「綺麗になりたい」と思いつつも、どんな美容法を取り入れればいいのか、わからないもの。いろいろ試してみては、やめてしまったり、ついつい忘れてしまったりして、習慣づけるのも難しいですよね。
そこで、専業主婦から起業し「顔ジム」を提唱する、美容家・那賀洋子さんに、やめてよかった美容法についてインタビュー。美容習慣が続かない方へのアドバイスももらいました。
◆乳液はNG!?スキンケアは3つだけ
まず、那賀さんが提唱する「顔ジム」のサロンでは、毎日のスキンケアで3アイテムしか使わないことをおすすめしているのだとか。
「クレンジングと美容液、ローションの3アイテムさえ使えば、肌は十分潤いを保てます。私自身が“足さない美容”を始めて、肌の調子がとっても良くなったんです。30歳くらいまではとにかくあらゆる化粧品を足して重ね付けしていたのですが、思いきって減らしてみたら、肌がみるみる元気になって。
よく、肌の綺麗な人に『何かやってる?』と聞くと、たいてい『何もやっていない』と答えると思います。あれは本当に、何もやっていないと思っています。実は、ズボラな人の方が、肌が綺麗だったりするんですよ(笑)」(那賀さん)
たいてい、化粧水の後に乳液をつけるのが定番のスキンケアだと思われますが、那賀さんは「乳液はNG」と言います。
「乳液は油。油は酸化するので、肌にあまり良い影響を与えません。たしかに、乳液をつけることで保湿されている感じはしますが、実際は水分の保持はできていないんです。
例えば、乾燥したシイタケを水につけたらシワはなくなりますが、ただ油でコーティングしただけでは乾燥したままでシワは残りますよね。問題は解決できていないんです。顔ジムで表情筋のマッサージをしながら、3アイテムのみのスキンケアを取り入れていくと、ファンデーションがなくても艶が出るんですよ」(那賀さん)
◆ヘアトリートメントよりも保湿が大事
思いきって美容アイテムを減らすことで、「ナチュラルな肌の美しさを引き出すことができる」と言う那賀さん。さらに、やめた美容にヘアトリートメントがあるのだとか。
「頭皮も、顔の皮膚と同じだと気付いた時から、ヘアトリートメントをやめました。それも、乳液を使わない考え方と同じ理由から。その分、頭皮に美容液や化粧水をつけるようにして、保湿ケアに力を入れるようにしています。
頭皮をケアすると、顔の筋肉もリフトアップされて、髪だけでなく、顔の肌も綺麗になるんです。まずは顔や体の肌と同じように、頭皮に水分を与えることが大事です」(那賀さん)
ちなみに、化粧水の選び方としては、できるだけシンプルなものがベターなのだそう。那賀さんは、日中も化粧水を持ち歩き、ときどき化粧水をつけ足して、潤いをキープしていると言います。
「ファンデーションをつけなくても、化粧水があれば肌は綺麗に見えるし、十分潤いも感じられます。暑くて汗をかいた日も、顔を洗えばいいので、清潔です(笑)。毎日アイラインを描くだけなので、メイク時間も本当に短いですし、肌が綺麗なことは経済的にも時間的にもお得ですよ!」(那賀さん)
那賀さんは、日焼け止めも使わないそう。「潤いを保っていれば、日焼けに負けない肌を作れる」と言います。
◆続かなければまたやればいい
“これがいい!”と聞いた美容を続けようとしても、意外と続かずに忘れてしまうこともあります。習慣づけられない時はどうしたらよいのでしょうか。
「私もつい忘れてしまうこともありますし、お客様にも『やってね』と言っても、どこかで続けられなくなることはあります。それはそれで仕方のないことです。
私の場合は、綺麗な人を見ると『やらなきゃ!』って思うんです。お客様が綺麗になったら、自分のモチベーションも上がります。だから、すっかり忘れていた美容も、何かのタイミングで『またやろう』と思えた時に始めれば、それでいいと思います。その時に、いったんリセットして、必要のないものはやめて、本当に良いことだけ始める。それでも遅くないですよ」(那賀さん)
◆クレンジングだけは欠かさないで
そんなマイペースで最小限の美容を推奨する那賀さんですが、クレンジングだけは欠かさないで、と警鐘を鳴らします。
「どんなに忙しくて眠いときも、できればクレンジングだけはして寝るようにしてほしいですね。特に日焼け止めやファンデーションなどを使っている方は、肌の負担が大きくかかっています。地肌さえ綺麗にしておけば、肌バリアを正常に保てますよ」(那賀さん)
つい美容と聞くと、あれもこれもやることが増える印象ですが、クレンジングだけと聞くと、すぐにできそうな気もしてきますね。
<文/関由佳>
【関由佳】
筆跡アナリストで心理カウンセラー、カラーセラピストの資格も持つ。芸能人の筆跡分析のコラムを執筆し、『村上マヨネーズのツッコませて頂きます!』(関西テレビ)などのテレビ出演も。夫との死別経験から、現在グリーフ専門士の資格を習得中。Twitter/ブログ
そこで、専業主婦から起業し「顔ジム」を提唱する、美容家・那賀洋子さんに、やめてよかった美容法についてインタビュー。美容習慣が続かない方へのアドバイスももらいました。
◆乳液はNG!?スキンケアは3つだけ
まず、那賀さんが提唱する「顔ジム」のサロンでは、毎日のスキンケアで3アイテムしか使わないことをおすすめしているのだとか。
「クレンジングと美容液、ローションの3アイテムさえ使えば、肌は十分潤いを保てます。私自身が“足さない美容”を始めて、肌の調子がとっても良くなったんです。30歳くらいまではとにかくあらゆる化粧品を足して重ね付けしていたのですが、思いきって減らしてみたら、肌がみるみる元気になって。
よく、肌の綺麗な人に『何かやってる?』と聞くと、たいてい『何もやっていない』と答えると思います。あれは本当に、何もやっていないと思っています。実は、ズボラな人の方が、肌が綺麗だったりするんですよ(笑)」(那賀さん)
たいてい、化粧水の後に乳液をつけるのが定番のスキンケアだと思われますが、那賀さんは「乳液はNG」と言います。
「乳液は油。油は酸化するので、肌にあまり良い影響を与えません。たしかに、乳液をつけることで保湿されている感じはしますが、実際は水分の保持はできていないんです。
例えば、乾燥したシイタケを水につけたらシワはなくなりますが、ただ油でコーティングしただけでは乾燥したままでシワは残りますよね。問題は解決できていないんです。顔ジムで表情筋のマッサージをしながら、3アイテムのみのスキンケアを取り入れていくと、ファンデーションがなくても艶が出るんですよ」(那賀さん)
◆ヘアトリートメントよりも保湿が大事
思いきって美容アイテムを減らすことで、「ナチュラルな肌の美しさを引き出すことができる」と言う那賀さん。さらに、やめた美容にヘアトリートメントがあるのだとか。
「頭皮も、顔の皮膚と同じだと気付いた時から、ヘアトリートメントをやめました。それも、乳液を使わない考え方と同じ理由から。その分、頭皮に美容液や化粧水をつけるようにして、保湿ケアに力を入れるようにしています。
頭皮をケアすると、顔の筋肉もリフトアップされて、髪だけでなく、顔の肌も綺麗になるんです。まずは顔や体の肌と同じように、頭皮に水分を与えることが大事です」(那賀さん)
ちなみに、化粧水の選び方としては、できるだけシンプルなものがベターなのだそう。那賀さんは、日中も化粧水を持ち歩き、ときどき化粧水をつけ足して、潤いをキープしていると言います。
「ファンデーションをつけなくても、化粧水があれば肌は綺麗に見えるし、十分潤いも感じられます。暑くて汗をかいた日も、顔を洗えばいいので、清潔です(笑)。毎日アイラインを描くだけなので、メイク時間も本当に短いですし、肌が綺麗なことは経済的にも時間的にもお得ですよ!」(那賀さん)
那賀さんは、日焼け止めも使わないそう。「潤いを保っていれば、日焼けに負けない肌を作れる」と言います。
◆続かなければまたやればいい
“これがいい!”と聞いた美容を続けようとしても、意外と続かずに忘れてしまうこともあります。習慣づけられない時はどうしたらよいのでしょうか。
「私もつい忘れてしまうこともありますし、お客様にも『やってね』と言っても、どこかで続けられなくなることはあります。それはそれで仕方のないことです。
私の場合は、綺麗な人を見ると『やらなきゃ!』って思うんです。お客様が綺麗になったら、自分のモチベーションも上がります。だから、すっかり忘れていた美容も、何かのタイミングで『またやろう』と思えた時に始めれば、それでいいと思います。その時に、いったんリセットして、必要のないものはやめて、本当に良いことだけ始める。それでも遅くないですよ」(那賀さん)
◆クレンジングだけは欠かさないで
そんなマイペースで最小限の美容を推奨する那賀さんですが、クレンジングだけは欠かさないで、と警鐘を鳴らします。
「どんなに忙しくて眠いときも、できればクレンジングだけはして寝るようにしてほしいですね。特に日焼け止めやファンデーションなどを使っている方は、肌の負担が大きくかかっています。地肌さえ綺麗にしておけば、肌バリアを正常に保てますよ」(那賀さん)
つい美容と聞くと、あれもこれもやることが増える印象ですが、クレンジングだけと聞くと、すぐにできそうな気もしてきますね。
<文/関由佳>
【関由佳】
筆跡アナリストで心理カウンセラー、カラーセラピストの資格も持つ。芸能人の筆跡分析のコラムを執筆し、『村上マヨネーズのツッコませて頂きます!』(関西テレビ)などのテレビ出演も。夫との死別経験から、現在グリーフ専門士の資格を習得中。Twitter/ブログ