整形総額1億円、SNS総登録者数60万人超えのタレントとして知られるアレン様。2024年10月30日に発売された初の著書『全てアレン様が正しいでございます』(玄光社)は、1週間で初版発行部が完売するほど話題になっています。
実は、2019年に“整形男子”として女子SPA!に登場してくれたアレン様に、約5年ぶりにインタビュー。いじめ、少年院、整形……などアレン様のさまざまな経験から、“クリマン”(ファンをこう呼ぶ)から崇拝されるワケまで、じっくり話を聞きました。全3回の1回目は、少年時代のお話です。
◆「全部さらけ出そうって決めた」ファーストブック
――『全てアレン様が正しいでございます』は、先行お渡し会に750人のファンが詰めかけたそうですね。今回どの書店に聞いても、売り切れで買えませんでした。
アレン:本当にイレギュラーなんですって。この本ってオールカラーで1冊3520円(税込)の高価格帯なんですけど、1週間でもう完売していて、今は市場にほぼないんです。増刷はしないつもりだったけど、少しだけ増刷をOKしたところです。
――本の出版には元々興味があったんでしょうか。
アレン:ありました。けど、正直問題どこもかしこも馬鹿会社だらけすぎて!今まで本のお話は何度もいただいてたんですけど、編集者の方が出したいって言ってくださっていても、決裁権を持ってる上の頭が固すぎて「ダメでした」ばっかり。それで何回も見送りになってたんです。
――では、今回が念願叶っての出版なんですね。
アレン:これまで4、5社からオファーはあったんですけど、打ち合わせの時間いっぱい取られた上で「ごめんなさい、会議で蹴られました」って全部言われてきたので、「もういいや。本って面倒くさいし」ってすごく気持ちがへこんでたし、諦めてたんです。
今回も「またどうせでも蹴られるんだろうな」って思ってたんですけど、玄光社の担当さんが“これはもう絶対やる”って言ってくださって…。
だから、この本では全部さらけ出そうって決めたんですよね。初めてここまで熱意を持って決めてくれたので、私も頑張ろうって。初めて言うこともいっぱい書きました。
――ファンの反響はいかがですか?
アレン:もーーーーーーーーーーすっっっごいわよ?!?!クリマンの反響は!!!
◆クラス全員から暴言をはかれた
================
小学生の頃から「普通じゃない自分」に劣等感があって、学校が辛かったというアレン様。中学に入ると、ある日突然、いじめの標的になって、不登校になったといいます。(以下、< >内は同書より抜粋)
<いじめの内容はもういっぱいあるんだけど、まずクラス全員にハブられたのよ!>
<授業中、ワタクシにだけプリントが回ってこないとか、コンパスで後ろから頭を突かれることもあったの。>
<授業中に何か紙が回ってきて、開けて見たら、クラス全員が書いたであろうヮタクシへの暴言。それを見た瞬間、ヮタクシすごく泣きそうになって、教室を飛び出して保健室に行ったの。>
<あの時のいじめた奴ら、本当に地獄に突き落ちてほしい!>
=================
◆嫌な過去を思い出すのはキツかったけど
アレン:いじめられてた時の記憶にフタをしたから、中学校の思い出はほぼないんです。嫌だから。でも、この機会がないと、私は一生思い出すことがないなって。
本当に1個1個に情熱をすごい込めて、思い出したくないこととか、何か嫌なことも全部、自分の記憶をたどって書いたんです。いじめとか不登校とか、すごい嫌な経験がいっぱいだけど、本って“こんな感じだった”が許されないから、ちゃんと明確にその時のことを思い出さなきゃだめだと思って、記憶を捻り出しました。
全部思い出した時は、やっぱり胸がすごくキツくなりました。と同時にやっぱり、いまだに湧き出るいじめた人への怒りもあって…。
それでも今、全国の同じ経験をした人の共感を生んでいるから、言ってよかったって思いました。支えるになれるなら、むしろ、もっと言っちゃおうかしら?ってくらい。
◆中2で少年院に。全てを学ばせてもらった
================
不登校になった頃、非行グループと親しくなって、グレたことで「自分を取り戻した」というアレン様。タバコ、万引き、出会い系で会った男からカネを盗む……何度も補導された末、なんと中学2年で逮捕されてしまいます。
そして、四国少年院で過ごした2年間の生活も、赤裸々に書かれています。(以下、< >内は同書より抜粋)
<グレてから一発目に学校に行った時の快感は今でも忘れないわ。(中略)ド金髪で鼻と口にピアスをして私服で行ったから、態度がこんなにも違うのかバカどもっていうぐらい変ったわ>
<少年院での2年間で、いろいろなものを学ばせてもらったわ。「自分で生活すること」「社会で行動すること」、全てを学ばせてもらったなって思うのよね。>
================
――いじめの話はまだしも、少年院に入った話まで、よく書いたなと思いました。動画などである程度は話していたとはいえ、普通は隠したいと思うのですが‥‥。
アレン:人によって隠したい部分があるのはもちろんだと思います。私は元々は隠してきた側の人間ですし、芸能界自体、いじめられてきた経験や嫌だった思いっていう闇の部分は、見せる必要のない業界だと思っていたので。
でも、今が喋るのにベストなタイミングかなと思ったんです。今まで十分隠してきたし、ちょうど自分を改めて振り返るいい機会にもなるなってプラスに考えると、さらけ出す怖さよりも、自分も知ろうって思えた。だから、全部さらけ出すことに怖さはなかったですね。
◆昔は気が弱い子どもだった
――いじめや非行を経て、そのまま引きこもりやうつ病になってしまう人も多いと思うんです。アレン様はなぜ今のようになれたんでしょう?
アレン:これは書けるかどうか分からないんですけど、自殺をするくらいなら、嫌いなやつを殺してから死んだほうが気持ちが楽だと思うんです。実際に殺せというんじゃなくて、“気持ちの問題”としてね。
あなたをいじめて死にたいぐらいまで追い込んだ奴に罰を与えず、なんであんただけが死ぬ必要あるの?死ぬなら、相手にも同じ目に遭ってもらって死のうよ。ぐらいの心持ちです。書けるか分からないけど、書いて欲しい。
――書きます。
アレン:でも、それぐらい、つらい境遇の人って多いんです。特に女性はやっぱり劣等感を抱えている人が多いけど、強く生きようよ、って言いたい。
――今のアレン様は恐ろしくポジティブというか、強く見えますが、昔は違ったんでしょうか?
アレン:私はもともと気が弱い子だったの。だからいじめの対象にもなったし、それをやり返す勇気もなかった。今みたいな勇気があったらやり返してる。
そういえばね、この前も電車で盗撮されたんだけど、腹が立ったから、そいつに電車内で“かかと落とし”(格闘技の蹴り技)してやったの!そいつが「許してください、ごめんなさい」って謝ってきたから、「警察行く?警察行ったら社会的に終わるよ?」って言ったら、お金で解決したいって言うから、10万円ふんだくってやった。なんで、ただ座ってるだけで何もしてない私が盗撮されなきゃいけないんだって思って。
◆あんな奴らより、絶対幸せになってやる
――強くなりすぎるくらいに強くなってますね…(笑)。目撃したファンの方がいそうです。
アレン:見てたのよ!クリマンが見てたの。だからその人に「私、悪いと思う?」って聞いたの。そしたら、「全てアレン様が正しいでございます」って(笑)。これ映画みたいな話だけどマジです。
――完璧なエピソードトークとオチですね。
アレン:ちょっと脱線しましたけど、元々はそういういじめられるような気が弱い子でした。なんですけど、やっぱり自分を強く変えたいっていう原動力ですね。いじめた奴を見返したい、「あんな奴らよりは、絶対幸せになってやる」っていう原動力。
だからむしろ、いじめられた経験がなかったら、こんなに強くポジティブに生きていかなきゃいけない、っていう気持ちは湧いてなかったかもしれないし、普通の順調な人生だったかもしれない。だから、あの経験って思い出したくないし大っ嫌いなんだけど、一方では、すごく感謝もしてます。
◆やったことは、いつか自分にかえってくる
――「見返してやる」が原動力だったと本でも書かれてますが、それはもう実現しましたか?
アレン:とっくにしてる!なんでかっていうと、形は別として、気持ちの問題的には、もう私のほうが上。本当にそのために頑張ったし。
でもね、やっぱりやったことってかえってくるんですよ。
私をいじめた主犯格の女性にお子さんがいるんですけど、今度はお子さんがいじめに遭ってるらしいんです。私はそれを聞いたときに、「子どもに言いなよ」と思ったんです。「ママも同級生を登校できなくなるぐらいいじめてたから、それがあんたにかえってきたのかも」って。
でも、言えないでしょって。子どもに言えないようなことをしたのよねって思うの。だから、それをずっと恥じて生きていきなさいって思ってます。
◆いま傷ついてる人へ「でも、絶対大丈夫!」
――読者の中にも、いじめられたり、グレたり、人生に鬱々としてる人がいると思うんです。そんな人に、言葉をかけるとしたら、どういう言葉をかけますか?
アレン:(30秒ほど考える)本当に一言だけ。「でも、絶対大丈夫」。「いろいろあったかもしれないけど、でも、あなたは絶対に大丈夫。だって、私が大丈夫だったから」。
――なるほど。辛い境遇にいる人にとって、お守りのような言葉ですね。
アレン:でも、“そのために自分も変わる”っていう決意も必要。他力ではなく、自分で自分の気持ちの面倒を見るっていうのが、すごく大事なんです。だから私は、自分の気持ちをすっきりさせるためには、どうしたらいいかを真っ先に考える。
私の気持ちが楽になるからこうしてほしいとか、嫌なことがあったら相手を詰めるとか。それが、盗撮されてかかと落としして謝らせたのにも繋がるんですけど(笑)。そういうふうに、我慢しない生き方をすること。それを、私は提唱してます。
(以下、次回に続く)
<アレン 取材・文/瑞姫 撮影/星 亘(本誌)>
【アレン】
マダムタレント。幼少期から波瀾万丈な人生を歩んできた結果、どんな時も自分を最優先する生き方を貫く姿が、ファンの生きる道標となっている。登録者数約30万人のYouTubeなど、SNSフォロワー総数60万人。著作はカレンダー『一日一枚 アレン様のお言葉とお写真BOOK366』、『全てアレン様が正しいでございます』。2025年1月に『アレン様は大変!!ぉ怒りになられてます。』を刊行予定。YouTubeチャンネル、X:@Allen_Japan_No1、Instagram:allen_japan_official
実は、2019年に“整形男子”として女子SPA!に登場してくれたアレン様に、約5年ぶりにインタビュー。いじめ、少年院、整形……などアレン様のさまざまな経験から、“クリマン”(ファンをこう呼ぶ)から崇拝されるワケまで、じっくり話を聞きました。全3回の1回目は、少年時代のお話です。
◆「全部さらけ出そうって決めた」ファーストブック
――『全てアレン様が正しいでございます』は、先行お渡し会に750人のファンが詰めかけたそうですね。今回どの書店に聞いても、売り切れで買えませんでした。
アレン:本当にイレギュラーなんですって。この本ってオールカラーで1冊3520円(税込)の高価格帯なんですけど、1週間でもう完売していて、今は市場にほぼないんです。増刷はしないつもりだったけど、少しだけ増刷をOKしたところです。
――本の出版には元々興味があったんでしょうか。
アレン:ありました。けど、正直問題どこもかしこも馬鹿会社だらけすぎて!今まで本のお話は何度もいただいてたんですけど、編集者の方が出したいって言ってくださっていても、決裁権を持ってる上の頭が固すぎて「ダメでした」ばっかり。それで何回も見送りになってたんです。
――では、今回が念願叶っての出版なんですね。
アレン:これまで4、5社からオファーはあったんですけど、打ち合わせの時間いっぱい取られた上で「ごめんなさい、会議で蹴られました」って全部言われてきたので、「もういいや。本って面倒くさいし」ってすごく気持ちがへこんでたし、諦めてたんです。
今回も「またどうせでも蹴られるんだろうな」って思ってたんですけど、玄光社の担当さんが“これはもう絶対やる”って言ってくださって…。
だから、この本では全部さらけ出そうって決めたんですよね。初めてここまで熱意を持って決めてくれたので、私も頑張ろうって。初めて言うこともいっぱい書きました。
――ファンの反響はいかがですか?
アレン:もーーーーーーーーーーすっっっごいわよ?!?!クリマンの反響は!!!
◆クラス全員から暴言をはかれた
================
小学生の頃から「普通じゃない自分」に劣等感があって、学校が辛かったというアレン様。中学に入ると、ある日突然、いじめの標的になって、不登校になったといいます。(以下、< >内は同書より抜粋)
<いじめの内容はもういっぱいあるんだけど、まずクラス全員にハブられたのよ!>
<授業中、ワタクシにだけプリントが回ってこないとか、コンパスで後ろから頭を突かれることもあったの。>
<授業中に何か紙が回ってきて、開けて見たら、クラス全員が書いたであろうヮタクシへの暴言。それを見た瞬間、ヮタクシすごく泣きそうになって、教室を飛び出して保健室に行ったの。>
<あの時のいじめた奴ら、本当に地獄に突き落ちてほしい!>
=================
◆嫌な過去を思い出すのはキツかったけど
アレン:いじめられてた時の記憶にフタをしたから、中学校の思い出はほぼないんです。嫌だから。でも、この機会がないと、私は一生思い出すことがないなって。
本当に1個1個に情熱をすごい込めて、思い出したくないこととか、何か嫌なことも全部、自分の記憶をたどって書いたんです。いじめとか不登校とか、すごい嫌な経験がいっぱいだけど、本って“こんな感じだった”が許されないから、ちゃんと明確にその時のことを思い出さなきゃだめだと思って、記憶を捻り出しました。
全部思い出した時は、やっぱり胸がすごくキツくなりました。と同時にやっぱり、いまだに湧き出るいじめた人への怒りもあって…。
それでも今、全国の同じ経験をした人の共感を生んでいるから、言ってよかったって思いました。支えるになれるなら、むしろ、もっと言っちゃおうかしら?ってくらい。
◆中2で少年院に。全てを学ばせてもらった
================
不登校になった頃、非行グループと親しくなって、グレたことで「自分を取り戻した」というアレン様。タバコ、万引き、出会い系で会った男からカネを盗む……何度も補導された末、なんと中学2年で逮捕されてしまいます。
そして、四国少年院で過ごした2年間の生活も、赤裸々に書かれています。(以下、< >内は同書より抜粋)
<グレてから一発目に学校に行った時の快感は今でも忘れないわ。(中略)ド金髪で鼻と口にピアスをして私服で行ったから、態度がこんなにも違うのかバカどもっていうぐらい変ったわ>
<少年院での2年間で、いろいろなものを学ばせてもらったわ。「自分で生活すること」「社会で行動すること」、全てを学ばせてもらったなって思うのよね。>
================
――いじめの話はまだしも、少年院に入った話まで、よく書いたなと思いました。動画などである程度は話していたとはいえ、普通は隠したいと思うのですが‥‥。
アレン:人によって隠したい部分があるのはもちろんだと思います。私は元々は隠してきた側の人間ですし、芸能界自体、いじめられてきた経験や嫌だった思いっていう闇の部分は、見せる必要のない業界だと思っていたので。
でも、今が喋るのにベストなタイミングかなと思ったんです。今まで十分隠してきたし、ちょうど自分を改めて振り返るいい機会にもなるなってプラスに考えると、さらけ出す怖さよりも、自分も知ろうって思えた。だから、全部さらけ出すことに怖さはなかったですね。
◆昔は気が弱い子どもだった
――いじめや非行を経て、そのまま引きこもりやうつ病になってしまう人も多いと思うんです。アレン様はなぜ今のようになれたんでしょう?
アレン:これは書けるかどうか分からないんですけど、自殺をするくらいなら、嫌いなやつを殺してから死んだほうが気持ちが楽だと思うんです。実際に殺せというんじゃなくて、“気持ちの問題”としてね。
あなたをいじめて死にたいぐらいまで追い込んだ奴に罰を与えず、なんであんただけが死ぬ必要あるの?死ぬなら、相手にも同じ目に遭ってもらって死のうよ。ぐらいの心持ちです。書けるか分からないけど、書いて欲しい。
――書きます。
アレン:でも、それぐらい、つらい境遇の人って多いんです。特に女性はやっぱり劣等感を抱えている人が多いけど、強く生きようよ、って言いたい。
――今のアレン様は恐ろしくポジティブというか、強く見えますが、昔は違ったんでしょうか?
アレン:私はもともと気が弱い子だったの。だからいじめの対象にもなったし、それをやり返す勇気もなかった。今みたいな勇気があったらやり返してる。
そういえばね、この前も電車で盗撮されたんだけど、腹が立ったから、そいつに電車内で“かかと落とし”(格闘技の蹴り技)してやったの!そいつが「許してください、ごめんなさい」って謝ってきたから、「警察行く?警察行ったら社会的に終わるよ?」って言ったら、お金で解決したいって言うから、10万円ふんだくってやった。なんで、ただ座ってるだけで何もしてない私が盗撮されなきゃいけないんだって思って。
◆あんな奴らより、絶対幸せになってやる
――強くなりすぎるくらいに強くなってますね…(笑)。目撃したファンの方がいそうです。
アレン:見てたのよ!クリマンが見てたの。だからその人に「私、悪いと思う?」って聞いたの。そしたら、「全てアレン様が正しいでございます」って(笑)。これ映画みたいな話だけどマジです。
――完璧なエピソードトークとオチですね。
アレン:ちょっと脱線しましたけど、元々はそういういじめられるような気が弱い子でした。なんですけど、やっぱり自分を強く変えたいっていう原動力ですね。いじめた奴を見返したい、「あんな奴らよりは、絶対幸せになってやる」っていう原動力。
だからむしろ、いじめられた経験がなかったら、こんなに強くポジティブに生きていかなきゃいけない、っていう気持ちは湧いてなかったかもしれないし、普通の順調な人生だったかもしれない。だから、あの経験って思い出したくないし大っ嫌いなんだけど、一方では、すごく感謝もしてます。
◆やったことは、いつか自分にかえってくる
――「見返してやる」が原動力だったと本でも書かれてますが、それはもう実現しましたか?
アレン:とっくにしてる!なんでかっていうと、形は別として、気持ちの問題的には、もう私のほうが上。本当にそのために頑張ったし。
でもね、やっぱりやったことってかえってくるんですよ。
私をいじめた主犯格の女性にお子さんがいるんですけど、今度はお子さんがいじめに遭ってるらしいんです。私はそれを聞いたときに、「子どもに言いなよ」と思ったんです。「ママも同級生を登校できなくなるぐらいいじめてたから、それがあんたにかえってきたのかも」って。
でも、言えないでしょって。子どもに言えないようなことをしたのよねって思うの。だから、それをずっと恥じて生きていきなさいって思ってます。
◆いま傷ついてる人へ「でも、絶対大丈夫!」
――読者の中にも、いじめられたり、グレたり、人生に鬱々としてる人がいると思うんです。そんな人に、言葉をかけるとしたら、どういう言葉をかけますか?
アレン:(30秒ほど考える)本当に一言だけ。「でも、絶対大丈夫」。「いろいろあったかもしれないけど、でも、あなたは絶対に大丈夫。だって、私が大丈夫だったから」。
――なるほど。辛い境遇にいる人にとって、お守りのような言葉ですね。
アレン:でも、“そのために自分も変わる”っていう決意も必要。他力ではなく、自分で自分の気持ちの面倒を見るっていうのが、すごく大事なんです。だから私は、自分の気持ちをすっきりさせるためには、どうしたらいいかを真っ先に考える。
私の気持ちが楽になるからこうしてほしいとか、嫌なことがあったら相手を詰めるとか。それが、盗撮されてかかと落としして謝らせたのにも繋がるんですけど(笑)。そういうふうに、我慢しない生き方をすること。それを、私は提唱してます。
(以下、次回に続く)
<アレン 取材・文/瑞姫 撮影/星 亘(本誌)>
【アレン】
マダムタレント。幼少期から波瀾万丈な人生を歩んできた結果、どんな時も自分を最優先する生き方を貫く姿が、ファンの生きる道標となっている。登録者数約30万人のYouTubeなど、SNSフォロワー総数60万人。著作はカレンダー『一日一枚 アレン様のお言葉とお写真BOOK366』、『全てアレン様が正しいでございます』。2025年1月に『アレン様は大変!!ぉ怒りになられてます。』を刊行予定。YouTubeチャンネル、X:@Allen_Japan_No1、Instagram:allen_japan_official