孤独で心優しい青年が「悪のカリスマ」へと変わっていく物語を描き、社会現象を巻き起こした衝撃作『ジョーカー』(2019年)。主演したアメリカの実力派俳優ホアキン・フェニックス(49)は、主人公アーサー・フレック役を演じるために壮絶なダイエットに励み、23.5キロほど痩せたという。間もなく封切られる続編『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』に向けた役作りは「さらに困難だった」と明かしたホアキンは、「もう役のために減量はしない」と宣言した。
◆もう49歳なのでこれっきりに
今月4日、ベネチア国際映画祭で行われた『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』の記者会見に臨んだホアキン。本作での役作りやそのためのダイエットについて聞かれると、次のように語った。
「ダイエットの詳細について話すつもりはありません。誰も聞きたくないと思うので。ただ、今回はもっと複雑でした。前回にはなかったダンスのリハーサルがたくさんあったんです」
「だから以前より大変に感じましたが、安全は保たれていました。とはいえ、もう49歳なのでこれっきりにしようと思っています」
減量した体でダンスのリハーサルをこなすのは大変だったというホアキン。お腹がすいた時には、共演したレディー・ガガからブルーベリーをもらって、何とかしのいでいたそうだ。前作に続き、今回も肉体改造には成功したものの、今後は極端なダイエットが必要な役は受けたくないようだ。
◆前作では「頭がおかしくなりそうな」食事制限で約23キロ減
前作では、ジョーカー役を演じるために50ポンド(約23キロ)以上の減量をしたというホアキン。「レタスや蒸し野菜、リンゴを1日1回」といった極端な食事制限をして、「頭がおかしくなりそうだった」と明かしていた。
では今回は、いったい何キロやせたのか気になるところだが、会見では詳しいことは語らず。前作では役作りのためにダイエットしたことを積極的に話したが、その結果、減量の話題でもちきりになってしまった反省から「同じことを繰り返したくない」と説明した。
ただ「47ポンド(約21キロ)くらいだったかな」と小声でささやいた後、「というのは冗談で、よくわかりません」とはぐらかす一幕もあったことから、おそらく前回と同じくらい減量したのではないかとみられている。
◆ガガも「かなり体重を減らした」
自身の肉体改造についてあまり多くを語らなかったホアキンだが、会見では『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』でハーリーン・クインゼル(通称ハーレイ・クイン)役を演じたレディー・ガガも、しっかり体重を調整して撮影に臨んだことを明かした。
「ステファニー(ガガの本名)もかなり体重を減らしましたよ。最初にリハーサルで会った後、しばらく姿を見かけていなかったのですが、次に会った時にはすごく細くなっていた。本当に感心しました」
ホアキンにこう称えられたガガは、「私たちは時間をかけて、それぞれのキャラクターの姿に変えていき、細部までこだわって磨き上げていった、ということです」と話すのみで、やはりダイエットについて詳しく話すことはなかったようだ。
◆「レディー・ガガって気がつかなかった」ネットざわつく
ここ数年、見た目の変化が取り沙汰されることが多かったガガ。昨年5月には、テイックトックに投稿した動画を見たユーザーから「これ誰?」と驚きの声が上がった。
動画では、自身が手掛けるコスメブランドの商品をPRしていた彼女だが、その姿を見て「これってレディー・ガガ? 気づかなかった」「ほぼ認識できないんだけど」といった反応が寄せられ、その変貌ぶりに心配を募らせるファンまでいたようだ。
一方で今年6月には、妊娠説が浮上。きっかけは、おなかの部分がふっくらしているように見えるドレスを着て、妹の結婚式に出席している様子がパパラッチされたことだった。噂はすぐさま世界中に広まり、本人がTikTokで「妊娠してません」と完全否定する事態となった。
役作りのための肉体改造が影響してか、最近は容姿がコロコロ変わっていたガガ。そんなプロ意識の高い彼女が演じるハーリーン・クインゼルに今から大きな注目が寄せられている。原作コミックではジョーカーの精神科医として登場しているハーリーンだが、映画ではどのようなキャラクターとして描かれるのか?
『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は10月11日から日本公開予定。
<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
◆もう49歳なのでこれっきりに
今月4日、ベネチア国際映画祭で行われた『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』の記者会見に臨んだホアキン。本作での役作りやそのためのダイエットについて聞かれると、次のように語った。
「ダイエットの詳細について話すつもりはありません。誰も聞きたくないと思うので。ただ、今回はもっと複雑でした。前回にはなかったダンスのリハーサルがたくさんあったんです」
「だから以前より大変に感じましたが、安全は保たれていました。とはいえ、もう49歳なのでこれっきりにしようと思っています」
減量した体でダンスのリハーサルをこなすのは大変だったというホアキン。お腹がすいた時には、共演したレディー・ガガからブルーベリーをもらって、何とかしのいでいたそうだ。前作に続き、今回も肉体改造には成功したものの、今後は極端なダイエットが必要な役は受けたくないようだ。
◆前作では「頭がおかしくなりそうな」食事制限で約23キロ減
前作では、ジョーカー役を演じるために50ポンド(約23キロ)以上の減量をしたというホアキン。「レタスや蒸し野菜、リンゴを1日1回」といった極端な食事制限をして、「頭がおかしくなりそうだった」と明かしていた。
では今回は、いったい何キロやせたのか気になるところだが、会見では詳しいことは語らず。前作では役作りのためにダイエットしたことを積極的に話したが、その結果、減量の話題でもちきりになってしまった反省から「同じことを繰り返したくない」と説明した。
ただ「47ポンド(約21キロ)くらいだったかな」と小声でささやいた後、「というのは冗談で、よくわかりません」とはぐらかす一幕もあったことから、おそらく前回と同じくらい減量したのではないかとみられている。
◆ガガも「かなり体重を減らした」
自身の肉体改造についてあまり多くを語らなかったホアキンだが、会見では『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』でハーリーン・クインゼル(通称ハーレイ・クイン)役を演じたレディー・ガガも、しっかり体重を調整して撮影に臨んだことを明かした。
「ステファニー(ガガの本名)もかなり体重を減らしましたよ。最初にリハーサルで会った後、しばらく姿を見かけていなかったのですが、次に会った時にはすごく細くなっていた。本当に感心しました」
ホアキンにこう称えられたガガは、「私たちは時間をかけて、それぞれのキャラクターの姿に変えていき、細部までこだわって磨き上げていった、ということです」と話すのみで、やはりダイエットについて詳しく話すことはなかったようだ。
◆「レディー・ガガって気がつかなかった」ネットざわつく
ここ数年、見た目の変化が取り沙汰されることが多かったガガ。昨年5月には、テイックトックに投稿した動画を見たユーザーから「これ誰?」と驚きの声が上がった。
動画では、自身が手掛けるコスメブランドの商品をPRしていた彼女だが、その姿を見て「これってレディー・ガガ? 気づかなかった」「ほぼ認識できないんだけど」といった反応が寄せられ、その変貌ぶりに心配を募らせるファンまでいたようだ。
一方で今年6月には、妊娠説が浮上。きっかけは、おなかの部分がふっくらしているように見えるドレスを着て、妹の結婚式に出席している様子がパパラッチされたことだった。噂はすぐさま世界中に広まり、本人がTikTokで「妊娠してません」と完全否定する事態となった。
役作りのための肉体改造が影響してか、最近は容姿がコロコロ変わっていたガガ。そんなプロ意識の高い彼女が演じるハーリーン・クインゼルに今から大きな注目が寄せられている。原作コミックではジョーカーの精神科医として登場しているハーリーンだが、映画ではどのようなキャラクターとして描かれるのか?
『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は10月11日から日本公開予定。
<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>