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キャンプに参加したあざとい女子、一夜にして男性陣から引かれたワケ/びっくり体験人気記事BEST

女子SPA! 2024年12月4日 8時47分

 女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「びっくり体験」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2022年12月2日 記事は取材時の状況)

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 女性のあざとい振る舞いに鼻の下を伸ばす男性は少なくありません。ただ、同性にはあまりいい印象を与えていないのも確かです。今回は、同僚同士のプライベートな集まりであざとさをふりまいて痛い目を見た女子のエピソードを紹介します。

◆あざとい新入部員に男子はチヤホヤ

 今回お話を聞いたのは、建築デザイン会社に勤める佐智子さん(仮名・30歳)。佐智子さんの会社にはアウトドア同好会があり定期的にキャンプ会が催されています。佐智子さんも楽しんで活動に参加していましたが、ある日、そんな同好会に1年後輩のK子さんというかわいい系女子が入ってきたそうです。

「少し舌足らずな話し方が特徴的な子で男子からの評判も上々なんですが、どうにもあざとさの匂いが漂う子でした」

 佐智子さんの予想通り、周りの男性社員はそんなK子さんに興味を示し、手伝う必要のない余計なことまで手助けしていたそうです。長女の佐智子さんは、甘えん坊キャラのK子さんに時々イラっとするようになったといいます。

「ま、私もあざとい自分を演じて周りからチヤホヤされてみたいと思ったりもするのですが、どう考えても自分のキャラじゃなくって……だから少し彼女へのひがみもあったのかもしれませんね」

◆キャンプにパンプスを履いてくる

 そんな中、久しぶりのキャンプが開催されることとなったそう。佐智子さんは家が近いので、途中K子さんを車で拾っていくことになりました。少し早めにK子さんの家に到着した佐智子さんは家の前で待っていると、彼女はハイブランドのパンプスで現れたといいます。

「思わず車から出て、そんな靴ではダメだからスニーカーに履き替えてくるように指示を出したんです。『かわいくってお気に入りだから選んだんですぅ』と説明してきましたが全面却下しました」

 その後は特に会話もなく現地に到着した佐智子さんとK子さん。すでに同僚男性たちは到着済みだったそうです。急いで荷物などを運び入れ、佐智子さんも設営などに取り掛かることにしました。ところが、そんな重労働をしている佐智子さんの横でK子さんはなんと男性陣と自撮りをし始めたそうです。

◆包丁で手を切ってしまう

「さすがに見かねて、K子さんに持ってきた野菜のカットを依頼したんです。そうしたら、しばらくすると悲鳴が聞こえてきたんです」

 驚いてその方向を振り向くと、K子さんが包丁で指を切っていたそうです。それを見つけた男性陣が、ここぞとばかりに救急箱を持ってきて応急処置を開始しはじめたそうです。

「作業は滞るし人手も減るしでさんざんでした。結局設営のあと、私が食事の準備を一人でするはめになったんです」

◆自撮りに夢中のあざとい女子

 ようやく食事にありつけた同好会メンバー。K子さんもまるでけががなかったかのように振る舞っていたそうです。しかし食事が終わり後片付けに入ると、K子さんはけがを理由に男子たちと歓談しだしたそうです。

「また仕方なく一人で洗い物をしていると、今度はさすがに同僚男性が何人か気づいてくれて、手伝いにきました。するとそれにつられて最後までK子さんと夢中で会話していた同僚男性も場の空気を読み手伝いに来たんです」

 すると、K子さんは洗い場から丸見えとも知らず、一人炎をバッグに工夫を凝らしながら自撮りを再開しました。おまけに、さっきまで痛そうにしていた手で自撮りスタンドをしっかりと握る始末。さすがにその様子を見て、佐智子さんだけでなく男性陣も引いていたといいます。

◆翌朝K子さんの姿が消えていた

 後片付けが終わり再び火を囲んだ面々でしたが、先ほどとは一転してK子さんが一人浮いた状態になっていたそうです。片付け前までのノリは男性陣にはすでになく、むしろ佐智子さんとの会話がはずんでいました。するとさすがに場の雰囲気を察したのか、K子さんにはさきほどまでの元気さはなかったといいます。

 その後テントで一泊し翌朝気がつくとK子さんの姿はなかったそうです。そして代わりに「用事を思い出したので先に帰ります」と置き手紙があったそうです。

「さすがに心配になったので電話してLINEも送ってみたんですが、向こうからの反応は一切ありませんでした。翌週出社しても、そこにK子さんの姿はありませんでした」

 その数日後、佐智子さんはK子さんの行方を上司に確認したそうです。すると、K子さんの代理人から退職届が出されていたことがわかったそうです。

<文/大杉沙樹 イラスト/zzz(ズズズ)@zzz_illust>

【大杉沙樹】
わんぱく2児の母親というお仕事と、ライターを掛け持ちするアラフォー女子。昨今の情勢でアジアに単身赴任中の夫は帰国できず。家族団欒夢見てがんばってます。

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