「顔の比率を描き変える骨格補正メイク専門家」池田 曜央子(いけだ・ようこ)です。元設計士の私が考案した顔の比率を補正する『骨格補正メイク』は、センス不要で理論的なメイク法として、著書やSNSなどで発信しています。
さて今回はインスタにいただいたお題「100均コスメをプロ目線でガチ検証してください」にお答えします。ダイソーの眉ペンシル(税抜100円)、アイシャドウパレット(税抜300円)、アイライナー(税抜100円)を試してみました!
◆未開拓だった100均コスメを恐る恐る……
私の記事やメイクレッスンでは、基本的にどなたでも購入しやすいように、ドラッグストアなどで手に入るプチプラアイテムを中心にご紹介するのですが、今回はプチプラどころではない「100均コスメ」をついに検証することに。100均コスメは今まで手付かずの未開拓ゾーンだったので、私も興味しんしんで実施しました。
◆眉ペンシルから検証開始。ちゃんと毛っぽく書けた
●UR GLAM スリム スケッチ アイブロウペンシル(全6色、各税抜100円)
こちら繰り出しタイプの極細芯で、なんと反対側にはスクリューブラシがついていました。スクリューブラシは眉頭のボカシにマストなので、100円なのにこの気遣いには頭が下がる思いがしました。
でも1番大事なのはテクスチャと色みですから、厳しくチェックしていきます。ちなみに私がいつも使っているドラコス眉ペンシル(レブロン)に比べるとやや硬めではありますが、ちゃんと毛っぽく描けるので、テクスチャ的には「イイネ」!
全6色展開ですが、ベーシックな色番の2色(03ナチュラルブラウンと05ダークブラウン)を確認しました。03(ナチュラルブラウン)は想像より明るいブラウンだったので、1本だけ買うとしたら私なら05(ダークブラウン)にします。ペンシルって一本づつ描き足すように使うので、毛っぽく見える濃い目の色がおすすめです。
◆アイシャドウパレットは、興奮レベルの発色
●UGT ドットアイカラーパレット(9色×全5種、各税抜300円)
まず、ニュアンスカラーのグラデーションがまるで韓国コスメのような配色です。私の今までの100均に対するイメージは、正直「どこかの売れ残りを安く大量に仕入れてギリギリ利益を出している」(すごい偏見ですみません)と思っていたので、ちゃんと最近の売れ筋を押さえてるんだ、とちょっとビックリしました(UGTは、UR GLAMと東京ガールズコレクションのコラボアイテムのようです)。
カラバリが5種類ありましたが、どなたでも似合いそうで1番使いやすいかな、と思ってこちらの02cをゲット。さてこの色がちゃんと発色するのか、またテクスチャは大丈夫か。
塗ってみると、ちゃんと見たままの色が発色して粒子も細かい。これは興奮レベルで「超イイネ」。韓国コスメのアイパレだと10色入って3000円代なので、こちらは確かに量は少なめですが、価格が10分の1っていうのは凄すぎるな、と思いました。300円でこのクオリティ、メーカーさんが頑張りすぎてて心配になるレベルでした。
◆ジェルアイライナーに、「ほー!」と声が出た
●UR GLAM ジェルアイライナー(全19色、各税抜100円)
普段から生徒さんにも「アイライナーはジェルがいいですよ」とお伝えしているので、今回こちらを1色(02cモカ)ゲットしてみました。カラバリはなんと19色も。
試してみると、思わず「ほー!」とうなり声が出てしまいました。スルスルと柔らかなテクスチャで描き心地もなめらか、さらに色もニュアンスカラーで今っぽい(02cモカはゴールド系ブラウンでラメ入り)、形状も繰り出しタイプでシャープナー不要。
とにかくマイナス要素が皆無だったので、これは「超イイネ」を超えた逸品でした。
◆全部100均でいけるんじゃない!?
ちょうどとある高校から授業の一環として「マナーとしてのオフィスメイク講座」のオファーをいただいていたのですが、学生さんですし用意してもらうアイテムを出来るだけ低コストにしたいけどどうしようかなぁ、と困っていたので、このタイムリーな検証企画のおかげで「全部100均でいけるんじゃない!?」と悩みが解決しました。
結論として、100均コスメはかなりエグい!そんなことが判明しました。100円でこのクオリティ、企業努力に脱帽しきりな結果となりました。企業さんに「あまり無理しないでね」とちょっと心配になりつつも、これからもいいものをたくさん開発していただきたいと、現行品への感謝とこれからの期待を込めてお届けしました。
100均だろうとドラコスだろうとデパコスだろうと、コスメの選ぶ目を養えばきっとメイクがもっと楽しくなるはず。このレビューがみなさんのコスメ選びのお役に立てれば幸いです。
<文・撮影/池田曜央子>
【池田 曜央子】
(いけだ・ようこ)メイク講師。骨格補正メイク考案。一般社団法人日本骨格バランス協会代表理事。
1977年生まれ、青山学院大学経済学部卒業。建築士だった38歳のころ、愛犬の事故死でうつ状態に陥り、糖質依存となり15kgの激太り。外見差別を受けたことをきっかけに、美容・ファッションなどを学び、メイク講師として活動を開始。輪郭と顔パーツを数値で分析、骨格や年齢による変化を補正し、好印象な美人に近づける独自の「骨格補正メイク」を考案。メイク講座やスキンケア講座などで1000名を超える女性を変身させる。43歳で-17kgのダイエットも成功させ、ミセスコンテストで特別賞受賞。著書『骨格補正メイク 顔の比率を描き変えて、一生美人!』(主婦の友社) Instagram:@ikeda.makeup ブログ
さて今回はインスタにいただいたお題「100均コスメをプロ目線でガチ検証してください」にお答えします。ダイソーの眉ペンシル(税抜100円)、アイシャドウパレット(税抜300円)、アイライナー(税抜100円)を試してみました!
◆未開拓だった100均コスメを恐る恐る……
私の記事やメイクレッスンでは、基本的にどなたでも購入しやすいように、ドラッグストアなどで手に入るプチプラアイテムを中心にご紹介するのですが、今回はプチプラどころではない「100均コスメ」をついに検証することに。100均コスメは今まで手付かずの未開拓ゾーンだったので、私も興味しんしんで実施しました。
◆眉ペンシルから検証開始。ちゃんと毛っぽく書けた
●UR GLAM スリム スケッチ アイブロウペンシル(全6色、各税抜100円)
こちら繰り出しタイプの極細芯で、なんと反対側にはスクリューブラシがついていました。スクリューブラシは眉頭のボカシにマストなので、100円なのにこの気遣いには頭が下がる思いがしました。
でも1番大事なのはテクスチャと色みですから、厳しくチェックしていきます。ちなみに私がいつも使っているドラコス眉ペンシル(レブロン)に比べるとやや硬めではありますが、ちゃんと毛っぽく描けるので、テクスチャ的には「イイネ」!
全6色展開ですが、ベーシックな色番の2色(03ナチュラルブラウンと05ダークブラウン)を確認しました。03(ナチュラルブラウン)は想像より明るいブラウンだったので、1本だけ買うとしたら私なら05(ダークブラウン)にします。ペンシルって一本づつ描き足すように使うので、毛っぽく見える濃い目の色がおすすめです。
◆アイシャドウパレットは、興奮レベルの発色
●UGT ドットアイカラーパレット(9色×全5種、各税抜300円)
まず、ニュアンスカラーのグラデーションがまるで韓国コスメのような配色です。私の今までの100均に対するイメージは、正直「どこかの売れ残りを安く大量に仕入れてギリギリ利益を出している」(すごい偏見ですみません)と思っていたので、ちゃんと最近の売れ筋を押さえてるんだ、とちょっとビックリしました(UGTは、UR GLAMと東京ガールズコレクションのコラボアイテムのようです)。
カラバリが5種類ありましたが、どなたでも似合いそうで1番使いやすいかな、と思ってこちらの02cをゲット。さてこの色がちゃんと発色するのか、またテクスチャは大丈夫か。
塗ってみると、ちゃんと見たままの色が発色して粒子も細かい。これは興奮レベルで「超イイネ」。韓国コスメのアイパレだと10色入って3000円代なので、こちらは確かに量は少なめですが、価格が10分の1っていうのは凄すぎるな、と思いました。300円でこのクオリティ、メーカーさんが頑張りすぎてて心配になるレベルでした。
◆ジェルアイライナーに、「ほー!」と声が出た
●UR GLAM ジェルアイライナー(全19色、各税抜100円)
普段から生徒さんにも「アイライナーはジェルがいいですよ」とお伝えしているので、今回こちらを1色(02cモカ)ゲットしてみました。カラバリはなんと19色も。
試してみると、思わず「ほー!」とうなり声が出てしまいました。スルスルと柔らかなテクスチャで描き心地もなめらか、さらに色もニュアンスカラーで今っぽい(02cモカはゴールド系ブラウンでラメ入り)、形状も繰り出しタイプでシャープナー不要。
とにかくマイナス要素が皆無だったので、これは「超イイネ」を超えた逸品でした。
◆全部100均でいけるんじゃない!?
ちょうどとある高校から授業の一環として「マナーとしてのオフィスメイク講座」のオファーをいただいていたのですが、学生さんですし用意してもらうアイテムを出来るだけ低コストにしたいけどどうしようかなぁ、と困っていたので、このタイムリーな検証企画のおかげで「全部100均でいけるんじゃない!?」と悩みが解決しました。
結論として、100均コスメはかなりエグい!そんなことが判明しました。100円でこのクオリティ、企業努力に脱帽しきりな結果となりました。企業さんに「あまり無理しないでね」とちょっと心配になりつつも、これからもいいものをたくさん開発していただきたいと、現行品への感謝とこれからの期待を込めてお届けしました。
100均だろうとドラコスだろうとデパコスだろうと、コスメの選ぶ目を養えばきっとメイクがもっと楽しくなるはず。このレビューがみなさんのコスメ選びのお役に立てれば幸いです。
<文・撮影/池田曜央子>
【池田 曜央子】
(いけだ・ようこ)メイク講師。骨格補正メイク考案。一般社団法人日本骨格バランス協会代表理事。
1977年生まれ、青山学院大学経済学部卒業。建築士だった38歳のころ、愛犬の事故死でうつ状態に陥り、糖質依存となり15kgの激太り。外見差別を受けたことをきっかけに、美容・ファッションなどを学び、メイク講師として活動を開始。輪郭と顔パーツを数値で分析、骨格や年齢による変化を補正し、好印象な美人に近づける独自の「骨格補正メイク」を考案。メイク講座やスキンケア講座などで1000名を超える女性を変身させる。43歳で-17kgのダイエットも成功させ、ミセスコンテストで特別賞受賞。著書『骨格補正メイク 顔の比率を描き変えて、一生美人!』(主婦の友社) Instagram:@ikeda.makeup ブログ