今年も地震や台風などの自然災害が猛威を振るっています。これまで食品や日用品のローリングストックを“何となく心掛ける”程度しか備えをしていなかった我が家ですが、去年の夏にはSNSで話題になっていた「防災ボトル」を作りました。
必要なものがほぼ100円ショップで揃い、誰でも気軽に用意することのできる防災ボトル。1年が経過したので中身の見直しをおこないつつ、改めて防災ボトルについて紹介したいと思います。
◆警視庁が考案! いざという時に役立つ防災ボトル
「防災ボトル」は2022年にTwitter(現X)で警視庁警備部災害対策課が紹介した、災害時に役立つアイテムを詰め込んだボトルのこと。外出時に持ち歩けること、そして、複数の店をハシゴしなくても100円ショップに行くだけで必要な物がほぼ揃うという手軽さが話題となりました。
人々の防災意識が高まっている現在、市販の「防災セット」はかなり品薄な状態。ないものは自分で作って“もしも”に備えましょう!
◆ボトルに10以上のアイテムを詰めても、重さは文庫本程度
前出の投稿を受けて、筆者が去年ボトルに詰めたアイテムは次のとおり。
容器は500mlのウォーターボトル。コンパクトに見えますが、中には、ミニライト・ホイッスル・アルコール消毒綿×2・圧縮タオル×2・エチケット袋・非常食(羊羹・チョコレート)・油性ペン・ビニール袋×2・ばんそうこう・常備薬・現金と、なんと10アイテム以上が入っています。
防災ボトルは250グラム弱と、文庫本1冊ほどの重さ。普段使っているバッグの中に忍ばせてもそこまで負担に感じません。筆者はいつも車のドアポケット部分に置いて備えています。
◆作ってから1年が経過。新たに見直すべきポイントは?
幸いなことにこれまで出番が一度もなかった防災ボトル。久々に開けて中身を見直してみることにしました。
まず初めにチェックすべきは非常食。チョコレート菓子は賞味期限が切れる直前に気付いて食べてしまったので補充。羊羹の期限は3ヶ月ほど過ぎてしまっていたため、新たに購入して入れ替えました。
賞味期限を手軽に確認できるようボトルに記入。これでうっかり期限を切らしてしまうのを防止できそう。
◆非常用ライトで“危なかったかもしれない”ことは
ライトは問題なく点灯。しかしここでふと、「電池をずっと入れっぱなしにしていたのはよくなかったのでは?」と気付きました。
電池の液漏れによりライトが壊れてしまっていた場合、非常時に使えない危険性があります。そこで電池はライトから抜き、別にしてボトルに入れることに。
◆女性目線で新たなアイテムも追加
スペースにまだ余裕があったため、新たに生理用品をラインナップに加えました。災害時はもちろんのこと、車に置いてあるといざという時に安心です。
あとは常備薬の見直しも大切。新たに飲んでいる薬がある場合は忘れずに入れておくようにしましょう。
見直し完了!
詰めるアイテムを増やしたことでだいぶ窮屈になってしまいましたが、きちんと中身を取り出すことができたので問題なし。
◆出番がなくても、定期的に中身の確認&見直しを!
防災グッズは必要な時に使うことができなければ、備えの意味がありません。そのためにも定期的に中身をチェックしてアップデートしていくことが重要。例えば9月1日の防災の日に合わせ、毎年9月を備蓄品や防災グッズの見直し月間として設定するのもおすすめです。
防災ボトルは備えの入門編としてもぴったりなので、是非作ってみてくださいね。
<写真・文/鈴木美奈子>
【鈴木美奈子】
雑誌の読者モデルから2児のママに。現在はライターとして、コスメ・美容、家事コツなどの記事を執筆。
必要なものがほぼ100円ショップで揃い、誰でも気軽に用意することのできる防災ボトル。1年が経過したので中身の見直しをおこないつつ、改めて防災ボトルについて紹介したいと思います。
◆警視庁が考案! いざという時に役立つ防災ボトル
「防災ボトル」は2022年にTwitter(現X)で警視庁警備部災害対策課が紹介した、災害時に役立つアイテムを詰め込んだボトルのこと。外出時に持ち歩けること、そして、複数の店をハシゴしなくても100円ショップに行くだけで必要な物がほぼ揃うという手軽さが話題となりました。
人々の防災意識が高まっている現在、市販の「防災セット」はかなり品薄な状態。ないものは自分で作って“もしも”に備えましょう!
◆ボトルに10以上のアイテムを詰めても、重さは文庫本程度
前出の投稿を受けて、筆者が去年ボトルに詰めたアイテムは次のとおり。
容器は500mlのウォーターボトル。コンパクトに見えますが、中には、ミニライト・ホイッスル・アルコール消毒綿×2・圧縮タオル×2・エチケット袋・非常食(羊羹・チョコレート)・油性ペン・ビニール袋×2・ばんそうこう・常備薬・現金と、なんと10アイテム以上が入っています。
防災ボトルは250グラム弱と、文庫本1冊ほどの重さ。普段使っているバッグの中に忍ばせてもそこまで負担に感じません。筆者はいつも車のドアポケット部分に置いて備えています。
◆作ってから1年が経過。新たに見直すべきポイントは?
幸いなことにこれまで出番が一度もなかった防災ボトル。久々に開けて中身を見直してみることにしました。
まず初めにチェックすべきは非常食。チョコレート菓子は賞味期限が切れる直前に気付いて食べてしまったので補充。羊羹の期限は3ヶ月ほど過ぎてしまっていたため、新たに購入して入れ替えました。
賞味期限を手軽に確認できるようボトルに記入。これでうっかり期限を切らしてしまうのを防止できそう。
◆非常用ライトで“危なかったかもしれない”ことは
ライトは問題なく点灯。しかしここでふと、「電池をずっと入れっぱなしにしていたのはよくなかったのでは?」と気付きました。
電池の液漏れによりライトが壊れてしまっていた場合、非常時に使えない危険性があります。そこで電池はライトから抜き、別にしてボトルに入れることに。
◆女性目線で新たなアイテムも追加
スペースにまだ余裕があったため、新たに生理用品をラインナップに加えました。災害時はもちろんのこと、車に置いてあるといざという時に安心です。
あとは常備薬の見直しも大切。新たに飲んでいる薬がある場合は忘れずに入れておくようにしましょう。
見直し完了!
詰めるアイテムを増やしたことでだいぶ窮屈になってしまいましたが、きちんと中身を取り出すことができたので問題なし。
◆出番がなくても、定期的に中身の確認&見直しを!
防災グッズは必要な時に使うことができなければ、備えの意味がありません。そのためにも定期的に中身をチェックしてアップデートしていくことが重要。例えば9月1日の防災の日に合わせ、毎年9月を備蓄品や防災グッズの見直し月間として設定するのもおすすめです。
防災ボトルは備えの入門編としてもぴったりなので、是非作ってみてくださいね。
<写真・文/鈴木美奈子>
【鈴木美奈子】
雑誌の読者モデルから2児のママに。現在はライターとして、コスメ・美容、家事コツなどの記事を執筆。