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私が絶対に“新幹線で”帰省するワケ。きっかけは昨年の大事件/2024人気記事top5

女子SPA! 2024年12月31日 8時44分

2024年1~11月、女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとにtop5まで紹介します。こちらは、「びっくり体験」ジャンルの人気記事です。(初公開日は1月2日 記事は取材時の状況です)

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 コロナ収束化にともない、今年の年末は実家やふるさとに帰省するという方も多いのではないでしょうか。

 自分の実家に帰省する場合は、気を遣わなくて良いと考えるかもしれません。しかし、大変なのは帰るまでの道のりです。

 高速道路各社によると、高速道路の混雑予想は年末が下り線で12月29日と30日、年始が上り線で1月2日と3日、下り線でも1月2日にそれぞれ特に渋滞が発生する見通しだといいます。

◆コロナ禍で車を買うことに

「めちゃくちゃ大変なのは分かっているんですが、今年は新幹線での帰省を考えています……」

 そう語るのは都内在住の酒田梓さん(仮名・35歳)。

 梓さんは大阪出身ですが、就職をきっかけに上京してその後、結婚、出産し、今は小学生の娘を持つ専業主婦です。

 梓さんの家の近くには3歳年上の姉が住んでおり、同じく小学生の娘さんが2人います。普段からお互いに協力して育児を行っているため、助けられることも多いといいます。

「子どもが生まれてからはお正月は姉家族と一緒に実家に帰っていたんです。でも、すぐにコロナ禍が来てしまったので、一昨年は帰省できませんでした。

 その後の夏休みも帰省直前で娘がコロナになってしまって、急遽中止に……。そこで昨年はコロナ禍を避けるためにも、自動車を購入しようという話になったんです」

◆共同購入した車で帰省。しかし…

 姉家族としょっちゅう一緒に出かける梓さんは以前から、車の購入をお姉さんと一緒に考えていました。しかし、駐車場代が高いこともあり、迷っていたのだそう。

 ちなみに梓さんは免許を持っていませんが、車代と駐車場代を少し負担するという条件で、姉家族と車の共同購入を決めたのです。

 そして昨年末、買ったばかりの車でお姉さん家族と一緒に実家へ帰省しました。しかし……、初っ端からありえないほどの大渋滞に巻き込まれてしまうのです。

「渋滞を避けるために深夜に出発したのですが、皆、同じことを考えていたようです。しかも、子どもたちは興奮して全然寝てくれませんでした。音楽を大音量で流して大声で歌っていて、私もぐったり……。夜9時に出発して結局、到着したのは翌日のお昼でした」

◆地元の友達と飲みに行くも楽しめず

 着いた日の夜、親に子どもを見てもらい、地元の友だちと飲みに行く約束をしていた梓さん。

 しかし、子ども達は車で寝なかったため、実家についた途端、お昼寝をしてしまったそう。そのため、夜は元気になって全然寝てくれなかったそうです。

「子どもをどうにかベッドに入らせて出かけることができたのですが、私も疲れが溜まっていて久しぶりの飲み会だったのに眠さのほうが勝ってしまいました。結局、予定していた時間よりも早く帰ってきてしまいましたね」

 初の車の長距離移動で子供達の生活リズムが崩れてしまったため、帰省中、なかなか計画通りにいかなかったという梓さん。それでもどうにか、予定していたUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)にも行くことができたのですが……。

◆帰り道も散々な状況に

「ハードなスケジュールと寒さのせいか、家に着くと次女が体調を崩してしまったんです。病院もまだお正月休みだったので、とりあえず東京に戻ってから連れて行くことにしました。

 帰りは行き以上の大渋滞でしたね。途中で来てくれた姉の旦那さんも交代で運転してくれたのですが、全然進まないのでさすがにみんな疲れてしまって。結局、静岡で1泊することにしました。お正月明けとはいえ、ホテル代の出費がそこそこ痛かったです…」

 こうして、2日間かけてどうにか無事に都内に帰ってこれた梓さんとお姉さん家族。しかし、悲劇はさらに降りかかるのです……。

◆ほぼ全員が体調不良に!診断の結果は

「次女以外にも、姉、姉の子ども、私とほぼ全員が体調不良になったんです。休みが明けてすぐに病院に行くと……なんと全員、インフルエンザと診断されました。ワクチンは打っていたのですが、違う型になってしまったみたいです。

 私も姉も滅多にかからないのですが、恐らく長時間移動の疲れが出たのかもしれませんね……」

 子ども連れの移動は車のほうがラクそうだと感じるかもしれません。

 しかし、渋滞に巻き込まれたり思いがけないところで疲れが蓄積されることもあります。計画通りに進めたいのであれば、年末年始の移動は新幹線や飛行機を使うほうがよいのかもしれませんね。

<文/結城>

【結城】
男女観察ライター。鋭い視点で世の男女を観察し、 夫婦問題からイタい火遊びまで、幅広いエピソードを華麗に紡いでいく。Twitter:@yuki55writer

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