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新作あったかインナー勝負!ユニクロのカシミア入りに、ワークマン990円が挑む…賢い使い分け方

女子SPA! 2024年11月8日 15時45分

冬本番を迎える前に、寒さを快適に乗り切るためのインナー探しを始めた筆者。今年の注目アイテム、ユニクロとワークマンの新作インナーを試してみました。

◆ユニクロにワークマンが挑む、新作インナー

試したのはユニクロ「極暖ヒートテックカシミヤブレンド」(税込1,990円)と、ワークマン「シン・ホッとするインナー 裏フリース」(税込990円)。どちらも高い保温性が売りですが、実際に着用して感じた違いはどうでしょうか?詳しくご紹介します。

ユニクロとワークマンの今年の新作インナー。並べてみるとパッケージが似ていることに気づきます。後発であるワークマンが、確かな存在感を持つユニクロに真っ向から挑む意気込みを感じつつ、それぞれの違いを検証してみました。

◆ユニクロ「極暖ヒートテックカシミヤブレンド」は薄さにびっくり

まず、ユニクロの新作 「極暖ヒートテックカシミヤブレンド」(税込1,990円)から。カシミヤが9%混合されていることが特徴のインナーです。

パッケージを開けて、まず驚いたのが、その薄さ。「極暖」という名前から、それなりの厚みをイメージしていましたが、とんでもない!薄くて、向こう側が透けて見えるほどです。

また、ずっと触れていたくなるような、なめらかな肌触り。極細繊維によるやわらかい手触りもこの商品の魅力の一つです。

着てみると、軽く、体にあわせて伸縮します。薄く体にフィットし、肌触りが滑らか。まるで、自分の肌がもう一枚増えたような感覚です。冬のあったかインナーのイメージが見事に裏切られました。

そして、このインナーで特に気に入ったのは、上にフリースなどを重ねたときの快適さ。厚みがあるインナーは、重ね着すると、動きにくいと感じることがあります。そのため、冬場は肩こりがひどい……。

冬のインナーは暖かさと比例して、厚みが増すことが一般的で、暖かさを優先させるのなら、動きにくさは仕方ないものと諦めていました。

でも、このユニクロの「極暖ヒートテックカシミヤブレンド」は薄く、しかもウルトラストレッチという優れたフィット感で、素肌の上に直接フリースなどを着用したときの感覚とあまり違わない印象。しかも、暖かい!

◆首回りが詰まっているので、合わない服も

ただ、首回りのアキが少ないところが残念。鎖骨の上を1cm以上カバーする首回りは、インナーが見えてしまうので、洋服を選ばなくてはなりません。またぴたりと張り付くようで、少々窮屈に感じます。筆者は、首回りが詰まっているTシャツ類が苦手なので、気になりました。

でも、普段首回りの詰まりが気にならない方には、暖かさが保たれる範囲が広くとられていることになるので、ここはメリットともいえるでしょう。

薄くて、やわらかくて、あたたかい。着用する前は、1,990円という価格はちょっと高いな、と思っていましたが、納得のクオリティでした。

素材はアクリル57%, レーヨン28%, カシミヤ9%, ポリウレタン6%、サイズはXS~3XL、色はグレイ、ブラック、ピンク、ナチュラル、オリーブの5色展開です。

◆ ワークマン「シン・ホッとするインナー 裏フリース」はふんわり

続いて、ワークマンの新作「シン・ホッとするインナー 裏フリース長袖クルーネック」(税込990円)を試着。「シン・ホッとするインナー 」シリーズの中で最もあたたかいとされているのが、この裏フリースバージョンです。こちらは肌面をブロック状にすることで実現した、軽くてあったかいインナーです。

まず着た瞬間に感じたのは、馴染みのある着用感。生地に厚みがあり、過去に着用したことのあるユニクロの厚みのある極暖シリーズとさほど変わらない印象です。

肌に触れる面は、伸縮性のあるブロック状のふんわりとしたフリース生地。ひんやりしがちな朝にもやわらかいあたたかさが広がる感覚が心地よいインナーです。生地は厚いですが、このインナーはストレッチ素材が採用されているため、動きにくさは感じません。腕や体を動かしても突っ張ることがなく、軽快に動けます。ネックラインのアキ具合もちょうど良く、窮屈さを感じません。

また、形状保持機能があり、数回洗濯をしても生地の状態がしっかりしています。

◆透けないからTシャツ感覚で着られる

そして、最大の魅力は、ワークマンならではの990円という価格設定。コスパがいいので、ディリーにガンガン使いたいインナーです。

生地に厚みがあって、1枚でも透けることがないので、Tシャツ感覚でも着用られます。

素材はポリエステル43%、アクリル32%、レーヨン20%、ポリウレタン5%、サイズはM、L、LLの展開がありますが、色は今のところ黒色のみ。カラーが選べないところが残念です。

ワークマンは手頃な価格で暖かさを実現し、日常からアウトドアまで幅広く活用できるインナー。

一方のユニクロは価格が倍ですが、肌触りにこだわりたい方や着ぶくれで窮屈に感じている方におすすめ。

どちらも一長一短があり、使い分けることで冬の寒さを楽しく乗り越えられそうです。暖かく快適なインナー選びに悩んでいる方は、自分のライフスタイルに合った一枚を見つけるために参考にしてみてください。

<文/栗山佳子>

【栗山佳子】
損害保険会社で情報誌の編集に携わったのち、生活情報誌、住宅情報誌の編集を経てフリーランスに。現在はライターとして、ライフスタイルやスマホ関連の記事を中心に執筆中

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