今年は、特別なクリスマス。
食文化研究家のスギアカツキです。『食は人生を幸せにする』をモットーに、食トレンド、スーパーマーケットやスタバ、ダイエットフード、食育などの情報を“食の専門家”として日々発信しています。
今年も残すところ1か月半となり、少しずつクリスマスを感じる季節になりました。今年のクリスマスケーキ、みなさんはもう予約しましたか? すでに有名パティスリー、デパートをはじめ、スーパーやコンビニでもケーキの予約がはじまっています。
◆鮮やかなクリスマスケーキがズラリ
その中でも見逃せないのが、シャトレーゼではないでしょうか。今や国内外1000店舗以上展開する大手菓子専門店に成長し、シャトレーゼマニアが活躍するほどに。テレビでもたびたび紹介されるほど大人気になっています。
そこで私は、一足早くシャトレーゼのクリスマスケーキの試食会に参加してまいりました。今年は選ぶのに迷ってしまうほど多彩で個性あふれるケーキが勢揃い、会場ではたくさんのケーキがクリスマスオーナメントのようにキラキラと輝いていました。
結論から言いますと、今年はシャトレーゼにとっても、お客にとって“特別なクリスマス”になりそうだということ。その理由を、今年のケーキについてコンセプトや特長をご紹介しながら、3つお伝えしていきたいと思います。
◆①独自システム「ファームファクトリー」による高コスパケーキを実現
ひとつめの理由は、シャトレーゼが持つ最大の強みによるもの。高品質にこだわりながらも、コストを徹底的に追求している点です。
同店は、ケーキに使う原材料を契約農家から直接仕入れて工場に直送し、製造したケーキを自社配送によって納入する独自システム「ファームファクトリー」を確立。
このスタイルによって、他店が真似できないような高コスパケーキを実現しています。今年はこの動きがさらに進化。国内に3カ所の新工場(岡山県浅口市、山形県寒河江市、鹿児島県鹿屋市)を整備し、6月には、動物福祉を意識した放牧平飼い卵の生産を始めました。
つまり高コスパの理由が具体的に説明できるのです。実際に他店で同類のケーキと価格を比較した場合、2~3割安くなっています。
実際に食べてみて感動したのは、甘くてフレッシュなイチゴの味わいと生クリームの濃厚なのに後味軽やかな食べ心地。シャトレーゼ渾身のケーキを思う存分堪能するなら、「Xmas ジュエルフレーズ」(16200円)でしょう。キルシュとレモンリキュールをほんのり効かせたアーモンドスポンジで、口どけの良いホイップクリームと甘さと静岡県産きらぴ香苺をサンドしたプレミアムショートケーキです。
◆②おひとり様向け、少人数向け、小型サイズが大充実
2つ目は、少人数世帯、高齢化など時代のニーズに合わせた小型ケーキのラインナップがますます強化されたこと。
さらに今年は前後が平日に挟まれた“平日クリスマス(24日が火曜日、25日が水曜日)”であるため、少人数でのパーティーや家族でのお祝いシーンに合わせた小型ケーキ(11~12センチ)の種類が増えているのです。
もちろんおひとり様ケーキも大充実。多くの人が自分の都合やシーンに合わせてクリスマスケーキを選ぶことができるというシャトレーゼの提案力に、ますます心を寄せたくなる人は少なくないはずです。
◆③創業者逝去の特別な年である
3つ目は、私も心を鎮めて丁寧にお伝えしたい理由です。今年8月10日にシャトレーゼの創業者である齊藤寛氏が逝去されました。斎藤氏は、「自然のおいしさと。人を想うおいしさと。」をコンセプトに、顧客の体と心の健康を第一に考え、自然な素材を使ったどこよりもお値打ちなお菓子を提供する礎を作りあげ、スイーツ業界に大きな革命をもたらした存在です。
シャトレーゼのはじまりは、昭和29年(1954年)。山梨県甲府市(旧紅梅町)に出店・創業した今川焼き風のお菓子「甘太郎」。世界でも名の知れた大手菓子専門店に成長した今も、同氏が大切にしてきた精神は創業時から変わっていません。
斎藤氏の逝去はシャトレーゼの従業員や関係者にとって、これまで以上に心が一つになる出来事であったに違いありません。今年のクリスマスケーキに思いを馳せながら、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
もうすぐやってくるクリスマスが皆様にとって素敵なイベントになりますように……。
<文/食文化研究家 スギアカツキ>
【スギアカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
食文化研究家のスギアカツキです。『食は人生を幸せにする』をモットーに、食トレンド、スーパーマーケットやスタバ、ダイエットフード、食育などの情報を“食の専門家”として日々発信しています。
今年も残すところ1か月半となり、少しずつクリスマスを感じる季節になりました。今年のクリスマスケーキ、みなさんはもう予約しましたか? すでに有名パティスリー、デパートをはじめ、スーパーやコンビニでもケーキの予約がはじまっています。
◆鮮やかなクリスマスケーキがズラリ
その中でも見逃せないのが、シャトレーゼではないでしょうか。今や国内外1000店舗以上展開する大手菓子専門店に成長し、シャトレーゼマニアが活躍するほどに。テレビでもたびたび紹介されるほど大人気になっています。
そこで私は、一足早くシャトレーゼのクリスマスケーキの試食会に参加してまいりました。今年は選ぶのに迷ってしまうほど多彩で個性あふれるケーキが勢揃い、会場ではたくさんのケーキがクリスマスオーナメントのようにキラキラと輝いていました。
結論から言いますと、今年はシャトレーゼにとっても、お客にとって“特別なクリスマス”になりそうだということ。その理由を、今年のケーキについてコンセプトや特長をご紹介しながら、3つお伝えしていきたいと思います。
◆①独自システム「ファームファクトリー」による高コスパケーキを実現
ひとつめの理由は、シャトレーゼが持つ最大の強みによるもの。高品質にこだわりながらも、コストを徹底的に追求している点です。
同店は、ケーキに使う原材料を契約農家から直接仕入れて工場に直送し、製造したケーキを自社配送によって納入する独自システム「ファームファクトリー」を確立。
このスタイルによって、他店が真似できないような高コスパケーキを実現しています。今年はこの動きがさらに進化。国内に3カ所の新工場(岡山県浅口市、山形県寒河江市、鹿児島県鹿屋市)を整備し、6月には、動物福祉を意識した放牧平飼い卵の生産を始めました。
つまり高コスパの理由が具体的に説明できるのです。実際に他店で同類のケーキと価格を比較した場合、2~3割安くなっています。
実際に食べてみて感動したのは、甘くてフレッシュなイチゴの味わいと生クリームの濃厚なのに後味軽やかな食べ心地。シャトレーゼ渾身のケーキを思う存分堪能するなら、「Xmas ジュエルフレーズ」(16200円)でしょう。キルシュとレモンリキュールをほんのり効かせたアーモンドスポンジで、口どけの良いホイップクリームと甘さと静岡県産きらぴ香苺をサンドしたプレミアムショートケーキです。
◆②おひとり様向け、少人数向け、小型サイズが大充実
2つ目は、少人数世帯、高齢化など時代のニーズに合わせた小型ケーキのラインナップがますます強化されたこと。
さらに今年は前後が平日に挟まれた“平日クリスマス(24日が火曜日、25日が水曜日)”であるため、少人数でのパーティーや家族でのお祝いシーンに合わせた小型ケーキ(11~12センチ)の種類が増えているのです。
もちろんおひとり様ケーキも大充実。多くの人が自分の都合やシーンに合わせてクリスマスケーキを選ぶことができるというシャトレーゼの提案力に、ますます心を寄せたくなる人は少なくないはずです。
◆③創業者逝去の特別な年である
3つ目は、私も心を鎮めて丁寧にお伝えしたい理由です。今年8月10日にシャトレーゼの創業者である齊藤寛氏が逝去されました。斎藤氏は、「自然のおいしさと。人を想うおいしさと。」をコンセプトに、顧客の体と心の健康を第一に考え、自然な素材を使ったどこよりもお値打ちなお菓子を提供する礎を作りあげ、スイーツ業界に大きな革命をもたらした存在です。
シャトレーゼのはじまりは、昭和29年(1954年)。山梨県甲府市(旧紅梅町)に出店・創業した今川焼き風のお菓子「甘太郎」。世界でも名の知れた大手菓子専門店に成長した今も、同氏が大切にしてきた精神は創業時から変わっていません。
斎藤氏の逝去はシャトレーゼの従業員や関係者にとって、これまで以上に心が一つになる出来事であったに違いありません。今年のクリスマスケーキに思いを馳せながら、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
もうすぐやってくるクリスマスが皆様にとって素敵なイベントになりますように……。
<文/食文化研究家 スギアカツキ>
【スギアカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12