俳優の市村優汰さんが先日、都内で警察トラブルを起こしていたことを『女性セブン』（11月28日号）が報じました。
市村優汰さんと言えば、同じく俳優の篠原涼子さんと市村正親さんの長男。まだ16歳という年齢の優汰さんの警察沙汰に心配の声も多数寄せられています。
◆父の背中を見て立派に育っているかと思いきや警察沙汰に心配の声
篠原涼子さんと市村正親さんは2021年に離婚。当時まだ中学生だった優汰さんと弟は父親の市村正親さんに引き取られました。離婚当時は父親に引き取られたことや離婚背景を心配する声が多かったものの、大物俳優である父の背中を追って俳優に成長。
両親の離婚からわずか数か月後に父主演のミュージカルに出演し、俳優としてキャリアをスタートさせたことで応援の声も多く、今年は舞台初主演も果たし、今後の活躍に注目が集まっていました。
そんな中での今回の警察トラブル。ハロウィン前日にあたる10月30日に渋谷で外国人女性から「服の上から胸を触られた」と警察に通報されましたが、口頭注意で済んだため、事件にならなかったことが報じられています。
ネットでは「他のお騒がせ2世タレントのように取り返しのつかない事件を起こさないでほしい」、「イケメンでまだ未成年だから誘惑も多そう」といった心配の声も多かったです。
◆高畑裕太は芸能活動復帰も現在の姿に呆れる声
親が有名人で警察沙汰となるとさまざまな2世タレントが思い起こされるのではないでしょうか。記憶に新しいのが高畑淳子の長男の高畑裕太さん。
連続テレビ小説『まれ』（NHK）にも出演するなど俳優として順調なキャリアを積んでいましたが、2016年に映画の撮影で訪れていた地方のビジネスホテルで女性従業員に性的暴行を加えたとして警察に逮捕されました。
後に相手女性との示談が成立し、不起訴処分となりましたが所属事務所はマネジメント契約を終了。逮捕後には高畑淳子さんが謝罪会見で泣きながら記者たちの質問に答えていた姿は世間を騒がせました。
その後裕太さんは芸能活動を自粛していましたが、2019年に舞台で復帰。最近では自身のインスタグラムではムキムキに鍛えた肉体をパンツ一丁で披露しており、ネットには「過去の過ちを反省しているようには思えない」、「慎ましく俳優活動をすれば文句言われないのに呆れる」といった厳しい声も寄せられています。
◆逮捕されても驚かれなくなっている三田佳子の二男
お騒がせ2世タレントとして大きな事件を起こした人として世間からも強く印象に残っているのは、三田佳子さんの二男である元俳優・高橋祐也さんではないでしょうか。
祐也さんは2022年9月に自宅マンションにて大麻の所持と覚せい剤の吸引により、覚醒剤と大麻の取締法違反罪で逮捕されました。祐也さんが逮捕されたのはこれで6度目となります。
最初の逮捕は1998年に覚せい剤取締法違反で18歳のとき。その後は2000年、2007年にも逮捕され、2008年には懲役1年8か月の実刑判決も受けました。しかし出所した後も2018年に4度目の逮捕で懲役2年6月、保護観察付き執行猶予5年の判決。2019年には内縁の妻への脅迫容疑で逮捕されましたが、不起訴処分となっています。
そして2022年の覚醒剤と大麻の取締法違反罪での逮捕となり、2023年7月には東京地裁から懲役2年（うち4か月は刑の執行を2年間猶予し、その猶予期間中は保護観察）の判決が言い渡されていました。高橋被告側はこの判決を不服としていましたが、今年5月には控訴が棄却されています。
逮捕か判決のニュースでしか目にすることのない「三田佳子さんの二男」という文字。三田さんも83歳という高齢にさしかかっていることからも、一刻も早く親を安心させてほしいと願うばかりです。
◆違法賭博、覚せい剤、妻暴行…清水アキラの三男
モノマネタレントの清水アキラさんの三男で、元タレントの清水良太郎さんは2017年10月に覚せい剤取締法違反の罪で逮捕され、懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡されました。その直前の同年2月には違法営業の遊技場で違法賭博を行ったことも報じられており、活動謹慎処分が解除されたばかりの逮捕でした。
その後は父の清水アキラさんが当時所属していた事務所から解雇され、芸能活動からは遠ざかっていました。しかし2021年4月には妻への傷害容疑でまた逮捕。妻とは示談が成立して不起訴となったとのこと。
表舞台から遠ざかり、運送屋で真面目に働いていることも報じられていましたが、2023年には「BreakingDown（ブレイキングダウン）」に出場したりユーチューバーとしての活動も開始したりと、芸能界への未練も強そうな清水良太郎さん。最近では自身のSNSに緊急搬送されたことを動画つきで投稿するなど、お騒がせ有名人として突っ走っている印象です。
◆昭和の大スター勝新太郎＆中村玉緒の長男俳優、2019年に孤独死
中村玉緒さんと勝新太郎さんの長男で、2019年に他界した俳優の鴈龍（がん りゅう）さんも、本業より事件で話題になった二世芸能人でした。鴈龍さんは芸能界デビューする前に姉の元女優・奥村真粧美さんとともに大麻密売で逮捕され、その2年後に大麻取締法違反で再び逮捕されています。
その後は父の勝さんが監督した映画『座頭市』で1989年に俳優デビューしますが、撮影中に誤って斬られ役の俳優に重傷を負わせ、その俳優が亡くなってしまったことから警察から業務上過失致死の疑いで事情聴取を受けるという事態に。
結果無罪となり、その後は謹慎生活を経て、中村さんのフォローを受けながら俳優として活動していましたが仕事が増えず苦戦。その後、中村さんとの絶縁も一部週刊誌で報じられていた中で、2019年11月に滞在先の名古屋で55歳で孤独死したことが明らかになりました。
有名な親の名を借りることなく実力で活躍している2世芸能人も多い昨今。しかしいまだに「お金持ちの家に生まれ、親からも世間からも甘やかされて育ったために不祥事を起こす」というイメージはなかなか消えません。たとえ一度不祥事を起こしたとしても、再起を誓って世間を驚かせてほしいものです。
＜文／エタノール純子＞
【エタノール純子】
編集プロダクション勤務を経てフリーライターに。エンタメ、女性にまつわる問題、育児などをテーマに、 各Webサイトで執筆中
市村優汰さんと言えば、同じく俳優の篠原涼子さんと市村正親さんの長男。まだ16歳という年齢の優汰さんの警察沙汰に心配の声も多数寄せられています。
◆父の背中を見て立派に育っているかと思いきや警察沙汰に心配の声
篠原涼子さんと市村正親さんは2021年に離婚。当時まだ中学生だった優汰さんと弟は父親の市村正親さんに引き取られました。離婚当時は父親に引き取られたことや離婚背景を心配する声が多かったものの、大物俳優である父の背中を追って俳優に成長。
両親の離婚からわずか数か月後に父主演のミュージカルに出演し、俳優としてキャリアをスタートさせたことで応援の声も多く、今年は舞台初主演も果たし、今後の活躍に注目が集まっていました。
そんな中での今回の警察トラブル。ハロウィン前日にあたる10月30日に渋谷で外国人女性から「服の上から胸を触られた」と警察に通報されましたが、口頭注意で済んだため、事件にならなかったことが報じられています。
ネットでは「他のお騒がせ2世タレントのように取り返しのつかない事件を起こさないでほしい」、「イケメンでまだ未成年だから誘惑も多そう」といった心配の声も多かったです。
◆高畑裕太は芸能活動復帰も現在の姿に呆れる声
親が有名人で警察沙汰となるとさまざまな2世タレントが思い起こされるのではないでしょうか。記憶に新しいのが高畑淳子の長男の高畑裕太さん。
連続テレビ小説『まれ』（NHK）にも出演するなど俳優として順調なキャリアを積んでいましたが、2016年に映画の撮影で訪れていた地方のビジネスホテルで女性従業員に性的暴行を加えたとして警察に逮捕されました。
後に相手女性との示談が成立し、不起訴処分となりましたが所属事務所はマネジメント契約を終了。逮捕後には高畑淳子さんが謝罪会見で泣きながら記者たちの質問に答えていた姿は世間を騒がせました。
その後裕太さんは芸能活動を自粛していましたが、2019年に舞台で復帰。最近では自身のインスタグラムではムキムキに鍛えた肉体をパンツ一丁で披露しており、ネットには「過去の過ちを反省しているようには思えない」、「慎ましく俳優活動をすれば文句言われないのに呆れる」といった厳しい声も寄せられています。
◆逮捕されても驚かれなくなっている三田佳子の二男
お騒がせ2世タレントとして大きな事件を起こした人として世間からも強く印象に残っているのは、三田佳子さんの二男である元俳優・高橋祐也さんではないでしょうか。
祐也さんは2022年9月に自宅マンションにて大麻の所持と覚せい剤の吸引により、覚醒剤と大麻の取締法違反罪で逮捕されました。祐也さんが逮捕されたのはこれで6度目となります。
最初の逮捕は1998年に覚せい剤取締法違反で18歳のとき。その後は2000年、2007年にも逮捕され、2008年には懲役1年8か月の実刑判決も受けました。しかし出所した後も2018年に4度目の逮捕で懲役2年6月、保護観察付き執行猶予5年の判決。2019年には内縁の妻への脅迫容疑で逮捕されましたが、不起訴処分となっています。
そして2022年の覚醒剤と大麻の取締法違反罪での逮捕となり、2023年7月には東京地裁から懲役2年（うち4か月は刑の執行を2年間猶予し、その猶予期間中は保護観察）の判決が言い渡されていました。高橋被告側はこの判決を不服としていましたが、今年5月には控訴が棄却されています。
逮捕か判決のニュースでしか目にすることのない「三田佳子さんの二男」という文字。三田さんも83歳という高齢にさしかかっていることからも、一刻も早く親を安心させてほしいと願うばかりです。
◆違法賭博、覚せい剤、妻暴行…清水アキラの三男
モノマネタレントの清水アキラさんの三男で、元タレントの清水良太郎さんは2017年10月に覚せい剤取締法違反の罪で逮捕され、懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡されました。その直前の同年2月には違法営業の遊技場で違法賭博を行ったことも報じられており、活動謹慎処分が解除されたばかりの逮捕でした。
その後は父の清水アキラさんが当時所属していた事務所から解雇され、芸能活動からは遠ざかっていました。しかし2021年4月には妻への傷害容疑でまた逮捕。妻とは示談が成立して不起訴となったとのこと。
表舞台から遠ざかり、運送屋で真面目に働いていることも報じられていましたが、2023年には「BreakingDown（ブレイキングダウン）」に出場したりユーチューバーとしての活動も開始したりと、芸能界への未練も強そうな清水良太郎さん。最近では自身のSNSに緊急搬送されたことを動画つきで投稿するなど、お騒がせ有名人として突っ走っている印象です。
◆昭和の大スター勝新太郎＆中村玉緒の長男俳優、2019年に孤独死
中村玉緒さんと勝新太郎さんの長男で、2019年に他界した俳優の鴈龍（がん りゅう）さんも、本業より事件で話題になった二世芸能人でした。鴈龍さんは芸能界デビューする前に姉の元女優・奥村真粧美さんとともに大麻密売で逮捕され、その2年後に大麻取締法違反で再び逮捕されています。
その後は父の勝さんが監督した映画『座頭市』で1989年に俳優デビューしますが、撮影中に誤って斬られ役の俳優に重傷を負わせ、その俳優が亡くなってしまったことから警察から業務上過失致死の疑いで事情聴取を受けるという事態に。
結果無罪となり、その後は謹慎生活を経て、中村さんのフォローを受けながら俳優として活動していましたが仕事が増えず苦戦。その後、中村さんとの絶縁も一部週刊誌で報じられていた中で、2019年11月に滞在先の名古屋で55歳で孤独死したことが明らかになりました。
有名な親の名を借りることなく実力で活躍している2世芸能人も多い昨今。しかしいまだに「お金持ちの家に生まれ、親からも世間からも甘やかされて育ったために不祥事を起こす」というイメージはなかなか消えません。たとえ一度不祥事を起こしたとしても、再起を誓って世間を驚かせてほしいものです。
＜文／エタノール純子＞
【エタノール純子】
編集プロダクション勤務を経てフリーライターに。エンタメ、女性にまつわる問題、育児などをテーマに、 各Webサイトで執筆中