女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「結婚」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2018年11月23日 記事は取材時の状況)
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皆さんは、朝ごはんは和食派?それとも洋食派でしょうか? どちらかにこだわる人っていますよね。
そんな朝食こだわり派の夫が見せた、ちょっとした行動に違和感をいだいて不倫を見抜いた妻の話をきいてみました。
◆「朝食は絶対和食」の夫にベーグルを出してみると…
森本優香さん(仮名・31歳・主婦)の夫(Nさん・40歳・会社員)は保守的な性格で、朝食は絶対和風じゃないとダメなタイプです。
ですが、たまたま近所にベーグルの専門店が出来た事も有り、たまにはいつ もと違う朝食を食べたい優香さんはお店のオープンと同時に駆け込み、焼きたてのベーグルを買ってきてベーコンエッグと一緒に夫にだしてみました。
するとベーグルが初めてのNさんは、最初は文句を言っていましたが… 結局完食し「コーヒーと合うね」とつぶやいて出社したので、優香さんは“あ、これは美味しかったという事だな”と解釈し、これからはたまに洋風の朝食を食べられそうだぞ、とほくそ笑んでいました。
「なのに何日かして、またベーグルを朝食にだしてみたら『やっぱりこんな固いパンは好きじゃない、僕は米がいい』と言って夫は冷凍ご飯をチンして食べ始めたんですよ」
優香さんは“おかしいな…この間は美味しそうに食べていたのに”と思いつつ、またいつも通り和風の朝食を食べる日々を過ごしていました。
◆ベーグル屋の店員が夫に「毎朝お買い上げ」とお礼を…
「そしたら、たまたま夫と近所のスーパーに買い物に行く途中にベーグル屋の前を通ったら、店の前で掃き掃除していた店員さんが満面の笑顔で『あ、毎朝お買い上げありがとうございます!』と夫に向かって言ってきたんですよ…」
明らかに挙動不審な様子で、店員さんを無視して足早に通り過ぎようとするNさん。優香さんはその腕をガシッとつかむと…。
「え、毎朝ベーグルを買いに? どういう事?? ベーグル好きじゃないって言っていたのに、これは怪しいと思って、店員さんに『いつもお世話になってます。ここのベーグルが大好きで…』と試しに言ってみたんですよ」
すると「ありがとうございます! いつも2つ買っていかれるのは奥様の分だったんですね」と返されて、冷や汗が止まらないNさん。
しばらく無言で歩く2人。気まずい雰囲気の中先に口を開いたのは優香さんでした。
◆不倫相手と毎日ベーグルランチをしていた夫
「『今、正直に話せば許してあげるよ…どうする? どーせ言い訳考えてるんでしょ?』と夫の腕をひねりあげると、夫は『本当にごめんなさい!』と何度も頭を下げて謝ってきました」
実はアシスタントの女性と不倫していたNさんは、「美味しいベーグル屋が出来たから」と知ったかぶって彼女にベーグルを買っていったところ大変喜ばれたため、その後、毎日ランチの時間にコソコソ2人で一緒に食べていたんだそう。
頭にきた優香さんは、目の前で彼女に電話をさせ、夫に「もうこの関係はおしまいだ」と言わせました。でもそんな事では怒りは収まらず…。
「夫の携帯をぶん取って、相手の女と話してみたら…27歳で独身だって言うから『おいおい、不倫なんかしてる場合じゃねーだろ? とっとと結婚してくれる男見つけないと、アッと言う間にババァになって孤独死するぞ!』って言ってやったら絶句してましたよ」
いくら不倫相手が憎いからといっても、かなりの暴言ですね…。そのせいか、次の日からアシスタントの彼女は会社を休み続けて、そのまま辞めてしまったそう。
「夫には、正直に話せば許すと言いましたが…ハッキリ言ってまだ全然ムカつきが収まりませんね、一緒に居ても気まずくて。多分もうあの女とは別れて会っていないと思うのですが、私達の間にミゾが出来てしまった事はまちがいないです。時間が解決してくれるのか、このままダメになっていくのか…ちょっとまだ分かりませんね」とため息をつく優香さんなのでした。
<文・イラスト/鈴木詩子>
【鈴木詩子】
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop
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皆さんは、朝ごはんは和食派?それとも洋食派でしょうか? どちらかにこだわる人っていますよね。
そんな朝食こだわり派の夫が見せた、ちょっとした行動に違和感をいだいて不倫を見抜いた妻の話をきいてみました。
◆「朝食は絶対和食」の夫にベーグルを出してみると…
森本優香さん(仮名・31歳・主婦)の夫(Nさん・40歳・会社員)は保守的な性格で、朝食は絶対和風じゃないとダメなタイプです。
ですが、たまたま近所にベーグルの専門店が出来た事も有り、たまにはいつ もと違う朝食を食べたい優香さんはお店のオープンと同時に駆け込み、焼きたてのベーグルを買ってきてベーコンエッグと一緒に夫にだしてみました。
するとベーグルが初めてのNさんは、最初は文句を言っていましたが… 結局完食し「コーヒーと合うね」とつぶやいて出社したので、優香さんは“あ、これは美味しかったという事だな”と解釈し、これからはたまに洋風の朝食を食べられそうだぞ、とほくそ笑んでいました。
「なのに何日かして、またベーグルを朝食にだしてみたら『やっぱりこんな固いパンは好きじゃない、僕は米がいい』と言って夫は冷凍ご飯をチンして食べ始めたんですよ」
優香さんは“おかしいな…この間は美味しそうに食べていたのに”と思いつつ、またいつも通り和風の朝食を食べる日々を過ごしていました。
◆ベーグル屋の店員が夫に「毎朝お買い上げ」とお礼を…
「そしたら、たまたま夫と近所のスーパーに買い物に行く途中にベーグル屋の前を通ったら、店の前で掃き掃除していた店員さんが満面の笑顔で『あ、毎朝お買い上げありがとうございます!』と夫に向かって言ってきたんですよ…」
明らかに挙動不審な様子で、店員さんを無視して足早に通り過ぎようとするNさん。優香さんはその腕をガシッとつかむと…。
「え、毎朝ベーグルを買いに? どういう事?? ベーグル好きじゃないって言っていたのに、これは怪しいと思って、店員さんに『いつもお世話になってます。ここのベーグルが大好きで…』と試しに言ってみたんですよ」
すると「ありがとうございます! いつも2つ買っていかれるのは奥様の分だったんですね」と返されて、冷や汗が止まらないNさん。
しばらく無言で歩く2人。気まずい雰囲気の中先に口を開いたのは優香さんでした。
◆不倫相手と毎日ベーグルランチをしていた夫
「『今、正直に話せば許してあげるよ…どうする? どーせ言い訳考えてるんでしょ?』と夫の腕をひねりあげると、夫は『本当にごめんなさい!』と何度も頭を下げて謝ってきました」
実はアシスタントの女性と不倫していたNさんは、「美味しいベーグル屋が出来たから」と知ったかぶって彼女にベーグルを買っていったところ大変喜ばれたため、その後、毎日ランチの時間にコソコソ2人で一緒に食べていたんだそう。
頭にきた優香さんは、目の前で彼女に電話をさせ、夫に「もうこの関係はおしまいだ」と言わせました。でもそんな事では怒りは収まらず…。
「夫の携帯をぶん取って、相手の女と話してみたら…27歳で独身だって言うから『おいおい、不倫なんかしてる場合じゃねーだろ? とっとと結婚してくれる男見つけないと、アッと言う間にババァになって孤独死するぞ!』って言ってやったら絶句してましたよ」
いくら不倫相手が憎いからといっても、かなりの暴言ですね…。そのせいか、次の日からアシスタントの彼女は会社を休み続けて、そのまま辞めてしまったそう。
「夫には、正直に話せば許すと言いましたが…ハッキリ言ってまだ全然ムカつきが収まりませんね、一緒に居ても気まずくて。多分もうあの女とは別れて会っていないと思うのですが、私達の間にミゾが出来てしまった事はまちがいないです。時間が解決してくれるのか、このままダメになっていくのか…ちょっとまだ分かりませんね」とため息をつく優香さんなのでした。
<文・イラスト/鈴木詩子>
【鈴木詩子】
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop