女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「義実家・家族」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2019年9月27日 記事は取材時の状況)
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結婚式といえば、新郎・新婦の親からしてみれば、我が子の晴れ舞台のはずですが――。
「“親なら子どもの結婚式は心から祝いたいもの”だとは限らないということを、残念な形で思い知らされました……」
悲しそうな表情で話し出した遥さん(仮名・29歳)。現在は夫の太一さん(仮名・31歳)と幼稚園児の息子の3人で暮らしています。
◆一人息子の結婚、初孫の誕生にすら全く関心を示さない義両親
「入籍前、両家顔合わせの際に、義両親から『まさか太一なんかが結婚できるとは思っていなかった』『こんなやつのどこがよかったの?』などと、口々に言われたんです。それも、冗談ではなくて、本気で馬鹿にしている口調でした。いい気持ちはしなかったですね。前々から、太一に『自分は一人っ子なのに出来が悪いから、両親から嫌われている』とは聞いていましたが、ここまで露骨なものなのかとびっくりしました」
結婚してから約一年で遥さんは妊娠。安定期に入ってからすぐに義両親に報告しましたが、おめでとうの一言もなかったそうです。
「出産後も、『今ほかの親戚が出産したばかりだから、そっちに構っていられない』と言われて。義両親にとっては初孫ですが、出産祝いのお金もプレゼントも、一切ありませんでした。本来なら無事に子どもが産まれたことを喜んでいたいはずなのに、『俺の親が失礼でごめん』と謝り出した夫がかわいそうでしたね……。
出産から数ヶ月後、『うちはお金がなくて何もしてあげられないから、そっちの親御さんに助けてもらって』とだけ、太一に義両親から電話があったようです。そう言いながらも、『旅行してきました!』などと、旅行先の画像つきで義母から私たちにLINEが送られたことはたびたびありましたけどね」
「私たちに」かけられるお金はない、ということだろうからと、義両親のことはまったくあてにせずに生活していた遥さんたち。しかし今年、せっかくの晴れの舞台で大きなトラブルが起きてしまったと言います。
◆義母「私たちがお金を出すんだから、もっといい式場にすればよかったのに」
「結婚式を挙げずに入籍だけしたので、今年、小規模ですが、挙式と披露宴をすることにしたんです。義両親を招待すると、『私たちの交通費と滞在費は、当然あなたたちが出すのよね?』と義母は言ってきました。来ないでくださいという感じでしたが、仮にも最愛の人の両親ですし、さすがに呼ばないわけにはいかなかったんです。それが大きな間違いでした。式当日、義両親は、式なんてどうでもいいとばかりに、飲食に集中していて……挙句の果てに、義父が泥酔し、『いや~、貧乏くさいけど、いい式じゃないか!』と言い出したんです」
失礼極まりない義父の発言ですが、義母はさらにとんでもないことを言い出したそうです。
「『そうよね。私たちがお金を出すんだから、せっかくならもっといい式場にすれば、と言ったのにねえ。お嫁さんがこの程度の式場でいいって言うもんだから。ほんっとうにいいお嫁さんだわあ』と、大声で嫌味ったらしく言い出したんです。これは事実無根で、式は私たち夫婦の貯金だけで挙げたものです。確かに式場もプランも安めでしたが、だからこそ温かみのある式にしたかったのに、その気持ちも台無しにされ、泣きそうになりました」
会場の雰囲気は最悪に。そこで、太一さんが今までの怒りを爆発させました。
◆温厚な夫がブチ切れ。それでも義両親は反省の色なし
「『いい加減にしろよ!! 一度だって俺たちに金を出してくれたことがあったか!? 今すぐに帰ってくれ』と、義両親にブチ切れたんです。太一は温和な性格ですから、義両親はあぜんとしていました。太一はさらに『ほら、今すぐ帰れ!!』と言って、義両親を強制的に式場から退出させたんですよ。『うちの親が、本当にすみませんでした』と、太一は私の両親と、参列者に謝罪。私にも『ごめんな、せっかくの結婚式だったのに』と言うなり、とうとう号泣してしまいました。私は、『太一のせいじゃないよ』と言うのが精一杯でした」
後日、義両親からは猛烈な抗議があったものの、2人は無視。太一さんは自分の親と絶縁することを決意したそうです。
「今は結婚式のやり直しをしようと考えています。親子3人だけでもいいから、幸せな気持ちになれる式がしたいですね」
無理に関わるよりも、幸せのためには縁を切ったほうがいい相手というのは存在するもの。それが親だと簡単に縁を切ることは難しいかもしれませんが、遥さんたちの幸せを願うばかりです。
<文/女子SPA!編集部 イラスト/ただりえこ>
【女子SPA!編集部】
大人女性のホンネに向き合う!をモットーに日々奮闘しています。メンバーはコチラ。X:@joshispa、Instagram:@joshispa
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結婚式といえば、新郎・新婦の親からしてみれば、我が子の晴れ舞台のはずですが――。
「“親なら子どもの結婚式は心から祝いたいもの”だとは限らないということを、残念な形で思い知らされました……」
悲しそうな表情で話し出した遥さん(仮名・29歳)。現在は夫の太一さん(仮名・31歳)と幼稚園児の息子の3人で暮らしています。
◆一人息子の結婚、初孫の誕生にすら全く関心を示さない義両親
「入籍前、両家顔合わせの際に、義両親から『まさか太一なんかが結婚できるとは思っていなかった』『こんなやつのどこがよかったの?』などと、口々に言われたんです。それも、冗談ではなくて、本気で馬鹿にしている口調でした。いい気持ちはしなかったですね。前々から、太一に『自分は一人っ子なのに出来が悪いから、両親から嫌われている』とは聞いていましたが、ここまで露骨なものなのかとびっくりしました」
結婚してから約一年で遥さんは妊娠。安定期に入ってからすぐに義両親に報告しましたが、おめでとうの一言もなかったそうです。
「出産後も、『今ほかの親戚が出産したばかりだから、そっちに構っていられない』と言われて。義両親にとっては初孫ですが、出産祝いのお金もプレゼントも、一切ありませんでした。本来なら無事に子どもが産まれたことを喜んでいたいはずなのに、『俺の親が失礼でごめん』と謝り出した夫がかわいそうでしたね……。
出産から数ヶ月後、『うちはお金がなくて何もしてあげられないから、そっちの親御さんに助けてもらって』とだけ、太一に義両親から電話があったようです。そう言いながらも、『旅行してきました!』などと、旅行先の画像つきで義母から私たちにLINEが送られたことはたびたびありましたけどね」
「私たちに」かけられるお金はない、ということだろうからと、義両親のことはまったくあてにせずに生活していた遥さんたち。しかし今年、せっかくの晴れの舞台で大きなトラブルが起きてしまったと言います。
◆義母「私たちがお金を出すんだから、もっといい式場にすればよかったのに」
「結婚式を挙げずに入籍だけしたので、今年、小規模ですが、挙式と披露宴をすることにしたんです。義両親を招待すると、『私たちの交通費と滞在費は、当然あなたたちが出すのよね?』と義母は言ってきました。来ないでくださいという感じでしたが、仮にも最愛の人の両親ですし、さすがに呼ばないわけにはいかなかったんです。それが大きな間違いでした。式当日、義両親は、式なんてどうでもいいとばかりに、飲食に集中していて……挙句の果てに、義父が泥酔し、『いや~、貧乏くさいけど、いい式じゃないか!』と言い出したんです」
失礼極まりない義父の発言ですが、義母はさらにとんでもないことを言い出したそうです。
「『そうよね。私たちがお金を出すんだから、せっかくならもっといい式場にすれば、と言ったのにねえ。お嫁さんがこの程度の式場でいいって言うもんだから。ほんっとうにいいお嫁さんだわあ』と、大声で嫌味ったらしく言い出したんです。これは事実無根で、式は私たち夫婦の貯金だけで挙げたものです。確かに式場もプランも安めでしたが、だからこそ温かみのある式にしたかったのに、その気持ちも台無しにされ、泣きそうになりました」
会場の雰囲気は最悪に。そこで、太一さんが今までの怒りを爆発させました。
◆温厚な夫がブチ切れ。それでも義両親は反省の色なし
「『いい加減にしろよ!! 一度だって俺たちに金を出してくれたことがあったか!? 今すぐに帰ってくれ』と、義両親にブチ切れたんです。太一は温和な性格ですから、義両親はあぜんとしていました。太一はさらに『ほら、今すぐ帰れ!!』と言って、義両親を強制的に式場から退出させたんですよ。『うちの親が、本当にすみませんでした』と、太一は私の両親と、参列者に謝罪。私にも『ごめんな、せっかくの結婚式だったのに』と言うなり、とうとう号泣してしまいました。私は、『太一のせいじゃないよ』と言うのが精一杯でした」
後日、義両親からは猛烈な抗議があったものの、2人は無視。太一さんは自分の親と絶縁することを決意したそうです。
「今は結婚式のやり直しをしようと考えています。親子3人だけでもいいから、幸せな気持ちになれる式がしたいですね」
無理に関わるよりも、幸せのためには縁を切ったほうがいい相手というのは存在するもの。それが親だと簡単に縁を切ることは難しいかもしれませんが、遥さんたちの幸せを願うばかりです。
<文/女子SPA!編集部 イラスト/ただりえこ>
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