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SNSで話題、”顔のクセが強すぎる猫”がかわい〜。模様が超ユニーク:9月に読みたい記事

女子SPA! 2024年9月28日 15時45分

【今日のにゃんこタイム~○○さん家の猫がかわいすぎる Vol.26】

 静岡県熱海市にある「Muddy Cat(マディキャット)」は、個性豊かな3匹の猫に会えるバー。今回はSNSで人気のミチルちゃんをはじめ、ユニーク&かわいい看板猫たちの魅力をオーナーさんに伺いました。(初公開日は2020年9月28日 記事は取材時の状況)

◆柄も個性も違う3匹の看板猫

 ミチルちゃん(2歳)は、SNSでも話題になることが多い看板猫。その味わい深い柄に魅了される人が後を絶ちません。

 ミチルちゃんとの出会いは、インターネットの里親募集サイト。たまたま隣町の保護猫施設にいたミチルちゃんに、オーナーさんは一目惚れ。すぐに会いに行き、おうちに迎えることにしました。

 凛々しいお顔のミチルちゃんは一見、迫力満点のように見えますが、実は温厚な性格。「声も小さく、むっちり体型で運動神経があまりよくないです(笑)私自身はミチルの柄を、漫画みたいだなと思っています(笑)」

 ミチルちゃんは日々の生活の中で、ユニークな特技も披露してくれるよう。「ミチルは構って欲しい時、仰向けに寝転がり、黙って待っていることがあります。私はそれを見るとかわいくて毎回笑ってしまうので、そうすると構ってもらえると思っているみたいです。」

◆てんてんくん・タビ子ちゃんはこんな子!

 そんなミチルちゃんと共に暮らしているのは、てんてんくん(4歳)とタビ子ちゃん(推定7~10歳)。

「てんてんは夫の友人が保護した子。我が家で一番の古株です。3匹の中で1番大きいのに1番声が甲高くてかわいい。お気に入りの毛布があるのですが、そこだけでふみふみとチュッチュをします。」

 一方のタビ子ちゃんは、熱海にある保護猫団体から譲ってもらった子。2.8kgと小柄ですが、食べることが大好き。食べ物を常に狙っているので、目が離せないのだとか。

 そんな2匹、実はまだ少し心の距離があるよう。「保護施設出身のミチルとタビ子は猫同士のコミュニケーションがちゃんと取れましたが、てんてんは子猫の頃に保護された後、我が家でずっと1匹で暮らしていたので猫が苦手でした。」

 そのため、オーナーさんはミチルちゃんやタビ子ちゃんを迎え入れた時はまず、別室に隔離し、ケージ越しに少しずつ対面させることに。それぞれ1ヶ月くらいかけ、ゆっくり、てんてんくんと慣れさせていったのだそう。

 てんてんくんはタビ子ちゃんのことが未だに苦手ですが、2匹の距離感はこの先のニャン生を共に過ごす中で、また徐々に変化していくはず。今後、2匹の関係性がどんなものになるのか見守っていきたいものです。

◆猫がいるお店に込めた“保護猫への想い”

「Muddy Cat」では店内に常に猫がいるわけではなく、気が向いた時、3匹に出て来てもらうスタイル。

 3匹に会いやすいのは、オープン直後のすいている時間。オーナーさんいわく、3匹はお客さんがいてもいなくても行動にあまり変化はないそうですが、三者三様な接客態度は多くの人に癒しを与えています。

「てんてんは人見知りが激しいので撫でられるのは嫌がりますが、注目はされたいみたい。お客さんから『かわいいね』と言われると、満足そうにしています。」

 対して、人間好きのタビ子ちゃんは積極的。自らお客さんに撫でてもらいにいく、サービス精神旺盛な接客をしているよう。一方、ミチルちゃんはおやつをもらえたら満足する派。欲しいおやつをゲットした後は床に寝転がり、マイペースにお客さんをもてなしているのだとか。

 こうした光景を見守っているオーナーさんには、ある願いが。「猫を通して会話や出会いが広がると嬉しいですし、うちの猫をきっかけに、これから猫を飼いたいと思っている人が保護猫の里親になってくれたり、保護猫に目を向けてくれたりするようになったらいいなと思っています。」

 そんな優しい願いが込められたお店だからこそ、居心地の良さを感じ、常連となっている方は多いはず。猫を介して、縁や笑いが生まれる「Muddy Cat」は唯一無二の場所となっています。

 気になった方はぜひ、パンクロック好きのオーナーさんとの話を楽しみながら、個性豊かな3匹と癒しのひと時を過ごしてみてください。

<文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>

【古川諭香】
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291

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