女子SPA!で2024年8月に公開された記事のなかから、ランキングトップ5入りした記事を紹介します。(初公開日は2024年8月26日 記事は公開時の状況)
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SNSでバズった美容情報や、有名人の発信する美容情報を鵜呑みにしすぎていませんか? やり方が間違っていると、せっかくの努力が逆効果になることも!
肌の再生医療の専門家として5000人以上の患者さんを診てきた医学博士・北條元治先生は、「美容をがんばっている人が『間違った方法』で根を詰めてやってしまうことで、余計に良くない方向にいってしまうこともある」と指摘します。
北條先生の著書『40代の壁を乗り越える美容トレ「肌の再生医療の専門家」が忖度なしで教える最高のエイジングケア』(KADOKAWA刊)より、間違いがちな美容のやり方・考え方に対して、医学的な正解を一問一答のクイズ形式でお届けします(以下、同書より抜粋・再構成)。
◆【問題】「頭皮ケア」で正しいのはどっち?
A. 毎日のシャンプーで清潔な頭皮を保つ
B. シャンプーは毎日使う必要はない
◆【正解】シャンプーは毎日使う必要はない
正解はBの「シャンプーは毎日使う必要はない」でした。
◆【解説】洗いすぎで頭皮の角質や油膜をはがし落とさないこと
40代以降は抜け毛も気になってくる方が増えて、「頭皮のケアをして抜け毛の予防をしたい」という方もいらっしゃるかと思います。
頭皮を健康に保つために一番重要なことは「洗いすぎない」ことです。そもそも頭皮というのは顔と同じ一つの地続きの皮膚なんですね。肌のケア同様、過度に皮脂を取り除きすぎないのが重要です。
シャンプーをガシガシ行うと、頭皮の角質がはがれ落ちたり頭皮の油膜がはがれ落ちたりしてしまうので、あまり良くないんです。汚れが詰まって不快な感じがすれば、汚れは適度に取ってあげるということで十分です。
◆実際に私が行っている方法は
では、洗いすぎないで汚れを取るにはどうすればいいのか。実際に私が行っている方法をご紹介します。
シャンプー自体は2日~3日に1回ぐらいにします。フケが出てきたり、頭がかゆいなどの症状が出たりした時には、湯シャンだけにして頭皮をそっと保つということをします。お湯だけでも、頭皮の汚れは簡単に流し落とせます。
逆に、フケが出た時やかゆい時は、頭皮が汚れていると思ってしまい勢いよく洗いがちですが、肌のバリア機能が衰えている状態ですから、これはかえってNGです。頭皮を安静に保つために、湯シャンを2〜3日やるというのが良いでしょう。
ただ、湯シャンだけでは清涼感を得られないし、何となく気持ち悪い感じがしますので、シャンプーも少量使っています。1プッシュではなく、1プッシュの1/4くらいの量を水でいっぱいに伸ばします。それでフケが出るというようなことも無いですし、洗った感じもあります。
◆「フケ・かゆみ=頭を不潔にしているから」は誤り
少量かつ低刺激のシャンプーを使い、肌トラブルが出たら湯シャンで安静にするというのが良いかと思います。「フケ・かゆみが出る=頭を不潔にしているから」という認識は誤りです。
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ポイント:頭皮にかゆみ・フケが出た際には湯シャンにしましょう。毎日シャンプーしなくても汚れは十分に落ちます。
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<北條元治 構成/女子SPA!編集部>
【北條元治】
形成外科医、医学博士。東海大学医学部客員教授。株式会社セルバンク代表取締役。自身の細胞を使って若返りを図る「肌の再生医療」の第一人者としてその普及に努める。YouTubeチャンネル(@cellbank-TV)でも積極的に情報を発信し、巷で流行する美容法についての解説動画などで高い支持を集める。著書に『40代の壁を乗り越える美容トレ 「肌の再生医療の専門家」が忖度なしで教える最高のエイジングケア』(KADOKAWA)など。
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SNSでバズった美容情報や、有名人の発信する美容情報を鵜呑みにしすぎていませんか? やり方が間違っていると、せっかくの努力が逆効果になることも!
肌の再生医療の専門家として5000人以上の患者さんを診てきた医学博士・北條元治先生は、「美容をがんばっている人が『間違った方法』で根を詰めてやってしまうことで、余計に良くない方向にいってしまうこともある」と指摘します。
北條先生の著書『40代の壁を乗り越える美容トレ「肌の再生医療の専門家」が忖度なしで教える最高のエイジングケア』(KADOKAWA刊)より、間違いがちな美容のやり方・考え方に対して、医学的な正解を一問一答のクイズ形式でお届けします(以下、同書より抜粋・再構成)。
◆【問題】「頭皮ケア」で正しいのはどっち?
A. 毎日のシャンプーで清潔な頭皮を保つ
B. シャンプーは毎日使う必要はない
◆【正解】シャンプーは毎日使う必要はない
正解はBの「シャンプーは毎日使う必要はない」でした。
◆【解説】洗いすぎで頭皮の角質や油膜をはがし落とさないこと
40代以降は抜け毛も気になってくる方が増えて、「頭皮のケアをして抜け毛の予防をしたい」という方もいらっしゃるかと思います。
頭皮を健康に保つために一番重要なことは「洗いすぎない」ことです。そもそも頭皮というのは顔と同じ一つの地続きの皮膚なんですね。肌のケア同様、過度に皮脂を取り除きすぎないのが重要です。
シャンプーをガシガシ行うと、頭皮の角質がはがれ落ちたり頭皮の油膜がはがれ落ちたりしてしまうので、あまり良くないんです。汚れが詰まって不快な感じがすれば、汚れは適度に取ってあげるということで十分です。
◆実際に私が行っている方法は
では、洗いすぎないで汚れを取るにはどうすればいいのか。実際に私が行っている方法をご紹介します。
シャンプー自体は2日~3日に1回ぐらいにします。フケが出てきたり、頭がかゆいなどの症状が出たりした時には、湯シャンだけにして頭皮をそっと保つということをします。お湯だけでも、頭皮の汚れは簡単に流し落とせます。
逆に、フケが出た時やかゆい時は、頭皮が汚れていると思ってしまい勢いよく洗いがちですが、肌のバリア機能が衰えている状態ですから、これはかえってNGです。頭皮を安静に保つために、湯シャンを2〜3日やるというのが良いでしょう。
ただ、湯シャンだけでは清涼感を得られないし、何となく気持ち悪い感じがしますので、シャンプーも少量使っています。1プッシュではなく、1プッシュの1/4くらいの量を水でいっぱいに伸ばします。それでフケが出るというようなことも無いですし、洗った感じもあります。
◆「フケ・かゆみ=頭を不潔にしているから」は誤り
少量かつ低刺激のシャンプーを使い、肌トラブルが出たら湯シャンで安静にするというのが良いかと思います。「フケ・かゆみが出る=頭を不潔にしているから」という認識は誤りです。
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ポイント:頭皮にかゆみ・フケが出た際には湯シャンにしましょう。毎日シャンプーしなくても汚れは十分に落ちます。
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<北條元治 構成/女子SPA!編集部>
【北條元治】
形成外科医、医学博士。東海大学医学部客員教授。株式会社セルバンク代表取締役。自身の細胞を使って若返りを図る「肌の再生医療」の第一人者としてその普及に努める。YouTubeチャンネル(@cellbank-TV)でも積極的に情報を発信し、巷で流行する美容法についての解説動画などで高い支持を集める。著書に『40代の壁を乗り越える美容トレ 「肌の再生医療の専門家」が忖度なしで教える最高のエイジングケア』(KADOKAWA)など。