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磯山さやか(41歳)、水卜アナとの“知られざる絆”を明かす。「今が人生の中で一番のピークなんです」

女子SPA! 2024年11月28日 8時45分

 バラエティ番組などで活躍中、グラビア界のレジェンドでもある磯山さやかさん(41歳)が、茨城県の魅力発信イベント『首都圏の台所 茨城をたべよう収穫祭 ~いばらき魅力まるごと出張所~』に出席。茨城県産食材を使用したグルメなどを堪能しました。

 磯山さんは茨城県出身で同県いばらき大使を務めるほか、最近では昨年6年ぶりに発表した写真集『and more』(講談社刊)の4刷が決定するなど、芸能生活25周年を前に大活躍中です。その現在の心境や今後のことなど、磯山さんの「今」についてお話を聞きました。

◆地元・茨城県での仕事は「うれしすぎる」

――今回茨城県の魅力発信イベント『首都圏の台所 茨城をたべよう収穫祭』に出席され、改めて茨城の魅力を知ったりしましたか?

磯山さやか(以下、磯山):もちろん以前から知っているブース(お店)もありましたが、干し芋だけでも数店舗あったりして、干し芋の県でもあるんだなって思いました。栗もありますし、茨城は美味しいものばっかりで、わたしの地元の鉾田からいらした方もいて、うれしかったです。楽しかったですが、責任感もあったので茨城のためにと身が引き締まりました。

――出身タレントとして、故郷のお仕事をすることはいかがですか?

磯山:うれしすぎます! 光栄です。芸能界に入った頃から茨城出身と言い続けていたのですが、当初は茨城県のお仕事は少なかったんです。こうして茨城のお仕事で呼んでいただけることがどんどん増えてありがたいですし、実際にお店の方、地元の方に会うと「応援してるよ!」と、家族のように、親戚のように接してくれるので、みなさんが喜んでいる姿を実際に見ると、頑張ってよかったなと思います。

――先日、芸能活動24年を迎えられ、そのこと自体もニュースになるなど大変な注目度ですが、今現在はお仕事をどう捉えているのでしょうか?

磯山:今は自分が究極的に楽しめるかそうじゃないかという感じなんです。年齢を重ねていくことにできるお仕事、楽しくなってくるお仕事、ポジションも変わってくるので、その変化が楽しいです。先輩方もいますが、自分より若い人たちも多くなるし、しっかり大人としていないといけない。バラエティの立ち位置もお芝居の役もそうで、変わっていくことが面白いです。

◆「今日は出し切った!」と思えるように

――そんななか、今一番楽しいと思うお仕事は?

磯山:バラエティですかね。あとはグラビア。グラビアは年に1回ですが、楽しいですね。どれも楽しむようにしていますが、バラエティはいろいろな年代の方、芸歴の方ががいて勉強になることがありますし、ただ観覧の方のように笑ってしまう瞬間もある。

昔みたいにバラエティに出るたびに落ち込むことが少なくなったので、自分の実力をわかるようになってからは「もう今日は出し切った! 面白くても面白くなくてもいい!」と思えるようになったというか、なので本当にバラエティ含めて充実しています。

――それはいつくらいから割り切れるように?

磯山:最近ですね。30代後半、40代に入るころに自然とでしたかね。ある種のトレーニングじゃないけれど、周りの方も含めて観察して自然と意識するようになり、「自分にはこういう考え方が合う」と見つけてからは、しっくりきています。今が人生の中で一番楽しいと思える感じなんです。これって、仲良しの水ト(麻美)アナウンサーも同じような感じなんですよ。考え方が似ているから。

◆水卜アナと「わかる!」と共感したこと

――そういう話題をする間柄なんですね!

磯山:「だよね!」って、この間ふたりで再認識しました。つねに「今が一番、ピーク」みたいな考え方のことですね。もちろんピークかどうかは周囲が決めたりして人によって違うものでもありますが、今が人生の中で一番のピークであり、「楽しい」を毎年更新してくという考え方。お互いそう思っていたみたいで、それを口に出したときに「わかる!」と。

――その考え方をして、何か効果を感じますか?

磯山:そういう考え方は雰囲気にも出てくると思うし、とてもいいことだと思います。あとは自分にかけられるお金を使うというか、自分の好きなことができたり、落ち込んでも自分の好きなもので埋められる。食べたいものを食べられ、行きたい所に行ける。モノというより経験ですね。お酒も飲むとか、そういう楽しいことで自分を満たすんです。

◆「将来的には“便利屋”と呼ばれたい」

――そして来年は25周年です。

磯山:そうなるということですよね(笑)。あっと言う間。でも、どうしたいとか、あんまりわからないかな。人としてちゃんと楽しんでいればいいなというか、仕事での目標は大きくは決めていないです。どうなるかわからない世界なので、人間としてちゃんと生きていれば、仕事もちゃんとできるだろうと。デビュー当時から応援してくださるファンの方たちが、ありがたいことにまだいらっしゃるんですよ。なので恩返しできることがあればなと思うんです。

――そういう意味だと、去年の写真集が大評判だったのでひとつ形として還元できたのではないでしょうか(取材後に4刷が決定と発表)

磯山:わたしもびっくりしちゃいました。写真集を出してほしいとファンのみなさんに会うたびによく言われていたので。ようやく出せたとき、ちゃんとみなさん喜んでくれんだって。考えたことがない年齢での写真集だったので(笑)。20代でグラビアを始めた時は39歳、40歳の段階でグラビアをやっていると思っていなかったので、戸惑い、勇気は要りましたが、グラビアは大好きですし、自分を一番表現できるお仕事なので、好評で本当によかったです。

――ちなみに磯山さやかさんとして、将来的にどう呼ばれたいですか?

磯山:なんでしょう。便利屋(笑)! いなくても大丈夫だけれど、いたらありがたい存在ですかね。ピンチのときに救いたいし、何かちょっと助けになるようなポジションでいたいです。なので、マルチにいろいろなことをやりたい感じですかね。バラエティでも何でも、できる人がでできることをやればいいと思うので、そういう存在でありたいです。

<取材・文/トキタタカシ>

【トキタタカシ】
映画とディズニーを主に追うライター。「映画生活(現ぴあ映画生活)」初代編集長を経てフリーに。故・水野晴郎氏の反戦娯楽作『シベリア超特急』シリーズに造詣が深い。主な出演作に『シベリア超特急5』(05)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)などがある。現地取材の際、インスタグラムにて写真レポートを行うことも。

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