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インナーダウンで“微妙にダサい人”になっちゃう原因。あか抜けるコツは:1月に読みたい記事

女子SPA! 2025年1月15日 8時45分

 ジャケットやコートのライナーにも使える、インナーダウン。軽くて薄い見た目に反して驚異的な暖かさで、着る人を虜にする魅惑のアイテム。ですがやっぱり気になるのはあのなんとも言えない、そこはかとなくダサく見えそうなデザインですよね……。

 そこで今回はファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子(すみゆうこ)が考える、インナーダウンがダサく見えないコツをご紹介します。(初公開日は2022年1月7日 記事は取材時の状況)

◆インナーダウンで“ダサい人”になっちゃう原因は?

 最近のファッションはおしゃれとは言えなかったものまでおしゃれにデザインが刷新されていますが、その最たるものがダウンです。アウターとして着るダウンはもちろん、インナーに着込める薄手のダウンにもさまざまな色や豊富なデザインが登場していますよね。

 なのに、インナーダウンとして売られているものだけはどうにも「おばあちゃんのチョッキ」感がぬぐえない……。それはやっぱり、アウターを脱いだ後のコーデがまったく洗練されていないからではないでしょうか。

 ジャケットやコート込みで着ていると気にならない違和感も、セーター+インナーダウン+ボトムスになると急にダサい。インナーダウンだけが他のアイテムと馴染まず浮いてしまっているのかもしれません。

 ダサ見えを回避するには、アウターを脱いだ状態でも可愛いコーデであればいい。もしくはアウターを脱ぐならいっそインナーダウンも一緒に脱ぐことを一貫すれば問題解決です。

◆脱いでも可愛いインナーダウンコーデ

 インナーダウンは基本的に、組み合わせるアウターと色を合わせるのが鉄則。いくらアウターの中からチラ見えするだけとはいえ、インナーダウンだけ色が違うと変に浮いた印象になるので気をつけましょう。

 おすすめは白のボアジャケット(コート)に白のインナーダウンの組み合わせ。というのも、色の配色は白と黒を基調としたモノトーンコーデだとより洗練見えしやすいからです。アウターとインナーダウンが白の場合、下は黒のニットワンピを合わせるのも良いですね。配色にメリハリがあるのでアウターを脱いだ状態でもオバちゃん見えしにくいのがポイントです。

 また、ボアジャケット(コート)は見た目こそ暖かいのですが風を通すため意外と寒いですよね。ですがインナーダウンを入れると暖かさが増すのでぜひ合わせて取り入れてみてくださいね。

◆選ぶならベージュよりグレーやホワイト

 インナーダウンはデザインの特性上、ベージュやブラウンなどのナチュラルカラーよりもグレーやホワイトといった無機質的な色や清涼感のある色合いで取り入れるほうが合わせやすいです。

 ただ、アウターとなるジャケットやコートがブラウン系の場合は同じくインナーダウンもナチュラルカラーでまとめるのが正解。その場合、インナーダウンはジャケットの色よりも少しだけ明るい色がベストです。

 おすすめのコーデはチェックのダブルブレストジャケットにライトベージュのインナーダウン+セルビッチデニムを合わせたマニッシュスタイル。もちろん、ジャケットではなくブラウンのコートでも◎ですが、ナチュラルカラーはアウターを脱ぐといわゆる“チョッキ”感が増すので、できるだけジャケットorカーディガンと合わせたまま着るかアウターを脱ぐときにダウンも一緒に脱いだほうが良さそう。

◆“安パイ”な黒もアウター次第で浮くので注意

 着こなし方がよく分からない新しいアイテムは、とりあえず黒を選ぶ。という方も多いかもしれません。ですが、インナーダウンに至ってはアウターとの合わせ次第なので黒でも浮いてしまう可能性は十分にあります。

 例えばライトベージュ・カーキ・ネイビーのアウターに黒のインナーダウンはあまり相性が良くありません。なのでまずは安パイに黒を選ばずに、お手持ちのアウターに合う色を意識して探してみてくださいね!

<文&イラスト/角佑宇子>

【角 佑宇子】
(すみゆうこ)ファッションライター・スタイリスト。スタイリストアシスタントを経て2012年に独立。過去のオシャレ失敗経験を活かし、日常で使える、ちょっとタメになる情報を配信中。2023年9月、NHK『あさイチ』に出演。インスタグラムは@sumi.1105

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