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マンションの駐車場トラブル。高級車に注意書きをペタリ、怒りの手紙が届き焦る/びっくり体験人気記事BEST

女子SPA! 2024年10月8日 8時47分

 女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「びっくり体験」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2021年10月6日 記事は取材時の状況)

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  ささいなことで、ご近所とトラブルになる…みなさんにも一度や二度はそんな経験があるのではないでしょうか。今回はあるマンションの駐車場で起きた予想外のトラブルを紹介します。

◆いかにも高級そうな黄色いスポーツカー

 2年前に郊外の大規模マンションに越してきた瑞穂さん(仮名・37歳)。その当時、空いていた駐車場が平置きタイプの少し料金がお高めの場所しかなく、瑞穂さんはそこを利用していたそうです。当然そんな場所に集まる車は高級なものが多いわけで…。

「私がマンションに入居してからしばらくして、私の駐車場の隣のスペースの利用者が愛車を買い換えたんです。鮮やかな黄色の派手なスポーツカーで、初めは『輸入車ってかっこいいわね』なんて話していたんです」

 瑞穂さんはそう当時を振り返ります。

◆車幅近すぎ!駐車マナーにア然

 瑞江さんは、子どもと買い物に出かける時、となりの車とスペースが極端に狭いことに気づきます。

「『えーウソー!』って声に出して叫んじゃいました。だって、遠くから見たら隣の黄色い車と私のくるまがくっついているように見えたんです。たぶん隣は左ハンドルだったため、乗り降りしやすいようにと、私の駐車枠ギリギリに寄せて駐車してたんです。でも、当然のことながらこちらの助手席ドアは開けにくく、子供の乗り降りにいつも不便な思いをしてて…」

 基本的に駐車場は枠内にとめていれば問題ないはずですが、不満が溜まっていた瑞穂さんは予想外の行動に出てしまいます。

◆とりあえず迷惑をアピールしてみる

 角が立たないように管理組合を通して注意をしてもらうも、一向に収まる気配はなかったそう。

「思い切って『もう少し中央に駐車してもらえないか』という趣旨のメッセージをA4のコピー用紙に書いてフロントガラスに貼ってみたんです」

 人の車に勝手に張り紙をするのは非常識にも思えますが、感情のままに行動してしまった瑞穂さん…。ベランダからちょうど駐車場が見えるそうで、張り紙に気づいてもらえないかちょくちょく監視していたそうです。

「結局その日は気づいてもらえず、私もあきらめて監視はやめました。どうやら頻繁に乗り回していそうになく、見た目の通り趣味の車なんでしょうかね」

◆隣人にとった対応で被害者のつもりが加害者に?!

 それから3日ほど経ったある日、事態は急展開を迎えます。

「何気なくベランダから外を見たら張り紙がないんです! 思わず見に行こうとして玄関ドアを開けようと思ったら、ポストに一通の手紙が入っているのに気づいて。直感で、あの車の持ち主かも!と思いました」

投函された封筒を開封し、瑞穂さんは仰天したそうです。

「『ウチの車のフロントガラスには最高級のコーティングがしてある。お宅の張り紙のせいでコーティングが剥離された』という趣旨の手紙と10万円の請求書が入っていたんです」

 スポーツカーの持ち主からしてみれば、きちんと駐車場の枠内に止めていたのに、勝手に張り紙をされれば頭にきますよね。

◆トホホ、敷地外の駐車場に移ることに

「すごく悔しかったですよ。だってもともとはあっちが悪いんだから…。でも10万円なんて払えないし、ネット見たらたしかにそのようなフロントガラスのコーティングはあるって書いてあるし、裁判沙汰とか大きなことになっても嫌なので、後日謝罪文を相手の方のポストにいれたんです」

 その後、瑞穂さんは夫と相談し、結局敷地外の駐車場に移ることにしました。

 数日後、幸いにも瑞穂さんのその対応の結果、請求は取り下げるするという手紙がポストの中に入っていたそう。

◆フロントガラスに貼らなければよかった

 当時は悔しくてたまらなかったという瑞穂さんですが、心境に変化があったといいます。

「でも今冷静になって考えてみると、私の忠告の仕方にも問題がありましたよね…。部屋番号が分かっていたんだから、私も初めから忠告する紙をフロントガラスに貼るんじゃなくて、ポストに投函すればよかったんです。

 郊外の環境のよい広いマンションに住むのがずっと憧れだったけど、実際住むと集合住宅がゆえに、こんな予想外のトラブルにあうこともあるんだなと思いました」

◆その後、郊外の一軒家へ引っ越し

 ご近所さんに不満を持っても、すぐムキになるのではなく、一旦間を置いて、懸命な策を考えたいですね。対応次第では余計にこじれることもありますから。

 その後瑞穂さん一家は、さらに郊外の直菜園付きの古民家に引っ越したそうです。

<文/上田美羽>

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