こんにちは! ヘアメイク&老け顔脱出の美容YouTuber、SHOKOです。
美容情報はあふれていますが、そのすべてが効果的とは限りません。私も美容業界で35年間、いろんな美容法が流行り廃れていくのを見てきました。実際に年齢と共に肌や体の変化を感じ、これまでのケアが通用しなくなることを痛感しています。
特に私たち世代には、逆に「取り入れないほうが良い」美容法も存在することがわかるようになってきました。そこで今回は、具体的な例を挙げながら「これはいらない美容法」と「おすすめの代替法」をお伝えしますね!
◆1. 過度なピーリングやスクラブ
年齢とともに肌のターンオーバー(新陳代謝)が遅くなるため、過剰なピーリングやスクラブは肌バリアを破壊し、乾燥や炎症を引き起こしやすくなります。特に人気のあるケミカルピーリングは、即効性があり費用も手頃なため多くの方が取り入れていますが、頻度や使い方を誤ると肌に逆効果です。
◯「こんなこと、心当たりありませんか?」
50代のAさんの肌は一見キレイに見えるのですが、ファンデーションのノリも悪く、特に目元や頬の部分に小じわが目立つようになり相談されました。
原因は、肌はツルツルになるのが嬉しくて月に3回ピーリングを行っていたそうです。それで角質を取り過ぎてしまい、肌が薄くなり、乾燥がひどくなってしまったりとトラブル肌にしてしまったのです。
代わりにおすすめ:
優しい拭き取り化粧液や酵素洗顔を週1回程度取り入れることです。酵素洗顔は、古い角質を穏やかに取り除き、ピーリングほど刺激が強くないため敏感肌でも比較的安心して使えます。使った後もつっぱらず、潤いを残しつつくすみを改善してくれるため、透明感を保てます。
◆2. 極端な食事制限や流行りのダイエット法
「〇〇だけダイエット」「糖質カット」「ファスティング」など、急激な体重減少を狙うダイエット法は、40代以降の体に大きな負担をかけることがあります。ホルモンバランスの乱れや栄養不足を引き起こし、肌トラブルや疲労感の原因になることも。
◯「こんな経験をしたことはありませんか?」
48歳のBさんは「夕食抜きダイエット」を2ヶ月続けて、最初は体重が落ちましたが、しばらくすると肌のハリが失われ、髪がぱさつき、イライラ感が増えたと感じるようになりました。結果、ダイエットを中止しても元に戻らず、気持ちも不安定に、痩せてもキレイになれないそんなのいやですよね。
代わりにおすすめ:
「プチ断食(12時間断食)」や「マインドフル・イーティング」です。例えば、朝食を8時にとり、夕食を20時までに済ませる12時間断食なら無理がなく、消化器官を休ませることで体のデトックス効果が期待できます。
また、五感を使って食事を楽しむマインドフル・イーティングでは、ゆっくりと食事を味わうことで、満腹感を得やすく、ストレスフリーな食事管理ができます。
◆3. 若い世代向けのプチプラスキンケア製品の使用
10代~20代向けのスキンケア製品は、肌の水分量や皮脂分泌を調整する目的が多く、40代以降の肌に求められるエイジングケア成分(コラーゲン、セラミド、レチノールなど)が不足しています。
◯「こんな状況に覚えはありませんか?」
45歳のCさんは娘と同じプチプラ化粧水を使い続けていましたが、肌の乾燥がひどく、細かいシワが増えてしまったとのこと。特に冬場になると粉を吹くようになり、さらにしっとりタイプを重ね塗りする悪循環に。
娘さんの肌悩みと私たち世代の悩み全然違うということを知っておこうね。
代わりにおすすめ:
年齢に応じたエイジングケア製品を取り入れましょう。特にセラミドやヒアルロン酸、レチノール配合の美容液をナイトケアに追加することで、肌のハリを保ち、乾燥から守る効果が期待できます。
また、朝はビタミンC誘導体を含む化粧水を使うことで、紫外線対策とともにシミやくすみの予防もできます。
◆4. シリコン系トリートメントの多用
シリコン系トリートメントは、一時的に髪の表面を滑らかにしますが、40代以降の髪には「軽さ」や「根元からの強化」が必要です。毛根を塞いでしまい、髪全体が重くなり、ふんわりとしたボリューム感が失われやすいです。
◯「同じような悩み、感じていませんか?」
52歳のDさんは毎日シリコン配合のトリートメントを使用していましたが、髪の毛がペタッとし、ボリューム不足に悩むようになりました。さらに、頭皮のかゆみも気になり、健康な髪が生えにくくなってしまいました。
代わりにおすすめ:
ノンシリコンのトリートメントや、ケラチン・プロテイン配合の製品を使いましょう。特にアルガンオイルやホホバオイルを使ったヘアケアは、髪を軽く保ちつつ、ツヤを与える効果があり、自然なボリューム感を引き出してくれます。
◆5. 過剰なフェイスマッサージ
強い力でのフェイスマッサージは、特に目元や頬の薄い肌を傷つけ、シワを深くしてしまうことがあります。力を入れすぎると逆にたるみを引き起こすことも。
◯「心当たりはありませんか?」
わたしのYouTubeでも、コメントで<「引き上げ効果」を期待して毎日頬を引っ張るマッサージをしていましたが、かえって頬のたるみが目立つようになり、シワも深くなってしまいました>とのご意見もよく頂きますが、乾燥肌の状態では肌が硬くなり、動きずらい状態になってしまいますので、しっかり皮膚をやわらかくしてから行うことをおすすめします。
代わりにおすすめ:
優しいリンパマッサージを使って、軽い圧でケアすることです。特に目元や口元は、専用のアイクリームを塗りながら薬指で優しくマッサージすることで、シワ予防や血行促進効果が期待できますよ。
◆「いらない美容法」を取り除き、年齢に応じた美しさを
40代、50代になると、自分の体や肌の変化に合わせたケアが大切です。「いらない美容法」を取り除き、効果的な代替法を選ぶことで、年齢に応じた健康的な美しさを一緒に引き出しましょう。
<文/SHOKO>
【SHOKO】
ヘアメイクアップアーティストとして1994年より雑誌のビューティー企画や広告・CM・舞台・TVで活躍。50歳から始めたYouTubeチャンネル「SHOKO美チャンネル」では、スキンケア・メイクアップ・エイジングケアなどについて発信。 著書に『1秒で惹きつける人になる 読むだけで「最高の自分!」大人の美容BOOK』(KADOKAWA)
美容情報はあふれていますが、そのすべてが効果的とは限りません。私も美容業界で35年間、いろんな美容法が流行り廃れていくのを見てきました。実際に年齢と共に肌や体の変化を感じ、これまでのケアが通用しなくなることを痛感しています。
特に私たち世代には、逆に「取り入れないほうが良い」美容法も存在することがわかるようになってきました。そこで今回は、具体的な例を挙げながら「これはいらない美容法」と「おすすめの代替法」をお伝えしますね!
◆1. 過度なピーリングやスクラブ
年齢とともに肌のターンオーバー(新陳代謝)が遅くなるため、過剰なピーリングやスクラブは肌バリアを破壊し、乾燥や炎症を引き起こしやすくなります。特に人気のあるケミカルピーリングは、即効性があり費用も手頃なため多くの方が取り入れていますが、頻度や使い方を誤ると肌に逆効果です。
◯「こんなこと、心当たりありませんか?」
50代のAさんの肌は一見キレイに見えるのですが、ファンデーションのノリも悪く、特に目元や頬の部分に小じわが目立つようになり相談されました。
原因は、肌はツルツルになるのが嬉しくて月に3回ピーリングを行っていたそうです。それで角質を取り過ぎてしまい、肌が薄くなり、乾燥がひどくなってしまったりとトラブル肌にしてしまったのです。
代わりにおすすめ:
優しい拭き取り化粧液や酵素洗顔を週1回程度取り入れることです。酵素洗顔は、古い角質を穏やかに取り除き、ピーリングほど刺激が強くないため敏感肌でも比較的安心して使えます。使った後もつっぱらず、潤いを残しつつくすみを改善してくれるため、透明感を保てます。
◆2. 極端な食事制限や流行りのダイエット法
「〇〇だけダイエット」「糖質カット」「ファスティング」など、急激な体重減少を狙うダイエット法は、40代以降の体に大きな負担をかけることがあります。ホルモンバランスの乱れや栄養不足を引き起こし、肌トラブルや疲労感の原因になることも。
◯「こんな経験をしたことはありませんか?」
48歳のBさんは「夕食抜きダイエット」を2ヶ月続けて、最初は体重が落ちましたが、しばらくすると肌のハリが失われ、髪がぱさつき、イライラ感が増えたと感じるようになりました。結果、ダイエットを中止しても元に戻らず、気持ちも不安定に、痩せてもキレイになれないそんなのいやですよね。
代わりにおすすめ:
「プチ断食(12時間断食)」や「マインドフル・イーティング」です。例えば、朝食を8時にとり、夕食を20時までに済ませる12時間断食なら無理がなく、消化器官を休ませることで体のデトックス効果が期待できます。
また、五感を使って食事を楽しむマインドフル・イーティングでは、ゆっくりと食事を味わうことで、満腹感を得やすく、ストレスフリーな食事管理ができます。
◆3. 若い世代向けのプチプラスキンケア製品の使用
10代~20代向けのスキンケア製品は、肌の水分量や皮脂分泌を調整する目的が多く、40代以降の肌に求められるエイジングケア成分(コラーゲン、セラミド、レチノールなど)が不足しています。
◯「こんな状況に覚えはありませんか?」
45歳のCさんは娘と同じプチプラ化粧水を使い続けていましたが、肌の乾燥がひどく、細かいシワが増えてしまったとのこと。特に冬場になると粉を吹くようになり、さらにしっとりタイプを重ね塗りする悪循環に。
娘さんの肌悩みと私たち世代の悩み全然違うということを知っておこうね。
代わりにおすすめ:
年齢に応じたエイジングケア製品を取り入れましょう。特にセラミドやヒアルロン酸、レチノール配合の美容液をナイトケアに追加することで、肌のハリを保ち、乾燥から守る効果が期待できます。
また、朝はビタミンC誘導体を含む化粧水を使うことで、紫外線対策とともにシミやくすみの予防もできます。
◆4. シリコン系トリートメントの多用
シリコン系トリートメントは、一時的に髪の表面を滑らかにしますが、40代以降の髪には「軽さ」や「根元からの強化」が必要です。毛根を塞いでしまい、髪全体が重くなり、ふんわりとしたボリューム感が失われやすいです。
◯「同じような悩み、感じていませんか?」
52歳のDさんは毎日シリコン配合のトリートメントを使用していましたが、髪の毛がペタッとし、ボリューム不足に悩むようになりました。さらに、頭皮のかゆみも気になり、健康な髪が生えにくくなってしまいました。
代わりにおすすめ:
ノンシリコンのトリートメントや、ケラチン・プロテイン配合の製品を使いましょう。特にアルガンオイルやホホバオイルを使ったヘアケアは、髪を軽く保ちつつ、ツヤを与える効果があり、自然なボリューム感を引き出してくれます。
◆5. 過剰なフェイスマッサージ
強い力でのフェイスマッサージは、特に目元や頬の薄い肌を傷つけ、シワを深くしてしまうことがあります。力を入れすぎると逆にたるみを引き起こすことも。
◯「心当たりはありませんか?」
わたしのYouTubeでも、コメントで<「引き上げ効果」を期待して毎日頬を引っ張るマッサージをしていましたが、かえって頬のたるみが目立つようになり、シワも深くなってしまいました>とのご意見もよく頂きますが、乾燥肌の状態では肌が硬くなり、動きずらい状態になってしまいますので、しっかり皮膚をやわらかくしてから行うことをおすすめします。
代わりにおすすめ:
優しいリンパマッサージを使って、軽い圧でケアすることです。特に目元や口元は、専用のアイクリームを塗りながら薬指で優しくマッサージすることで、シワ予防や血行促進効果が期待できますよ。
◆「いらない美容法」を取り除き、年齢に応じた美しさを
40代、50代になると、自分の体や肌の変化に合わせたケアが大切です。「いらない美容法」を取り除き、効果的な代替法を選ぶことで、年齢に応じた健康的な美しさを一緒に引き出しましょう。
<文/SHOKO>
【SHOKO】
ヘアメイクアップアーティストとして1994年より雑誌のビューティー企画や広告・CM・舞台・TVで活躍。50歳から始めたYouTubeチャンネル「SHOKO美チャンネル」では、スキンケア・メイクアップ・エイジングケアなどについて発信。 著書に『1秒で惹きつける人になる 読むだけで「最高の自分!」大人の美容BOOK』(KADOKAWA)