2010年にTBSに入社し、『朝ズバッ!』『報道特集』などを担当したのち、2016年に退社したアンヌ遙香さん(39歳・以前は小林悠として活動)。
TBS退社から8年経った今年、紆余曲折を経て20年生活した東京を後にして活動拠点を故郷北海道に戻したアンヌさん。アラフォーにして再スタートを切った「出戻り先」でのシングルライフの様子や心境をつづる連載です。
第7回となる本記事では、2024年10月20日にスポーツ報知が公開した記事「『朝ズバッ!』出演の元TBSアナ 退社から8年たった現在の姿が衝撃 8月に離婚公表」を目にした本人が「見た目問題」について感じたことを綴ります(以下、アンヌさんの寄稿)。
◆ネット記事に取り上げられていてびっくり
つい先日、「『朝ズバッ!』出演の元TBSアナの現在の姿が衝撃」といったネット記事がいつの間にかアップされているのを見つけました。
内容としては、私が最近投稿したInstagramの本文を記事にしていただき、そして衝撃の写真はこちら! といった形で、その写真のページに飛べるように設定がされていました。そう、ちゃっかりチェックしている私。
正直、まずいものをあげてしまっただろうか……、写っちゃいけないものが写っていたかな……なんて大きな疑問とハラハラ感があったのですが、自撮りをしたものや鏡越しに撮ったものなど、私の中ではごく日常的な写真でした。
本文はお優しいことに「髪をひとつにまとめてクールに激変。美女オーラ全開で」なんていうふうに書いていただいたわけですが……。
多くの方のオピニオンが集まる某ニュースサイトは非常に厳しいコメントが集まることでも知られていますが、そういったものを見てみると(こちらもちゃっかり見ている)、「老けた!やつれた!!」なんていう非常に非常に切ないコメントが多く溢れていたのでした。
◆「ハーフは劣化が早い」と言われたことも
なるほどね……。本当に不思議なもので、この見た目問題、大変根深いものが日本のみならず世界中にあると思うんです。
私は父親がアイルランド系アメリカ人。20代の頃から「ハーフは劣化が早いからな!」なんてご意見をいただいたことも多くあったものでした。
そして今アラフォーになり、私は今年およそ8年ぶり? にテレビなどのお仕事をさせていただいておりますので、
昔の私を知っている方からすれば、確かに「老けた」「やつれた」との印象を抱かれることは当然かと思います。でも、本当に不思議なんですよね。
例えば、Instagramなどでアンチエイジングを見据えた美容医療を積極的に取り入れている人を見れば、「不自然だ! 自然な老化が美しい!」という言葉が出てきたり、一方でその「自然な老化」なるものを受け入れている方の写真を見れば、「実年齢よりももっと上に見える! 見た目にもっとこだわるべき」なんて言われている。
もうどうしたらいいんですか!? どうしたら皆さん満足してくれるんですか!?(笑) なんてしみじみ感じてしまうわけです。
◆20代の頃よりも今の見た目のほうが好み
確かに昨今では男性に対しても、そういった見た目の変化をなんやかんやと言われてしまう風潮はあるのかもしれませんが、まだまだこの見た目問題、女性が圧倒的にそう言われてしまう機会が多いと感じるのは私だけではないはずです。
私自身の思いを言えば、はっきり言って、20代の頃よりも今現在の見た目のほうが私的に好みです。
確かに笑うと目の周りにシワもできるし、肌はだいぶ乾燥もするようになりました。私が所属している札幌のモデル事務所には20代の美しい女の子もたくさんいるのですが、その子たちのお肌を見ていると、フローレスでみずみずしく、なんと素晴らしい肌なんだろう! とうっとりと眺めてしまうことももちろんあります。
それでも、私は、私の今の見た目のほうが好きです! 昔に比べて圧倒的に量が食べられなくなったこともあり、体重が軽くなったことは確かですが、朝晩とゴールデンレトリバーの愛犬のお散歩をするには、このぐらいの体の軽さで充分!
顔のお肉も昔に比べてだいぶなくなってしまいましたが、愛犬とのお散歩の際には欠かせないキャップを被ると、このぐらいのキュッとしたフェイスラインのほうが自分の中で似合う気がする!
◆目指すは“人間ゴールデンレトリバー”
20代の頃の私だったら、こういった見た目に対するネガティブなコメントを聞かされるたびに落ち込んだりしていたんだろうなと、しみじみ感じます。
しかし、アラフォーになりさまざまな人生経験を積んできた今の私は、いろいろなご意見サンキュー! でも今の私はこのスタイルでいかせてほしいので、よろしく!!
なんて元気にサムズアップできるナイスメンタルを身に付けることができました。私は正直、さまざまな角度から強さを身に付けた今の自分の年の功に、かなり満足しています。
人の見た目問題、確かに軽い気持ちでコメントしたくなりますが、どんどん明るいこと言っていきましょうよ! 私はゴールデンレトリバーの愛犬から日々学ぶことばかりですよ。
ネガティブなことは絶対言わない、いつもニコニコしている! 私は人間ゴールデンレトリバーのような存在になりたいと常日頃思っています。ハキハキと明るいのは正義だなあなんて改めて感じる訳です。
皆様! ネット空間にコメントするときは、ゴールデンレトリバーマインドでいきましょう! 明るく! 楽しく! 優しくね!
<文/アンヌ遙香>
【アンヌ遙香】
元TBSアナウンサー(小林悠名義)1985年、北海道生まれ。お茶の水女子大学大学院修了。2010年、TBSに入社。情報番組『朝ズバッ!』、『報道特集』、『たまむすび』などを担当。2016年退社後、現在は故郷札幌を拠点に、MC、コメンテーター、モデルとして活動中。文筆業にも力を入れている。ポッドキャスト『アンヌ遙香の喫茶ナタリー』を配信中
TBS退社から8年経った今年、紆余曲折を経て20年生活した東京を後にして活動拠点を故郷北海道に戻したアンヌさん。アラフォーにして再スタートを切った「出戻り先」でのシングルライフの様子や心境をつづる連載です。
第7回となる本記事では、2024年10月20日にスポーツ報知が公開した記事「『朝ズバッ!』出演の元TBSアナ 退社から8年たった現在の姿が衝撃 8月に離婚公表」を目にした本人が「見た目問題」について感じたことを綴ります(以下、アンヌさんの寄稿)。
◆ネット記事に取り上げられていてびっくり
つい先日、「『朝ズバッ!』出演の元TBSアナの現在の姿が衝撃」といったネット記事がいつの間にかアップされているのを見つけました。
内容としては、私が最近投稿したInstagramの本文を記事にしていただき、そして衝撃の写真はこちら! といった形で、その写真のページに飛べるように設定がされていました。そう、ちゃっかりチェックしている私。
正直、まずいものをあげてしまっただろうか……、写っちゃいけないものが写っていたかな……なんて大きな疑問とハラハラ感があったのですが、自撮りをしたものや鏡越しに撮ったものなど、私の中ではごく日常的な写真でした。
本文はお優しいことに「髪をひとつにまとめてクールに激変。美女オーラ全開で」なんていうふうに書いていただいたわけですが……。
多くの方のオピニオンが集まる某ニュースサイトは非常に厳しいコメントが集まることでも知られていますが、そういったものを見てみると(こちらもちゃっかり見ている)、「老けた!やつれた!!」なんていう非常に非常に切ないコメントが多く溢れていたのでした。
◆「ハーフは劣化が早い」と言われたことも
なるほどね……。本当に不思議なもので、この見た目問題、大変根深いものが日本のみならず世界中にあると思うんです。
私は父親がアイルランド系アメリカ人。20代の頃から「ハーフは劣化が早いからな!」なんてご意見をいただいたことも多くあったものでした。
そして今アラフォーになり、私は今年およそ8年ぶり? にテレビなどのお仕事をさせていただいておりますので、
昔の私を知っている方からすれば、確かに「老けた」「やつれた」との印象を抱かれることは当然かと思います。でも、本当に不思議なんですよね。
例えば、Instagramなどでアンチエイジングを見据えた美容医療を積極的に取り入れている人を見れば、「不自然だ! 自然な老化が美しい!」という言葉が出てきたり、一方でその「自然な老化」なるものを受け入れている方の写真を見れば、「実年齢よりももっと上に見える! 見た目にもっとこだわるべき」なんて言われている。
もうどうしたらいいんですか!? どうしたら皆さん満足してくれるんですか!?(笑) なんてしみじみ感じてしまうわけです。
◆20代の頃よりも今の見た目のほうが好み
確かに昨今では男性に対しても、そういった見た目の変化をなんやかんやと言われてしまう風潮はあるのかもしれませんが、まだまだこの見た目問題、女性が圧倒的にそう言われてしまう機会が多いと感じるのは私だけではないはずです。
私自身の思いを言えば、はっきり言って、20代の頃よりも今現在の見た目のほうが私的に好みです。
確かに笑うと目の周りにシワもできるし、肌はだいぶ乾燥もするようになりました。私が所属している札幌のモデル事務所には20代の美しい女の子もたくさんいるのですが、その子たちのお肌を見ていると、フローレスでみずみずしく、なんと素晴らしい肌なんだろう! とうっとりと眺めてしまうことももちろんあります。
それでも、私は、私の今の見た目のほうが好きです! 昔に比べて圧倒的に量が食べられなくなったこともあり、体重が軽くなったことは確かですが、朝晩とゴールデンレトリバーの愛犬のお散歩をするには、このぐらいの体の軽さで充分!
顔のお肉も昔に比べてだいぶなくなってしまいましたが、愛犬とのお散歩の際には欠かせないキャップを被ると、このぐらいのキュッとしたフェイスラインのほうが自分の中で似合う気がする!
◆目指すは“人間ゴールデンレトリバー”
20代の頃の私だったら、こういった見た目に対するネガティブなコメントを聞かされるたびに落ち込んだりしていたんだろうなと、しみじみ感じます。
しかし、アラフォーになりさまざまな人生経験を積んできた今の私は、いろいろなご意見サンキュー! でも今の私はこのスタイルでいかせてほしいので、よろしく!!
なんて元気にサムズアップできるナイスメンタルを身に付けることができました。私は正直、さまざまな角度から強さを身に付けた今の自分の年の功に、かなり満足しています。
人の見た目問題、確かに軽い気持ちでコメントしたくなりますが、どんどん明るいこと言っていきましょうよ! 私はゴールデンレトリバーの愛犬から日々学ぶことばかりですよ。
ネガティブなことは絶対言わない、いつもニコニコしている! 私は人間ゴールデンレトリバーのような存在になりたいと常日頃思っています。ハキハキと明るいのは正義だなあなんて改めて感じる訳です。
皆様! ネット空間にコメントするときは、ゴールデンレトリバーマインドでいきましょう! 明るく! 楽しく! 優しくね!
<文/アンヌ遙香>
【アンヌ遙香】
元TBSアナウンサー(小林悠名義)1985年、北海道生まれ。お茶の水女子大学大学院修了。2010年、TBSに入社。情報番組『朝ズバッ!』、『報道特集』、『たまむすび』などを担当。2016年退社後、現在は故郷札幌を拠点に、MC、コメンテーター、モデルとして活動中。文筆業にも力を入れている。ポッドキャスト『アンヌ遙香の喫茶ナタリー』を配信中