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「私って“幼いおばさん”だったんだ」35歳女性の気づき。20人に連続でフラれた“残酷な理由”は

女子SPA! 2024年9月7日 15時47分

こんにちは。これまで1000人以上の男女の相談に乗ってきた、恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。

私自身が髪もボサボサで化粧もしない“完全なる非モテ”から脱出した経験から、多くの方々の「もったいない」をご指摘してきました。誰も言ってくれない「恋愛に役立つリアルな情報」をお伝えします。

◆人気がない婚活者は「価値観の合う人」に出会うこともできない

結婚相手の理想は時代によって変わります。今は男性も女性もモテる人も非モテもみな「価値観重視」で、価値観が合う人を希望しています。

価値観というのはものすごく都合がいい言葉だと思います。残酷なようですが、人気がない人に価値観が合う相手は見つからないのです。しかし、本人は人気がないという現実には気が付かず価値観が合う人に出会えないと解釈してしまいがちです。

「価値観が合う人を探して婚活しているのに苦戦している」という、幼稚園教諭の麻衣さん(仮名・35歳)がご相談に来ました。女子校から女性ばかりの学部に進学し、職場に出会いはありません。今まで一度も交際経験はないそうです。

◆婚活パーティーで会話が盛り上がったと思ったら

具体的にどのように苦戦しているのでしょう。

「初めての婚活は去年参加した婚活パーティーです。同い年の男性と、仕事の話で盛り上がったんです。彼は『保育士さんってすごいよね。子どもが好きなんだ』って褒めてくれて。私も相手の男性も映画『ハリー・ポッター』が好きだったので、『メイキング・オブ・ハリー・ポッター』(※)の話に興味津々で、会話が弾んだんです。(※同作のメイキングの裏側を見られるという都内の施設)

でも、他の男性とは共通の話題が見つからなくて。趣味が釣りって言われても『そうなんですね』と相槌(あいづち)を打つのがやっとで、時間が経つのが長く感じました。

希望の相手を書く時には会話が盛り上がった男性の番号を書いたのですが……ハリー・ポッターの彼は別の女性とマッチングしたみたいでした。会話が盛り上がらないと思った男性からは『いいね』が来たけど、私が希望を出さなかったのでマッチングはしませんでした」

今の婚活パーティーでは、男女で数分ずつ会話していき、希望する相手に『いいね』を送ることができます。男性は参加費が高いのもあり、多くの人が優先順位をつけながら希望欄をすべて埋めて『いいね』を送るのに対し、女性は第一希望しか出さない人も珍しくありません。

麻衣さんが会話が盛り上がらないと思った男性も、男性にしたら楽しかったのかもしれませんし、あるいは麻衣さんは第三希望ぐらいかもしれません。

◆30代男性20人にフラれ、寄ってくるのは50代ばかり”

そんな経験があり、婚活パーティーは自分に合わないと思った麻衣さん。マッチングアプリも流行っていますが、麻衣さんは父親や兄弟に見られたくないという理由で、利用したくなかったそうです。

やがて、身元確認のしっかりしている結婚相談所に入会します。「相談できる仲人(なこうど)もいるし、婚活パーティーよりたくさんの人の中から探せるので効率も良い」と思いました。

入会してから7~8人の男性から申し込み(会ってみたいという打診のこと)が来ましたが、50代以上の男性が多く、最も若い男性でも48歳でした。麻衣さんと同じ30代男性からの申し込みは0件です。

仲人に相談したところ「自分から申し込みしましょう」と提案され、34~39歳の同年代男性20人に申し込みをしたのですが、お見合い成立は0件でした。

もう一度相談したところ「希望条件を広げてみては? それに、せっかく申し込みしてくれた方ですし、試しにお会いしてみませんか?」と提案されます。試しにお見合いしたアラフィフ男性には初対面で「子どもは欲しいですか?」と聞かれ、気持ち悪くなってお断りしたそうです。

「婚活をしても、価値観が合う人と結婚できる未来が描けない」と、私のところへご相談にやってきたのでした。

◆通勤カジュアルのつもりが、ただの「幼いおばさん」

麻衣さんは35歳独身のわりに、もっと年上にも見えました。服装はウエストゴムの楽なパンツとスニーカーでカジュアルです。カジュアルでもおしゃれな女性はいますが、麻衣さんは生活感がありすぎるのです。職場があるのは住宅街で、いつも自転車で通勤しているそうです。お化粧はしているのですが厚塗り感があり、肌ツヤがありません。髪はふつうのヘアゴムで結んでいました。

仕事では動きやすい制服があり職場に着いたら着替えるので、人目を気にする服はあまり持っていないそうです。

普段の私服とデートの服の写真を見せてもらいました。

「麻衣さん。この服だと、首都圏の婚活女性の中ではもっさりしている部類なんですよ」

「普通じゃないんですか。おしゃれしているつもりなんですけど」

「麻衣さんの職場ならこれで問題ないと思うんだけど、恵比寿とか丸の内とか渋谷に通勤している女性と比べたら生活感ない?」

「あるとおもいます。でも、ヒールを履いて職場に行くわけにはいかないし、ネイルは禁止されているんですよ」

◆誰も35歳の大人に、外見の指摘なんてしてくれない

このマインドでは東京の婚活で勝ち残れない。そう思った私は指摘を続けます。

「分かりますよ。ネイルはしなくてもいいけれど、恵比寿で働く女性も婚活していて、彼女たちは通勤服よりおしゃれして写真を撮って、通勤服よりおしゃれしてお見合いに行っているの。

20代女性もいるし、恵比寿や丸の内勤務の女性と比較検討されると30代男性はもっと華やかでかわいい女性を選ぶから、麻衣さんもメイクを習って外見を磨きましょう。服装が学生っぽいしメイクも10年前と同じなんですよ。

仲人さんには希望条件を広げようってアドバイスされたそうですが、外見の指摘は普通の結婚相談所はしてくれないです」

◆50代男性しか寄ってこないのは、同年代から見たらダサいから

麻衣さんは心から意外そうな顔をしていました。

「そうなんですか!」

「そうですよ。だってお客様だから言いにくいし、ショックを受けるでしょう。50代男性から見れば35歳は相対的に若くてかわいく見えるから申し込むんでしょう。でも同年代男性からみたらダサすぎるの」

「メイクは習ってもいいけど、あまりやる気が起きないんですよね。私はコミュニケーションが取りやすい、価値観が合う人に出会いたいだけなんです」

麻衣さんのいう“コミュニケーションが取りやすい価値観が合う人”とは、婚活パーティーでハリー・ポッターの話が盛り上がった男性のような人のことのようです。

「初対面の女性と会話して盛り上がれる男性って、女性慣れしていてモテる、人気のある男性です。価値観が合うって女性に感じさせるのが上手なんですよ。ある程度あなた自身の人気を上げないと、価値観が合う人もなにもないんです」

「そうなんですか?」

「結婚相談所で申し込みした同年代男性からは、全員お断りされましたんですよね。麻衣さんから見て会ってもいいなと思った男性は、他の女性も『会ってもいい』と思うので人気者なんです」

◆“価値観が合う人”を探す前に、やることがある

麻衣さんは自分が漠然と考えていた理想が高望みであることに気が付き、自分は普通よりずっと外見が手抜きであることは受け入れてくれ、メイクを習って写真を撮り直すと約束してくれました。

“価値観が合う人”を見つけられるのは、婚活市場で一定以上の人気がある人だけだと思っておいてください。価値観が合う人を探す前に、やることがあるケースが多いのです。

※個人が特定されないよう一部脚色してあります。

<文/菊乃>

【菊乃】
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt

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