体重約25kgほどの大きな体で、目が合うと一瞬ひるんでしまいそうなメスのシェパードミックスのレオナ。
しかし、実は人間も他の犬も大好きな性格抜群の明るいワンちゃんです。推定年齢1歳ほどと遊びたい盛りのはずなのに吠えたり噛みついたりすることはいっさいなく、むしろ争いごとが大嫌い。他の犬から吠えられることがあれば逃げて行ってしまいます。
◆子犬に寄り添ってあげる母性溢れる優しい性格
そして、レオナは自分より体が小さいワンコや、生まれたばかりの子犬のお世話が好き。子犬がいれば自ら静かに歩み寄り、一緒に遊んであげたり、添い寝してあげたりする母性あふれる優しさも持ち合わせています。
子犬に添い寝してあげるつもりが、結果的に自分もグーグー寝てしまうこともありますが、これはご愛嬌。ちょっとオトボケなところもまた、レオナのかわいいところです。
◆保護から数週間で「うちにおいで」の声が
こんなにお利口さんでかわいいレオナですが、実は元飼い主から飼育放棄を受け、2024年に6月に動物愛護センターに収容されていたワンコでした。
後に行き場を失ったワンちゃんを救う団体、restartdog LIEN(リアン・@restartdoglien)に引き出され、団体と提携する預かりボランティアさんの家でお世話を受けることになりました。
実は、この団体はこれまでに小型犬のみを保護してきており、大型犬の保護はレオナが初めて。しかし、レオナが人間を困らせるようなことは全くなく、むしろ前述のようにまだ小さい子犬のお世話をしてくれたりと、自然と預かりボランティアさんのサポートをしてくれました。
「こんなに心優しいお利口さんなら、『本当の家族』ともすぐ出会えるだろう」と思われましたが、まさにその通り。保護からわずか数週間で「迎え入れたい」という里親希望者さんが現れました。
◆先住犬ともすぐに打ち解け、幸せを掴んだ
ただし、保護犬の多くは、里親希望者さんが「迎え入れたい」と申し出ても、そのまま譲ってもらえることは稀。大半は、一定のトライアル期間を経て、里親希望者さん・保護犬双方が問題なく過ごせたところで正式譲渡となります。
もちろんレオナも一定のトライアル期間が設けられましたが、この家には大型の先住犬がいます。里親希望者さんだけでなく、この先住犬との相性も見定められることになりました。
しかし、心配は杞憂に終わり、レオナはトライアル初日から先住犬とすぐに馴染んで仲良しに。そして里親希望者さんとの相性もピッタリで、めでたく正式譲渡となりました。
◆新しい名前をもらって元気に過ごす
レオナのお世話をしていた預かりボランティアさんは、いつも優しく子犬に接してくれていた姿を思い出すと、少し寂しい気持ちになりました。
しかし、それでもレオナが幸せを掴んでくれたことのほうが嬉しいと、巣立っていく後ろ姿を笑顔で見送りました。
後にレオナは、里親さんから「咲ちゃん(さくちゃん)」という新しい名前をもらい、今は毎日幸せに過ごしているそうです。里親さん家族、先住犬と一緒にいつまでも明るく元気に過ごしてね!
<取材・文/デコ女子部>
【デコ女子部】
編集プロダクション・decoの女子部門。30~40代の男女の編集・ライターにより執筆
しかし、実は人間も他の犬も大好きな性格抜群の明るいワンちゃんです。推定年齢1歳ほどと遊びたい盛りのはずなのに吠えたり噛みついたりすることはいっさいなく、むしろ争いごとが大嫌い。他の犬から吠えられることがあれば逃げて行ってしまいます。
◆子犬に寄り添ってあげる母性溢れる優しい性格
そして、レオナは自分より体が小さいワンコや、生まれたばかりの子犬のお世話が好き。子犬がいれば自ら静かに歩み寄り、一緒に遊んであげたり、添い寝してあげたりする母性あふれる優しさも持ち合わせています。
子犬に添い寝してあげるつもりが、結果的に自分もグーグー寝てしまうこともありますが、これはご愛嬌。ちょっとオトボケなところもまた、レオナのかわいいところです。
◆保護から数週間で「うちにおいで」の声が
こんなにお利口さんでかわいいレオナですが、実は元飼い主から飼育放棄を受け、2024年に6月に動物愛護センターに収容されていたワンコでした。
後に行き場を失ったワンちゃんを救う団体、restartdog LIEN(リアン・@restartdoglien)に引き出され、団体と提携する預かりボランティアさんの家でお世話を受けることになりました。
実は、この団体はこれまでに小型犬のみを保護してきており、大型犬の保護はレオナが初めて。しかし、レオナが人間を困らせるようなことは全くなく、むしろ前述のようにまだ小さい子犬のお世話をしてくれたりと、自然と預かりボランティアさんのサポートをしてくれました。
「こんなに心優しいお利口さんなら、『本当の家族』ともすぐ出会えるだろう」と思われましたが、まさにその通り。保護からわずか数週間で「迎え入れたい」という里親希望者さんが現れました。
◆先住犬ともすぐに打ち解け、幸せを掴んだ
ただし、保護犬の多くは、里親希望者さんが「迎え入れたい」と申し出ても、そのまま譲ってもらえることは稀。大半は、一定のトライアル期間を経て、里親希望者さん・保護犬双方が問題なく過ごせたところで正式譲渡となります。
もちろんレオナも一定のトライアル期間が設けられましたが、この家には大型の先住犬がいます。里親希望者さんだけでなく、この先住犬との相性も見定められることになりました。
しかし、心配は杞憂に終わり、レオナはトライアル初日から先住犬とすぐに馴染んで仲良しに。そして里親希望者さんとの相性もピッタリで、めでたく正式譲渡となりました。
◆新しい名前をもらって元気に過ごす
レオナのお世話をしていた預かりボランティアさんは、いつも優しく子犬に接してくれていた姿を思い出すと、少し寂しい気持ちになりました。
しかし、それでもレオナが幸せを掴んでくれたことのほうが嬉しいと、巣立っていく後ろ姿を笑顔で見送りました。
後にレオナは、里親さんから「咲ちゃん(さくちゃん)」という新しい名前をもらい、今は毎日幸せに過ごしているそうです。里親さん家族、先住犬と一緒にいつまでも明るく元気に過ごしてね!
<取材・文/デコ女子部>
【デコ女子部】
編集プロダクション・decoの女子部門。30~40代の男女の編集・ライターにより執筆