女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「結婚」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2020年1月7日 記事は取材時の状況)
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奥さんや恋人がいても、まださらにモテたいと思うのか、フリーではないのに積極的に合コンに参加しようとする男性は珍しくありません。
実際、職場の飲み会などとパートナーにウソをつく男性が多いですし、仮に事前に知っていたとしても「楽しんでおいで」と笑って送り出せる女性はきっと少ないはずです。
◆毎日定時終業の旦那から「今日は残業」とのLINEが
現在、第1子を妊娠中の江上奈緒さん(仮名・28歳/管理栄養士)も結婚2年目のある日の昼間、2歳年上の夫から《今日、残業で遅くなるからご飯いらない。先に寝てていいよ》とのLINEが来たといいます。
「夫の職場はほぼ毎日定時に終わり、残業で遅くなるなんて連絡が来たのは結婚以来これが初めてでした。けど、トラブル対応などで遅くまで作業に追われる場合だってあるでしょうし、別に疑ったりはしませんでした」
そのときは《おつかれさま。大変だろうけど、無理しないでね》と夫を気遣うメッセージを送り、それに対して《ありがとう》との返信が来たとか。これだけならごく普通の夫婦のやりとりですが、何を思ったのか奈緒さんは次ようなメッセージを送信してしまいます。
《まさか浮気してるんじゃないよね?》
当然、本気で浮気を疑っていたのではなければ、カマをかけたつもりでもありません。あくまで単なる冗談にすぎませんでした。
「ちょっと照れますけど、夫は付き合っているころから私一筋。それは結婚して丸3年が過ぎた今も変わりません。
絶対と言い切れないかもしれませんが、私がいるのに別の女性と関係を持てるほど器用な人じゃないことは自分が一番よく知っていました」
◆残業とウソをついて合コン参加予定だった夫
ところが、このときの夫の返信は、まさかの《ごめんなさい》という謝罪。これには奈緒さんもビックリしすぎて画面を何度も見てしまったとか。
「夫に裏切られた!と思ったら悲しくなって涙が出てきそうになりました。問い詰めたいと思ったけど、混乱しすぎてメッセージをどう書いたらいいか整理できず、しばらく画面とにらめっこしていました。すると、夫から電話がかかってきたんです」
おそるおそる電話に出てみると、LINE同様に夫はいきなり謝罪。
説明を求めると、「実は、残業じゃなくて会社の後輩から合コンに誘われたんだ。参加メンバーに欠員が出たらしく、『急なんですが今晩無理ですか?』って頼まれちゃって……。ウソをついて本当にごめん」と言われたそうです。
「えっ、浮気じゃなくて合コン? それも穴埋めの頭数要員? 浮気されたと思い込み、ついさっきまで落ち込んでいた自分がバカらしくなりました(苦笑)。私が冗談半分で送ったメッセージにバレてると思ったそうで、それですぐごめんなさいって。
それならそうだと言ってくれればよかったんですけどね。そういう事情で参加する合コンであれば私も目くじらを立てるつもりはありません。会社の後輩の方に頼まれたわけだし、行ってあげなよと本心から言ってあげたんです」
◆結局はただののろけ話?
しかし、夫は合コンの誘いを断ってしまい、いつも通りの時間に帰宅。それも彼女の大好物である最寄り駅近くの洋菓子店のレアチーズケーキを買ってきたそうです。
「私が怒っていると思ったんでしょうね。帰宅した第一声がただいまじゃなくて『ごめんなさい』でしたから。本当に怒ってないからと言っても夫は謝ってくるし、それで逆にイライラしちゃいました。もちろん、チーズケーキは美味しくいただきましたけどね(笑)」
後日、友達にこのエピソードを話したところ、「そのバカップル夫婦のほのぼのエピソードは何なの? 夫に愛されてる自慢?」とひんしゅくを買ってしまったとのこと。
「その友達は夫婦仲が上手くいってなかったらしくて……。知らなかったとはいえ、のろけ半分でこんな話をしてしまったことを反省しています」
そんなラブラブの状態は今だけのような気もしますが、こんなに素直ですぐ謝ってくれる夫なら夫婦仲は円満かも。この関係がいつまでも続くことを祈るばかりです。
<文/トシタカマサ>
【トシタカマサ】
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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奥さんや恋人がいても、まださらにモテたいと思うのか、フリーではないのに積極的に合コンに参加しようとする男性は珍しくありません。
実際、職場の飲み会などとパートナーにウソをつく男性が多いですし、仮に事前に知っていたとしても「楽しんでおいで」と笑って送り出せる女性はきっと少ないはずです。
◆毎日定時終業の旦那から「今日は残業」とのLINEが
現在、第1子を妊娠中の江上奈緒さん(仮名・28歳/管理栄養士)も結婚2年目のある日の昼間、2歳年上の夫から《今日、残業で遅くなるからご飯いらない。先に寝てていいよ》とのLINEが来たといいます。
「夫の職場はほぼ毎日定時に終わり、残業で遅くなるなんて連絡が来たのは結婚以来これが初めてでした。けど、トラブル対応などで遅くまで作業に追われる場合だってあるでしょうし、別に疑ったりはしませんでした」
そのときは《おつかれさま。大変だろうけど、無理しないでね》と夫を気遣うメッセージを送り、それに対して《ありがとう》との返信が来たとか。これだけならごく普通の夫婦のやりとりですが、何を思ったのか奈緒さんは次ようなメッセージを送信してしまいます。
《まさか浮気してるんじゃないよね?》
当然、本気で浮気を疑っていたのではなければ、カマをかけたつもりでもありません。あくまで単なる冗談にすぎませんでした。
「ちょっと照れますけど、夫は付き合っているころから私一筋。それは結婚して丸3年が過ぎた今も変わりません。
絶対と言い切れないかもしれませんが、私がいるのに別の女性と関係を持てるほど器用な人じゃないことは自分が一番よく知っていました」
◆残業とウソをついて合コン参加予定だった夫
ところが、このときの夫の返信は、まさかの《ごめんなさい》という謝罪。これには奈緒さんもビックリしすぎて画面を何度も見てしまったとか。
「夫に裏切られた!と思ったら悲しくなって涙が出てきそうになりました。問い詰めたいと思ったけど、混乱しすぎてメッセージをどう書いたらいいか整理できず、しばらく画面とにらめっこしていました。すると、夫から電話がかかってきたんです」
おそるおそる電話に出てみると、LINE同様に夫はいきなり謝罪。
説明を求めると、「実は、残業じゃなくて会社の後輩から合コンに誘われたんだ。参加メンバーに欠員が出たらしく、『急なんですが今晩無理ですか?』って頼まれちゃって……。ウソをついて本当にごめん」と言われたそうです。
「えっ、浮気じゃなくて合コン? それも穴埋めの頭数要員? 浮気されたと思い込み、ついさっきまで落ち込んでいた自分がバカらしくなりました(苦笑)。私が冗談半分で送ったメッセージにバレてると思ったそうで、それですぐごめんなさいって。
それならそうだと言ってくれればよかったんですけどね。そういう事情で参加する合コンであれば私も目くじらを立てるつもりはありません。会社の後輩の方に頼まれたわけだし、行ってあげなよと本心から言ってあげたんです」
◆結局はただののろけ話?
しかし、夫は合コンの誘いを断ってしまい、いつも通りの時間に帰宅。それも彼女の大好物である最寄り駅近くの洋菓子店のレアチーズケーキを買ってきたそうです。
「私が怒っていると思ったんでしょうね。帰宅した第一声がただいまじゃなくて『ごめんなさい』でしたから。本当に怒ってないからと言っても夫は謝ってくるし、それで逆にイライラしちゃいました。もちろん、チーズケーキは美味しくいただきましたけどね(笑)」
後日、友達にこのエピソードを話したところ、「そのバカップル夫婦のほのぼのエピソードは何なの? 夫に愛されてる自慢?」とひんしゅくを買ってしまったとのこと。
「その友達は夫婦仲が上手くいってなかったらしくて……。知らなかったとはいえ、のろけ半分でこんな話をしてしまったことを反省しています」
そんなラブラブの状態は今だけのような気もしますが、こんなに素直ですぐ謝ってくれる夫なら夫婦仲は円満かも。この関係がいつまでも続くことを祈るばかりです。
<文/トシタカマサ>
【トシタカマサ】
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。