方をしたら家に来そうだし……。

一生懸命考えた結果、『私と結婚を前提に付き合ってほしい。今の状況が辛すぎる』と伝えました。

そうしたら彼は、結婚はできないからと言ってこの関係を終わらせてきました。結婚を考えていない女性から結婚を迫ると、本当にわかりやすく男性は離れるな~と思いました。

でも、小さな動物にあんな仕打ちをする男性とは絶対に付き合えないです」

◆アプリの男性と密室で会う前に考えたいこと

今回のお話は運よく、直接的な危害を加えられることなく終わりましたが、中村さんも飼い犬のモモちゃんも非常に怖い思いをしました。マッチングアプリの出会いでは相手を信用できるまで、家に招かないこと、一緒に車に乗らないことが鉄則だと思います。

私がアプリで知り合った男性と会う時は、男性と会う直前に友人へ「○○というアプリで知り合った男性とどこどこにご飯食べに行くよ。3時間後に連絡がない場合は電話ください」とLINEをしたこともありました。

安全で安心な出会いのため、自分でできる対策を用意しておくといいかもしれません。

※個人が特定されないよう一部脚色してあります。

<文/田中亜依>

【田中亜依】
恋愛・婚活コンサルタント、デートコーチ。婚活歴10年、婚活に700万円を投資。マッチングアプリ、結婚相談所、合コンで600人以上の男性と出会い結婚。この経験を生かし、国内最大手結婚相談所にて「また会いたくなるデート方法」などのセミナー講師として活動。公式ホームページ/Twitter:@date_coach_ai/Instagram:@ai_tanaka1019

この記事の関連ニュース