「SNSを通じて手軽に連絡が取れる今の時代だからこそ、トラブルになるのが怖い」そう感じたことはないでしょうか。
誰でも気軽に発信できるツールとしてはとても便利なSNSですが、仕事にも活用できる時代だからこそ金銭が絡んだトラブルになるケースも多いようです。
神奈川県在住、シングルマザーの真矢さん(仮名・30歳)は現在4歳の女の子を女手一つで育てるママ。娘さんを産んですぐに離婚し、家事に育児、仕事と忙しない毎日を送っているそうです。そんな真矢さんが最近、SNSのDMをきっかけに騙されてしまった経験について取材しました。
◆「もっと子どもとの時間が欲しい」シングルマザーの悩み
「現在、娘は4歳の年中さん。娘が産まれてすぐに離婚したため、育児と家事の両立に長いこと頭を悩ませています。職種は事務職で保育園からの距離が遠く、お迎えが最後になってしまうことも多々あり、娘から『ママがずっとお家に居られたら良いのにね』と言われたときは申し訳ない気持ちでいっぱいになりました」
真矢さんは「娘と一緒に居られる時間をもっとたくさん作りたい」と思い始め、いつか在宅ワークで生計を立てるべく、まずは副業としてwebデザインの勉強を始めたんだそう。
「家で仕事を完結できれば、保育園に長時間娘を預ける必要もなく、小学校に上がっても学童を利用しなくて済むと考えて、3か月前にWebデザインの勉強を始めました。実際YouTubeなどで勉強を始めてみたものの、スキルを習得するには思った以上に時間がかかりそうで、スクールに入会する必要があるのではないかと思い悩んでいたんです」
◆Webマーケターと名乗るアカウントからのDM
そこで真矢さんはまず、ビジネス用のアカウントとして、素人ながら自身でデザインした作品を投稿したアカウントをInstagramで作りました。
「プロフィール欄には、シングルマザーでWebデザインを勉強中だということを記載しマメに投稿していたのですが、ある日、Webマーケターの方からDMが届きました」
初めてビジネスアカウントにDMが来たことが嬉しかったという真矢さんは、ビジネス関連のDMが来たことに、当時少し認めてもらえた感覚になったんだそう。
「一緒に活動できるWebマーケターの育成に力を入れているという方から、フリーランスとして働きたい方を3名募集しているといった内容のDMが送られてきたのですが、一人で頑張るには限界があるのではないかと感じているタイミングだったここともあり、話だけでも聞いてみたいと思い、返信したのが事の始まりでした」
当時の真矢さんは、何とかして子どもとの時間を増やそうと在宅ワークで生計を立てられる手段を探していたのです。そんなときに舞い込んだメッセージにワクワクした気持ちになったといいます。
◆実際に話を聞いてみることに!面談での内容は?
「私がDMを返すとすぐに相手の方から返信があり、ぜひオンラインでお話をしてみたいと言っていただきました。私はすぐに面談の予定を組み、面談をしました。Webマーケターの方は愛想の良い40代の女性の方で、『実は私もシングルマザーなんです。外での激務でなかなか子どもとの時間を作れなかった過去があったからこそ、あなたの夢を一緒に叶えたい。一緒にWebマーケターになって頑張りませんか?』と私の気持ちに寄り添った話し方で、日常生活の苦悩や葛藤についても深く共感をしてくれるような方だったんです」
相手の女性が好印象だったことから、真矢さんは「信じて頑張ってみたい」と感じたといいます。
「最初はWebデザインを勉強したいと考えていましたが、ライターやマーケティングなど幅広く勉強することで一気に可能性が広がると熱弁され、娘のためなら頑張ってみたいと気持ちが前向きになっていきました。一通り説明を受けたのちに、女性の方から『お金のほうが掛かってしまうんですけど、大丈夫そうですか?』と切り出され、私が『おいくらですか?』と尋ねると、『明確な金額は私からはお伝えできないんです』と濁されました。
しかし、その後も明確な金額は明かされないまま、『契約しますか?どうしますか?』と選択を迫られたことで少し不審に思い、上司の方を紹介していただくといった流れになったんです」
カリキュラムに関してはわかりやすく説明していただきましたが、支払額についての話が明確に聞けず「詳しくは上司からお話しします」とのことで、改めて繋いでもらう話になったという真矢さん。この時点でも、今の生活が何か良い方向に変えられるかもしれないと本気で感じていました。
◆「行動しなければ変わらない」プロマーケターからの勧誘
後日、予定通り女性の上司に当たる人物とオンラインで話すことになりました。
「ただのスクールではなく、実際に案件をこなしながら実践的に学んでいくシステムだから、学びながら稼げるため効率的だと説明されました。カリキュラム終了後も優先的にお仕事を回していただけるため、営業せずとも実践を積むことができると。確かに、フリーで活動するにあたって営業で壁にぶち当たるといった話は聞いたことがあったので、『頑張りたい、頑張ったら何か得られるかもしれない!』と思いましたが、その場ではどうしても即決できずにいました」
とても弁の立つ人物で、引き込まれていったという真矢さん。しかしその場で返事をしなかったのには、理由がありました。
「躊躇した理由は、100万円という受講料です。今の私ではとても一括で支払いできるような額ではなく、『とても魅力的だとは思うのですが、高額すぎるのでお支払いが難しいです』と正直にお話ししました。すると女性は『そうですよね、みなさん最初はそうおっしゃるので最初に50万円振り込んでいただいて、残りの50万円は月々約4万円ずつ分割でお支払いでしたら、案件をこなしながらなのですぐに元がとれますよ』と言われました。
月々数万円も稼げるようになるものかと聞くと、『初心者で始めた方でも、こちらから案件を振れるので2か月目から20万円くらい稼げる方が多いですよ』と言われたんです。その時私はそんなに稼げるのか不安な気持ちもあり悩んでいたのですが、見かねた女性が『行動しなければ何も変わりませんよ。チャンスを掴み取りましょう!』と前向きな言葉をたくさん投げかけてきたんです」
チャレンジしないままリスクを考えすぎて行動できなかった自分を変えたいといった想いがあったという真矢さんは、その言葉に心が動いてしまったといいます。
◆振込後に音信不通、失ったお金が返金されない
入会を決心した真矢さんのもとに、相手からさっそくDMが。
「クレジットカード決済のためのURLが送られてきたのですが、念のためLINEを交換できないかと打診したところ、連絡先を交換していただきました。そして、50万円の決済をし、『入金が確認できました』と連絡があったのですが、その後やり取りができなくなってしまったんです。最初に連絡を頂いたWebマーケターの方に連絡を取ろうと思ったのですが、アカウントごと削除されていて、音信不通に。私はこのときに騙されたんだと確信しました」
入会時にサインをさせられた電子の契約書には相手の事業者名、個人名、電話番号の記載があったものの、後日調べてみると電話番号は使われていない番号で、事業者名もいくら検索してもヒットしなかったため「架空の情報だったのかもしれない」とのこと。
シングルマザーで切羽詰まっている状況に漬け込まれ、詐欺にあってしまった自分が情けないと嘆く真矢さん。
「その後も連絡をとる手段がなく、支払った50万円は返金されず、もちろんスクールの詳細などが送られてくることもないまま、約1か月が経ちました。念のためクレジットカードは番号変更(再発行)をしました。現在は消費生活センターに相談していますが、今のところ進展がありません」
◆国民生活センターに聞いてみた
こういったトラブルは増えているのでしょうか。女子SPA!編集部は国民生活センターの担当者に話を聞いてみました。
「このようなケースについての統計がないため正確にはわかりかねますが、『SNSをきっかけとしたケースの相談割合』は年々高まっています」
国民生活センターの2024年9月4日のリリースによると、年度別相談件数に対する「SNSをきっかけとした相談割合」は、2020年度で23%、2021年度で36.2%、2022年度で43.9%、2023年度で63.4%、2024年度7月31日までで70.1%と、右肩上がりとなっていることがわかります。
同リリースでは相談事例としては下記が挙げられています。
「SNS広告を見てタスクを始めたところ、チームで対応することになったが、ミスでチーム全員が損をしたと言われ処理費用を請求されて支払った」
「SNS広告を見てタスクを始め、報酬を出金しようとしたらアカウントが凍結され、高額な解除費用を請求された」
担当者によると、「相手先と連絡が取れなかったり、事業者の連絡先や住所が不明となると解決が難しいケースが多い」のだそう……。
「ただ、何らかの手がかりがあれば、交渉できる可能性がまったくないわけではありません。もし不安になった場合や、トラブルになった場合は最寄りの消費生活センターにご相談ください。もし明らかな詐欺被害ということであれば警察にご相談ください」
◆「もうけ話」はまず疑うこと!
通常、ビデオ通話で勧誘を受けた場合は「電話勧誘」にあたり8日間以内であればクーリングオフが可能。一方で、クーリングオフが難しいケースにはどのようなものがあるのでしょうか。
「電話勧誘販売にあたるとしても事業者と連絡が取れない場合、クーリングオフの通知を送付しても、実効性を欠く場合があります。また、通信販売にあたる場合はクーリングオフが認められていません」
最後に、トラブルになった場合に備えて契約前や入金前にすべきことを教えてもらいました。
「インターネット上で勧誘されるもうけ話は、まず疑ってください。契約前に契約条件、契約内容をよく確認し、少しでも怪しいと思ったら契約をしないことが重要です。また、トラブルに備えて、SNSなどのやり取りの記録は消さずに残し、不安になったり、トラブルになったりした場合は消費生活センターにご相談いただきたいです。状況を伺い、事業者に交渉できるケースについては交渉のアドバイスをしています」
「もうけ話はまず疑う」。これを心がけ、SNSを賢く、楽しく活用していきたいですね。
<取材・文/鈴木風香 協力/女子SPA!取材班>
【鈴木風香】
フリーライター・記者。ファッション・美容の専門学校を卒業後、アパレル企業にて勤務。息子2人の出産を経てライターとして活動を開始。ママ目線での情報をお届け。Instagram:@yuyz.mama
誰でも気軽に発信できるツールとしてはとても便利なSNSですが、仕事にも活用できる時代だからこそ金銭が絡んだトラブルになるケースも多いようです。
神奈川県在住、シングルマザーの真矢さん(仮名・30歳)は現在4歳の女の子を女手一つで育てるママ。娘さんを産んですぐに離婚し、家事に育児、仕事と忙しない毎日を送っているそうです。そんな真矢さんが最近、SNSのDMをきっかけに騙されてしまった経験について取材しました。
◆「もっと子どもとの時間が欲しい」シングルマザーの悩み
「現在、娘は4歳の年中さん。娘が産まれてすぐに離婚したため、育児と家事の両立に長いこと頭を悩ませています。職種は事務職で保育園からの距離が遠く、お迎えが最後になってしまうことも多々あり、娘から『ママがずっとお家に居られたら良いのにね』と言われたときは申し訳ない気持ちでいっぱいになりました」
真矢さんは「娘と一緒に居られる時間をもっとたくさん作りたい」と思い始め、いつか在宅ワークで生計を立てるべく、まずは副業としてwebデザインの勉強を始めたんだそう。
「家で仕事を完結できれば、保育園に長時間娘を預ける必要もなく、小学校に上がっても学童を利用しなくて済むと考えて、3か月前にWebデザインの勉強を始めました。実際YouTubeなどで勉強を始めてみたものの、スキルを習得するには思った以上に時間がかかりそうで、スクールに入会する必要があるのではないかと思い悩んでいたんです」
◆Webマーケターと名乗るアカウントからのDM
そこで真矢さんはまず、ビジネス用のアカウントとして、素人ながら自身でデザインした作品を投稿したアカウントをInstagramで作りました。
「プロフィール欄には、シングルマザーでWebデザインを勉強中だということを記載しマメに投稿していたのですが、ある日、Webマーケターの方からDMが届きました」
初めてビジネスアカウントにDMが来たことが嬉しかったという真矢さんは、ビジネス関連のDMが来たことに、当時少し認めてもらえた感覚になったんだそう。
「一緒に活動できるWebマーケターの育成に力を入れているという方から、フリーランスとして働きたい方を3名募集しているといった内容のDMが送られてきたのですが、一人で頑張るには限界があるのではないかと感じているタイミングだったここともあり、話だけでも聞いてみたいと思い、返信したのが事の始まりでした」
当時の真矢さんは、何とかして子どもとの時間を増やそうと在宅ワークで生計を立てられる手段を探していたのです。そんなときに舞い込んだメッセージにワクワクした気持ちになったといいます。
◆実際に話を聞いてみることに!面談での内容は?
「私がDMを返すとすぐに相手の方から返信があり、ぜひオンラインでお話をしてみたいと言っていただきました。私はすぐに面談の予定を組み、面談をしました。Webマーケターの方は愛想の良い40代の女性の方で、『実は私もシングルマザーなんです。外での激務でなかなか子どもとの時間を作れなかった過去があったからこそ、あなたの夢を一緒に叶えたい。一緒にWebマーケターになって頑張りませんか?』と私の気持ちに寄り添った話し方で、日常生活の苦悩や葛藤についても深く共感をしてくれるような方だったんです」
相手の女性が好印象だったことから、真矢さんは「信じて頑張ってみたい」と感じたといいます。
「最初はWebデザインを勉強したいと考えていましたが、ライターやマーケティングなど幅広く勉強することで一気に可能性が広がると熱弁され、娘のためなら頑張ってみたいと気持ちが前向きになっていきました。一通り説明を受けたのちに、女性の方から『お金のほうが掛かってしまうんですけど、大丈夫そうですか?』と切り出され、私が『おいくらですか?』と尋ねると、『明確な金額は私からはお伝えできないんです』と濁されました。
しかし、その後も明確な金額は明かされないまま、『契約しますか?どうしますか?』と選択を迫られたことで少し不審に思い、上司の方を紹介していただくといった流れになったんです」
カリキュラムに関してはわかりやすく説明していただきましたが、支払額についての話が明確に聞けず「詳しくは上司からお話しします」とのことで、改めて繋いでもらう話になったという真矢さん。この時点でも、今の生活が何か良い方向に変えられるかもしれないと本気で感じていました。
◆「行動しなければ変わらない」プロマーケターからの勧誘
後日、予定通り女性の上司に当たる人物とオンラインで話すことになりました。
「ただのスクールではなく、実際に案件をこなしながら実践的に学んでいくシステムだから、学びながら稼げるため効率的だと説明されました。カリキュラム終了後も優先的にお仕事を回していただけるため、営業せずとも実践を積むことができると。確かに、フリーで活動するにあたって営業で壁にぶち当たるといった話は聞いたことがあったので、『頑張りたい、頑張ったら何か得られるかもしれない!』と思いましたが、その場ではどうしても即決できずにいました」
とても弁の立つ人物で、引き込まれていったという真矢さん。しかしその場で返事をしなかったのには、理由がありました。
「躊躇した理由は、100万円という受講料です。今の私ではとても一括で支払いできるような額ではなく、『とても魅力的だとは思うのですが、高額すぎるのでお支払いが難しいです』と正直にお話ししました。すると女性は『そうですよね、みなさん最初はそうおっしゃるので最初に50万円振り込んでいただいて、残りの50万円は月々約4万円ずつ分割でお支払いでしたら、案件をこなしながらなのですぐに元がとれますよ』と言われました。
月々数万円も稼げるようになるものかと聞くと、『初心者で始めた方でも、こちらから案件を振れるので2か月目から20万円くらい稼げる方が多いですよ』と言われたんです。その時私はそんなに稼げるのか不安な気持ちもあり悩んでいたのですが、見かねた女性が『行動しなければ何も変わりませんよ。チャンスを掴み取りましょう!』と前向きな言葉をたくさん投げかけてきたんです」
チャレンジしないままリスクを考えすぎて行動できなかった自分を変えたいといった想いがあったという真矢さんは、その言葉に心が動いてしまったといいます。
◆振込後に音信不通、失ったお金が返金されない
入会を決心した真矢さんのもとに、相手からさっそくDMが。
「クレジットカード決済のためのURLが送られてきたのですが、念のためLINEを交換できないかと打診したところ、連絡先を交換していただきました。そして、50万円の決済をし、『入金が確認できました』と連絡があったのですが、その後やり取りができなくなってしまったんです。最初に連絡を頂いたWebマーケターの方に連絡を取ろうと思ったのですが、アカウントごと削除されていて、音信不通に。私はこのときに騙されたんだと確信しました」
入会時にサインをさせられた電子の契約書には相手の事業者名、個人名、電話番号の記載があったものの、後日調べてみると電話番号は使われていない番号で、事業者名もいくら検索してもヒットしなかったため「架空の情報だったのかもしれない」とのこと。
シングルマザーで切羽詰まっている状況に漬け込まれ、詐欺にあってしまった自分が情けないと嘆く真矢さん。
「その後も連絡をとる手段がなく、支払った50万円は返金されず、もちろんスクールの詳細などが送られてくることもないまま、約1か月が経ちました。念のためクレジットカードは番号変更(再発行)をしました。現在は消費生活センターに相談していますが、今のところ進展がありません」
◆国民生活センターに聞いてみた
こういったトラブルは増えているのでしょうか。女子SPA!編集部は国民生活センターの担当者に話を聞いてみました。
「このようなケースについての統計がないため正確にはわかりかねますが、『SNSをきっかけとしたケースの相談割合』は年々高まっています」
国民生活センターの2024年9月4日のリリースによると、年度別相談件数に対する「SNSをきっかけとした相談割合」は、2020年度で23%、2021年度で36.2%、2022年度で43.9%、2023年度で63.4%、2024年度7月31日までで70.1%と、右肩上がりとなっていることがわかります。
同リリースでは相談事例としては下記が挙げられています。
「SNS広告を見てタスクを始めたところ、チームで対応することになったが、ミスでチーム全員が損をしたと言われ処理費用を請求されて支払った」
「SNS広告を見てタスクを始め、報酬を出金しようとしたらアカウントが凍結され、高額な解除費用を請求された」
担当者によると、「相手先と連絡が取れなかったり、事業者の連絡先や住所が不明となると解決が難しいケースが多い」のだそう……。
「ただ、何らかの手がかりがあれば、交渉できる可能性がまったくないわけではありません。もし不安になった場合や、トラブルになった場合は最寄りの消費生活センターにご相談ください。もし明らかな詐欺被害ということであれば警察にご相談ください」
◆「もうけ話」はまず疑うこと!
通常、ビデオ通話で勧誘を受けた場合は「電話勧誘」にあたり8日間以内であればクーリングオフが可能。一方で、クーリングオフが難しいケースにはどのようなものがあるのでしょうか。
「電話勧誘販売にあたるとしても事業者と連絡が取れない場合、クーリングオフの通知を送付しても、実効性を欠く場合があります。また、通信販売にあたる場合はクーリングオフが認められていません」
最後に、トラブルになった場合に備えて契約前や入金前にすべきことを教えてもらいました。
「インターネット上で勧誘されるもうけ話は、まず疑ってください。契約前に契約条件、契約内容をよく確認し、少しでも怪しいと思ったら契約をしないことが重要です。また、トラブルに備えて、SNSなどのやり取りの記録は消さずに残し、不安になったり、トラブルになったりした場合は消費生活センターにご相談いただきたいです。状況を伺い、事業者に交渉できるケースについては交渉のアドバイスをしています」
「もうけ話はまず疑う」。これを心がけ、SNSを賢く、楽しく活用していきたいですね。
<取材・文/鈴木風香 協力/女子SPA!取材班>
【鈴木風香】
フリーライター・記者。ファッション・美容の専門学校を卒業後、アパレル企業にて勤務。息子2人の出産を経てライターとして活動を開始。ママ目線での情報をお届け。Instagram:@yuyz.mama