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お祭りで中学時代の元カレと再会。キスした瞬間、ヤマンバにたこ焼きを投げつけられ…/恋愛人気記事BEST

女子SPA! 2024年9月15日 8時47分

 女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「恋愛」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2018年9月1日 記事は取材時の状況)

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 思いがけず昔の恋をよみがえらせるきっかけになるのが、地元の夏祭り。

 ちょうど2年前の夏、N子さん(34)も、実家を出て都内で働き始めてから実に10年ぶりに地元で行われる大規模な夏祭りに参加をしたそうです。

「もう40年くらい続く、地元ではお馴染みのお祭りです。しょぼめですが花火も打ち上げられるため、夏休みの中学生や高校生の絶好のデートスポットでもあるんですよ」

 かく言うN子さんも、中学生時代は当時の彼氏と浴衣を着て待ち合わせた記憶があるのだとか。懐かしく思いながら、ひとりお祭りの屋台を見て回っていたN子さん。そこで、意外な人に声を掛けられました。

◆中学時代の元カレと再会。花火の瞬間にキス

「なんと、中学校の時に付き合っていた元カレのFくんだったんです。ちょうど彼のことを思い出していたので、あまりの偶然にビックリしました」

 大学進学と同時に地元を出たというFくんもまた、N子さんと同様に久しぶりのお祭り参加だった模様。高校が別々になったせいで自然消滅した関係だったため、嫌な感情を抱くことなくすんなり打ち解けられたと言います。

 ついつい思い出話に花が咲いてしまい、気が付いたらちょうど花火が上がる時間に。

「ちょうど最初の花火が上がった瞬間に、彼がキスをしてくれました。『ファーストキスもこのタイミングだったよね』って、花火の光に照らされながらささやく彼が本当にカッコ良くて……思わず外にいることも忘れて何度もキスしてしまいました」

 ロマンティックムードの中、周囲の目を気にすることなく唇を重ね合う2人。しかし、その時にものすごい形相の女性が自分たちに向かって突進してくるのをN子さんは目撃しました。

◆ヤマンバから大量の屋台グルメを投げつけられたけど…

「彼女は、その手に大量のタコ焼きや焼きそば、じゃがバターなんかを抱えて、血走った瞳で私たちを見ていました。たぶん、もともとはキレイに着つけられていたんでしょうけど、浴衣も半分はだけちゃっていて。人ごみの中で買うのにそうとう苦労したんでしょう。髪もザンバラで、ハッキリ言って山姥(やまんば)みたいでした。

 そして軽く抱き合っていた私と彼をニラみつけて『女に買い物させて浮気してんじゃないわよ!』と怒鳴り、大量の屋台グルメなんかを全力で投げつけて去っていったのです」

 コントのように焼きそばが頭に乗っかったFくんと、バターで顔がテカテカになったN子さん。

 どうやらFくんは、今の彼女に屋台を回らせており、待っている合間にN子さんとイチャついていた模様です。これは、普通に女性だったらドン引きの状況ですよね。二股、許すまじ! となるところです。ところがN子さんは……

◆身体を洗いにホテルへ。その後ヨリを戻して結婚

「『あ~私はしょせん、浮気の相手だったのか~』とちょっとガッカリしたんですけどね。にっちもさっちもいかないこの状況をどうにかしなきゃって気持ちが先に立って。気が付いたら、ホテルでシャワーを浴びていました」

 身体を洗うという名目で、すんなりホテルに直行してしまった2人。そしてお互いに純情を捧げた18年前のデートリバイバルのような形で、がっつりと一夜をともにしてしまったのです。

「そして、それがきっかけで彼とはヨリを戻すことになり、去年入籍をしました。ただ、何となくあの一件はトラウマになってしまって……。彼には絶対に、ひとりで夏祭りに行くことがないよう、この時期は厳しく監視をしています」

 N子さん、今度は自分が屋台グルメを投げつける側にならないよう、お気をつけて……。

―シリーズ 夏の恋愛エピソード vol.13―

<文/もちづき千代子 イラスト/鈴木詩子>

【もちづき千代子】
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。インコと白子と酎ハイをこよなく愛している。Twitter:@kyan__tama

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