嬉しそうに野原を駆け回り、人間と目が合えばニコニコ。「一緒に遊んでくださいよ」と甘えてくるオスのミックス犬・ヤマト。
推定年齢2歳ほどのワンちゃんですが、実は、こんなに嬉しそうに走り回れるようになったのは、これが初めて。実は2度、飼い主が変わる経験をしたワンちゃんです。◆最初の飼い主から棄てられ、2度目の飼い主からネグレクト
2022年に生まれたヤマトは生後間もなくして飼い主の家庭の事情で、飼育放棄されることになりました。
その後、動物保護団体、restartdog LIEN(リアン・@restartdoglien)がヤマトを保護し、成長のサポートをしながら生後3カ月のところで「ずっとお世話するので、うちの家族になって欲しい」という里親さんの元で暮らすようになりました。
里親さんはヤマトと散歩する様子や、家のパパさんの草野球にヤマトが見学に行った際の様子などの写真を団体に見せていましたが、実際はほとんど外に出してもらっていなかったことが判明。ヤマトは部屋の一室に閉じ込められていました。
◆ネグレクトの里親の元から再び保護された
遊びたい盛りで、覚えることがいっぱいある1歳前後の時期に、人間とも他の犬とも触れ合う機会が限定され、さらに満足に散歩も連れて行ってもらえていなかったヤマト。
ストレスが溜まるのは当然で、部屋の中のものをイタズラし、その度に厳しく叱られる日々を送っていたと言います。
このことが判明し、2024年5月に団体はヤマトをこの家から再び保護。ヤマトに寄り添い、ずっと大切にしてくれる「本当の里親さん」を改めて探すことにしました。
◆一つずつ教えれば、すぐに覚えるお利口さん
「本当の里親さん」が見つかるまで、ヤマトは改めて散歩や外遊びのトレーニング。当初は「どんなふうに遊べばいいの?」と戸惑っていたヤマトですが、一つずつ教えてあげるとすぐに習得。人間の言うことをよく理解し、そして覚えるお利口さんでした。
2度目の保護から2カ月ほどが経過すると、多くの家庭犬ができるほとんどをマスターしました。
そして、この頃に再び「ヤマトをうちに譲って欲しい」という里親希望者さんからの申し出がありました。団体メンバーは過去の経緯を包み隠さず伝えると、里親希望者さんは「そんな過去があるなら、なおのことうちで幸せに導いてあげたい」と優しい一言。
果たしてヤマトは、この優しい里親希望者さんの家が「今度こそ」の本当のお家になりました。
◆本当の家族の元で幸せな日々を過ごす
初めて迎え入れらたお家には、「ヤマトのために」とたくさんの婿入り道具が用意され、ヤマトも匂いを嗅いでご満悦。里親さんとは以前一度だけ面会で会っていましたが、覚えている様子で、笑顔で手を出しご挨拶。
警戒したり暴れたりすることなくすぐに溶け込みました。
今では日々散歩に連れて行ってもらい、冒頭で触れたように、嬉しそうに野原を駆け回るようになりました。
里親さんと一緒に嬉しそうに駆け回るヤマトの様子を見ると、元々この家と赤い糸で結ばれていたように感じ、目を細める団体メンバーでした。
<取材・文/デコ女子部>
【デコ女子部】
編集プロダクション・decoの女子部門。30~40代の男女の編集・ライターにより執筆
推定年齢2歳ほどのワンちゃんですが、実は、こんなに嬉しそうに走り回れるようになったのは、これが初めて。実は2度、飼い主が変わる経験をしたワンちゃんです。◆最初の飼い主から棄てられ、2度目の飼い主からネグレクト
2022年に生まれたヤマトは生後間もなくして飼い主の家庭の事情で、飼育放棄されることになりました。
その後、動物保護団体、restartdog LIEN(リアン・@restartdoglien)がヤマトを保護し、成長のサポートをしながら生後3カ月のところで「ずっとお世話するので、うちの家族になって欲しい」という里親さんの元で暮らすようになりました。
里親さんはヤマトと散歩する様子や、家のパパさんの草野球にヤマトが見学に行った際の様子などの写真を団体に見せていましたが、実際はほとんど外に出してもらっていなかったことが判明。ヤマトは部屋の一室に閉じ込められていました。
◆ネグレクトの里親の元から再び保護された
遊びたい盛りで、覚えることがいっぱいある1歳前後の時期に、人間とも他の犬とも触れ合う機会が限定され、さらに満足に散歩も連れて行ってもらえていなかったヤマト。
ストレスが溜まるのは当然で、部屋の中のものをイタズラし、その度に厳しく叱られる日々を送っていたと言います。
このことが判明し、2024年5月に団体はヤマトをこの家から再び保護。ヤマトに寄り添い、ずっと大切にしてくれる「本当の里親さん」を改めて探すことにしました。
◆一つずつ教えれば、すぐに覚えるお利口さん
「本当の里親さん」が見つかるまで、ヤマトは改めて散歩や外遊びのトレーニング。当初は「どんなふうに遊べばいいの?」と戸惑っていたヤマトですが、一つずつ教えてあげるとすぐに習得。人間の言うことをよく理解し、そして覚えるお利口さんでした。
2度目の保護から2カ月ほどが経過すると、多くの家庭犬ができるほとんどをマスターしました。
そして、この頃に再び「ヤマトをうちに譲って欲しい」という里親希望者さんからの申し出がありました。団体メンバーは過去の経緯を包み隠さず伝えると、里親希望者さんは「そんな過去があるなら、なおのことうちで幸せに導いてあげたい」と優しい一言。
果たしてヤマトは、この優しい里親希望者さんの家が「今度こそ」の本当のお家になりました。
◆本当の家族の元で幸せな日々を過ごす
初めて迎え入れらたお家には、「ヤマトのために」とたくさんの婿入り道具が用意され、ヤマトも匂いを嗅いでご満悦。里親さんとは以前一度だけ面会で会っていましたが、覚えている様子で、笑顔で手を出しご挨拶。
警戒したり暴れたりすることなくすぐに溶け込みました。
今では日々散歩に連れて行ってもらい、冒頭で触れたように、嬉しそうに野原を駆け回るようになりました。
里親さんと一緒に嬉しそうに駆け回るヤマトの様子を見ると、元々この家と赤い糸で結ばれていたように感じ、目を細める団体メンバーでした。
<取材・文/デコ女子部>
【デコ女子部】
編集プロダクション・decoの女子部門。30~40代の男女の編集・ライターにより執筆