「いつもコーデが地味になってしまうので、きれい色が着たい。でも、いざ着るときれい色だけ浮いている気がして、落ち着かない」「40代以上だと、ハデなおばさんと思われそうで心配」というお悩みをいただきました。
そこで、スタイリストをしているわたくし大日方理子が、色を使ったコーディネートを組むときにどんな風に考えているかご紹介します。
前編ではデニム・黒・ワンピースを使ったコーデを紹介して好評でしたので、後編ではさらに白・グレー・ベージュを合わせてみます。私の好きな赤を使って解説しますが、どのコーデも他の色で応用が可能です。
おしゃれ上手の近道は、いいなと思ったコーディネートを真似してみること。おしゃれの正解は無限にありますので、さらに自分で色々と試してもらえたら嬉しいです。
◆①グレーや白い服と合わせる
グレーや白など無彩色は色ものの邪魔をしない色です。コーディネートに「同じ色を2ヶ所使う」とまとまって見えます。「同じ色を2ヶ所使う」は、服と小物でもアリ。パンツと靴をグレー、ネックレスとバッグを白と「2ヶ所使う」を繰り返すと、こなれた印象になります。
・パンツと靴をグレー、ネックレスとバッグを白と「2ヶ所使う」を繰り返すと、こなれた印象に。
・シルバーはグレーと仲間の色。パッと見は派手ですが、意外に合わせやすいです。
・赤×白(紅白)のコーデはめでたい感じになるので、黒の小物でトーンダウンさせます。
◆②ベージュやブラウンの服と合わせる
ベージュやブラウンと合わせると優しい印象のコーデになります。
「全身を3色以内にするとおしゃれ見えする」と耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。私は4~5色使ったとしても「同じ色を2ヶ所使う」だけでまとまって見えると思います。
4色使ったコーデでも、ネックレスとバッグの白、バッグと靴の黒と「2ヶ所使う」を繰り返すことで、説得力のあるコーデに。バレンタインを彷彿とさせる赤×茶色は今年っぽい組み合わせ。ぜひトライしてみてください。
◆ピンクは3年に1度ぐらい更新を
色ものを買うときに、ブルベ、イエベなどのパーソナルカラーを気にする方も多いと思います。似合う色を知るのももちろん大切ですが、私は着たい色を着る主義。ヴィヴィッドカラーでもパステルカラーでも気分が上がる色を選んでいます。
もっとも流行りすたりが激しいのがピンクではないでしょうか。濃淡や青みピンク~黄味ピンクまでバリエーションが豊富です。トレンドが一周まわってまたおしゃれになることもあるのですが、ピンクアイテムは3年に1度くらいの頻度で更新したほうが安心だと思います。
◆パステルカラーは小物で甘さを引き算する
私は大人もパステルカラーを着ていいと思います。婚活パーティなど華やかな席なら、パステルカラー×白もおすすめ。爽やかで可憐な印象になります。デイリーに着る場合は、パステルカラーが持つ甘さを引き算する工夫が必要です。フリルやリボンなどの装飾がないシンプルなデザインを選び、グレーやブラウンなど落ち着いた色と組み合わせると大人にも着こなしやすいと思います。
例えば、甘い印象のパステルブルーのアンゴラニットに、カジュアルなグレーのデニムパンツとシルバーの小物で甘さを引き算する。パステルピンクのアンサンブルニットに、マニッシュなブラウンのワイドパンツも大人っぽくて素敵だと思います。
今季はグレー、ブラウン、カーキと地味色もトレンドインしています。落ち着いて過ごしたい日は地味色で、元気が欲しい日にはきれい色の力も借りて、楽しく過ごしましょう!
※アイテムはすべて私物(イメージ除く)
赤いセーターとグレーのセーター:ともにCOHINA ウールカシミヤボトルネックニット
グレーパンツ、ブラウンパンツ:ユニクロ タックワイドパンツ
白パンツ:GU コーデュロイバレルレッグパンツ
赤パンツ:FREAK’S STORE(数年前に購入)
エコレザースカート:RANDA(数年前に購入)
<文・スタイリング・撮影/大日方理子>
【大日方理子】
(おびなた・りこ)スタイリスト。1979年生まれ、お茶の水女子大学卒。『Ray』などの女性誌やテレビでスタイリストを務める。きれいめからカジュアルまで、今の気分を取り入れたスタイリングが得意。骨格診断アドバイザー。猫背改善で身長149cm→151cmに。中学生の女の子がいる1児の母でもある。公式HP
そこで、スタイリストをしているわたくし大日方理子が、色を使ったコーディネートを組むときにどんな風に考えているかご紹介します。
前編ではデニム・黒・ワンピースを使ったコーデを紹介して好評でしたので、後編ではさらに白・グレー・ベージュを合わせてみます。私の好きな赤を使って解説しますが、どのコーデも他の色で応用が可能です。
おしゃれ上手の近道は、いいなと思ったコーディネートを真似してみること。おしゃれの正解は無限にありますので、さらに自分で色々と試してもらえたら嬉しいです。
◆①グレーや白い服と合わせる
グレーや白など無彩色は色ものの邪魔をしない色です。コーディネートに「同じ色を2ヶ所使う」とまとまって見えます。「同じ色を2ヶ所使う」は、服と小物でもアリ。パンツと靴をグレー、ネックレスとバッグを白と「2ヶ所使う」を繰り返すと、こなれた印象になります。
・パンツと靴をグレー、ネックレスとバッグを白と「2ヶ所使う」を繰り返すと、こなれた印象に。
・シルバーはグレーと仲間の色。パッと見は派手ですが、意外に合わせやすいです。
・赤×白(紅白)のコーデはめでたい感じになるので、黒の小物でトーンダウンさせます。
◆②ベージュやブラウンの服と合わせる
ベージュやブラウンと合わせると優しい印象のコーデになります。
「全身を3色以内にするとおしゃれ見えする」と耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。私は4~5色使ったとしても「同じ色を2ヶ所使う」だけでまとまって見えると思います。
4色使ったコーデでも、ネックレスとバッグの白、バッグと靴の黒と「2ヶ所使う」を繰り返すことで、説得力のあるコーデに。バレンタインを彷彿とさせる赤×茶色は今年っぽい組み合わせ。ぜひトライしてみてください。
◆ピンクは3年に1度ぐらい更新を
色ものを買うときに、ブルベ、イエベなどのパーソナルカラーを気にする方も多いと思います。似合う色を知るのももちろん大切ですが、私は着たい色を着る主義。ヴィヴィッドカラーでもパステルカラーでも気分が上がる色を選んでいます。
もっとも流行りすたりが激しいのがピンクではないでしょうか。濃淡や青みピンク~黄味ピンクまでバリエーションが豊富です。トレンドが一周まわってまたおしゃれになることもあるのですが、ピンクアイテムは3年に1度くらいの頻度で更新したほうが安心だと思います。
◆パステルカラーは小物で甘さを引き算する
私は大人もパステルカラーを着ていいと思います。婚活パーティなど華やかな席なら、パステルカラー×白もおすすめ。爽やかで可憐な印象になります。デイリーに着る場合は、パステルカラーが持つ甘さを引き算する工夫が必要です。フリルやリボンなどの装飾がないシンプルなデザインを選び、グレーやブラウンなど落ち着いた色と組み合わせると大人にも着こなしやすいと思います。
例えば、甘い印象のパステルブルーのアンゴラニットに、カジュアルなグレーのデニムパンツとシルバーの小物で甘さを引き算する。パステルピンクのアンサンブルニットに、マニッシュなブラウンのワイドパンツも大人っぽくて素敵だと思います。
今季はグレー、ブラウン、カーキと地味色もトレンドインしています。落ち着いて過ごしたい日は地味色で、元気が欲しい日にはきれい色の力も借りて、楽しく過ごしましょう!
※アイテムはすべて私物(イメージ除く)
赤いセーターとグレーのセーター:ともにCOHINA ウールカシミヤボトルネックニット
グレーパンツ、ブラウンパンツ:ユニクロ タックワイドパンツ
白パンツ:GU コーデュロイバレルレッグパンツ
赤パンツ:FREAK’S STORE(数年前に購入)
エコレザースカート:RANDA(数年前に購入)
<文・スタイリング・撮影/大日方理子>
【大日方理子】
(おびなた・りこ)スタイリスト。1979年生まれ、お茶の水女子大学卒。『Ray』などの女性誌やテレビでスタイリストを務める。きれいめからカジュアルまで、今の気分を取り入れたスタイリングが得意。骨格診断アドバイザー。猫背改善で身長149cm→151cmに。中学生の女の子がいる1児の母でもある。公式HP