【今日のにゃんこタイム~○○さん家の猫がかわいすぎる Vol.155】
ちょっぴり不器用な一面がある愛猫には、母性本能が掻き立てられるもの。kotekage2011(@kotekage2011)さん宅で暮らすエキゾチックショートヘアのこてつくんは、まさにそのタイプです。
こてつくんは、なぜか水の飲み方がヘタっぴ。ほっぺを盛大に濡らし、まるで溺れているかのように手をバタつかせながら水分補給に励むのです!
◆「溺れてる…?」と突っ込みたくなる水飲み
おっとりマイペースな性格のこてつくんはお迎え当初から、ケージにも設置できる給水器でお水を飲んでいました。
飼い主さんは、こてつくんが1歳の頃に自動給水器も導入。すると、こてつくんは慣れ親しんだ給水器との違いに戸惑ったのか、「溺れてる……?」と突っ込みたくなるような水の飲み方を見せるようになったのです。
「その時、手はマットを耕していて変な飲み方でした(笑)」
現在、おうちでは昔から使っている給水器と自動給水機の両方を設置し、好きなほうで飲めるように配慮。こてつくんは気分に合わせて自分の意志で自動給水機を選び、頬を濡らしています。
「多分、自動給水器で顎をビチャビチャにしているのは、好きでやっているのだと思っています(笑)」
◆“推し猫種”をブリーダーサイトからお迎え
そんなこてつくんは、2022年にブリーダーから迎えた子です。もともと猫カフェに行くのが好きで推し猫がエキゾチックショートヘアだった飼い主さんは、ペット可のマンションに引っ越したタイミングで、こてつくんをお迎えしました。
「サイトを見て会いに行くと、ブリーダーさんは安心できる人でした。こてつさんは電車で1時間以上かけて、我が家へ来てくれました」
こてつくんは、一度覚えた習慣は必ず守ってくれる賢い子。これまでに粗相をしたことはなく、おやつが欲しい時にはわずか1週間でマスターしたお手を披露してくれます。
「夜、寝ているとフミフミしてくるところがかわいいです。4kgあるので、重くて起きてしまいますが…(笑)」
一緒に過ごせる時間を楽しみつつ、飼い主さんはエキゾチックショートヘアらしい顔のシワを朝晩、拭くなど必要なケアをして健康維持に努めてもいます。
「エキゾはお手入れが大変ですが、癒しのほうが大きい猫種だと感じていますね」
◆性格が真逆な妹分もできた
実は飼い主さん宅には、もう1匹かわいいエキゾチックショートヘアが暮らしています。名前は、かげつちゃん。
猫種は同じであるものの、こてつくんとは違い、おてんばで怖いもの知らずな性格です。
お迎え当初、かげつちゃんはすぐ、こてつくんに興味を持ったそう。こてつくんが温厚な性格であったからか、2匹は威嚇し合うことなく、手で触り合うなどして交友を深めました。
かげつちゃんという妹ができたことで、こてつくんの日常には嬉しい変化が。それまで、こてつくんは段ボールを怖がり、触れることさえできませんでしたが、かげつちゃんが楽しむ様子を見て、「居心地がいい場所」と認識。自ら段ボールへ入ることができるようになりました。
「かげつちゃんが来てくれたことで、こてつさんはいい刺激を受けていると思います」
◆些細なバトルはあるけど…うまく共存している2匹
性格が真逆であるからか、日々のプチバトルはやや多め。食べるのが遅く、動きもスローなこてつくんは、かげつちゃんにおやつやおもちゃを取られがち。基本的には取り返すとなく、ポカンとしているため、飼い主さんが取り戻し、こてつくんを立てています。
「でも、やられすぎて怒る時もあります。こてつさんは無言でかげつちゃんの顔を押さえ、対抗するんです(笑)」
そうした些細ないざこざはあるものの、2匹は近くで寝たり、一緒に遊んだりと仲睦まじい様子。その光景を目にすると、飼い主さんは「うまく共存できている」と感じ、嬉しくなります。
「同じ猫種でも性格が違うので、いろいろな発見があって楽しいです」
なお、飼い主さんいわく、こてつくんは去年の夏に、心臓の筋肉が肥大する「閉塞性肥大型心筋症」と診断されたため、現在は3ヶ月に一度通院し、経過観察中とのこと。
天真爛漫な、こてつくん。病気と上手く付き合いつつ、これからも愛らしい姿をたくさん見せてね。
<取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>
【古川諭香】
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
ちょっぴり不器用な一面がある愛猫には、母性本能が掻き立てられるもの。kotekage2011(@kotekage2011)さん宅で暮らすエキゾチックショートヘアのこてつくんは、まさにそのタイプです。
こてつくんは、なぜか水の飲み方がヘタっぴ。ほっぺを盛大に濡らし、まるで溺れているかのように手をバタつかせながら水分補給に励むのです!
◆「溺れてる…?」と突っ込みたくなる水飲み
おっとりマイペースな性格のこてつくんはお迎え当初から、ケージにも設置できる給水器でお水を飲んでいました。
飼い主さんは、こてつくんが1歳の頃に自動給水器も導入。すると、こてつくんは慣れ親しんだ給水器との違いに戸惑ったのか、「溺れてる……?」と突っ込みたくなるような水の飲み方を見せるようになったのです。
「その時、手はマットを耕していて変な飲み方でした(笑)」
現在、おうちでは昔から使っている給水器と自動給水機の両方を設置し、好きなほうで飲めるように配慮。こてつくんは気分に合わせて自分の意志で自動給水機を選び、頬を濡らしています。
「多分、自動給水器で顎をビチャビチャにしているのは、好きでやっているのだと思っています(笑)」
◆“推し猫種”をブリーダーサイトからお迎え
そんなこてつくんは、2022年にブリーダーから迎えた子です。もともと猫カフェに行くのが好きで推し猫がエキゾチックショートヘアだった飼い主さんは、ペット可のマンションに引っ越したタイミングで、こてつくんをお迎えしました。
「サイトを見て会いに行くと、ブリーダーさんは安心できる人でした。こてつさんは電車で1時間以上かけて、我が家へ来てくれました」
こてつくんは、一度覚えた習慣は必ず守ってくれる賢い子。これまでに粗相をしたことはなく、おやつが欲しい時にはわずか1週間でマスターしたお手を披露してくれます。
「夜、寝ているとフミフミしてくるところがかわいいです。4kgあるので、重くて起きてしまいますが…(笑)」
一緒に過ごせる時間を楽しみつつ、飼い主さんはエキゾチックショートヘアらしい顔のシワを朝晩、拭くなど必要なケアをして健康維持に努めてもいます。
「エキゾはお手入れが大変ですが、癒しのほうが大きい猫種だと感じていますね」
◆性格が真逆な妹分もできた
実は飼い主さん宅には、もう1匹かわいいエキゾチックショートヘアが暮らしています。名前は、かげつちゃん。
猫種は同じであるものの、こてつくんとは違い、おてんばで怖いもの知らずな性格です。
お迎え当初、かげつちゃんはすぐ、こてつくんに興味を持ったそう。こてつくんが温厚な性格であったからか、2匹は威嚇し合うことなく、手で触り合うなどして交友を深めました。
かげつちゃんという妹ができたことで、こてつくんの日常には嬉しい変化が。それまで、こてつくんは段ボールを怖がり、触れることさえできませんでしたが、かげつちゃんが楽しむ様子を見て、「居心地がいい場所」と認識。自ら段ボールへ入ることができるようになりました。
「かげつちゃんが来てくれたことで、こてつさんはいい刺激を受けていると思います」
◆些細なバトルはあるけど…うまく共存している2匹
性格が真逆であるからか、日々のプチバトルはやや多め。食べるのが遅く、動きもスローなこてつくんは、かげつちゃんにおやつやおもちゃを取られがち。基本的には取り返すとなく、ポカンとしているため、飼い主さんが取り戻し、こてつくんを立てています。
「でも、やられすぎて怒る時もあります。こてつさんは無言でかげつちゃんの顔を押さえ、対抗するんです(笑)」
そうした些細ないざこざはあるものの、2匹は近くで寝たり、一緒に遊んだりと仲睦まじい様子。その光景を目にすると、飼い主さんは「うまく共存できている」と感じ、嬉しくなります。
「同じ猫種でも性格が違うので、いろいろな発見があって楽しいです」
なお、飼い主さんいわく、こてつくんは去年の夏に、心臓の筋肉が肥大する「閉塞性肥大型心筋症」と診断されたため、現在は3ヶ月に一度通院し、経過観察中とのこと。
天真爛漫な、こてつくん。病気と上手く付き合いつつ、これからも愛らしい姿をたくさん見せてね。
<取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>
【古川諭香】
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291