犬の肉球のにおい、妙に人気が高い気がします。犬好きさんの間では「ポップコーンのにおいがする」と、もっぱらの評判だし。
では、ほかの部位はどんなにおいがするのか?……と気になっていたら、絶好の資料を見つけました。
柴犬を飼っているペコ丸さん(@pekotaro930)が昨年12月にXへ投稿したのは、犬のにおいを部位ごとにまとめた「犬のにおい分布図」です。
愛犬・茶々丸くん(9歳)の全身を念入りに嗅いで作成したという、この分布図。気になるポイントがたくさんあるので、ペコ丸さんに話を聞いてみました。
◆お触り一覧表も作っていた
このような分布図をつくろうと思ったきっかけは?
「昨年2月に『お触り一覧表』を作成し、今度はにおいの一覧表を作ったら面白いかな? と思い、作成しました」
昨年に製作されたのは、茶々丸くんに触れるとどんな反応をするか示した「お触り一覧表」。ほとんどの部位は「たまらん」と好反応なのに、前足先を触わったときだけ「殺すぞっ!」とリアクションする不穏なオーラが最高です。触られ好きなわりに、一ヶ所だけ地雷がある彼とのスキンシップは命がけ……。
◆予想外だった耳と顎のにおい
そんな「お触り一覧表」製作を経て、約10か月後に完成した「におい分布図」。これがまた、データとして非常にきめ細かいのです。
各部位を見ると、耳は「ヤクルト」、背中と脚は「おひさま」、肉球は「ポップコーン」のにおいがすると示されています。部位によっては食べものや飲みもののにおいが放たれる、茶々丸くんの体。犬の体臭って愛らしいんですね!
と思いきや、よく見ると顎は「ドブ」、首周りは「雑巾」、股間は「チーズ」と書いてありました。いや、ドブって……。柴犬も、くさいところはくさい!
「普段から、茶々丸のにおいはよく嗅いでます。健康管理の意味もありますし、なにより嗅いでいると落ち着きます。なかでも一番好きなのは、肉球のポップコーン臭。香ばしくて、癖になります!
予想外だったのは、耳のヤクルト臭。生ぐさいのを予想していましたが、薄いヤクルトのような香りで意外でした。あと、想定外に顎がドブくさくて笑いました」
◆お尻のにおいを嗅いだら「物足りなかった」
実は、耳以上に予想外の部位があった模様。「におい分布図」をXにアップした際、ペコ丸さんが「2024年一番想定外だったこと」として挙げたのは茶々丸くんのお尻についてです。なんと、無臭だった!
というか、お尻周辺のにおいではなく、実際に茶々丸くんの肛門を嗅いだのですか?
「『におい分布図』を作成するには避けて通れないと思い、勇気をもって嗅いでみました。嗅ぐ前は『くさいだろうなぁ』と思っていましたが、予想外に無臭だったので少し安心しつつ、同時に物足りなさも感じました」
いやはや、その丁寧な仕事ぶりと愛の深さには脱帽です! ちなみに、全身を嗅がれているときの茶々丸くんはどんな反応でしたか?
「我が家に迎えた日から抱っこしたりハグしたりクンカクンカしているので、まったく抵抗なく横になってくつろいでいました。でも、嗅がれ慣れていないお尻を調べたときだけは『なに、しているの!?』と立ち上がり、何度も逃げられました」
◆「におい分布図」への高いモチベーション
この「におい分布図」、犬以外にもいろいろ見てみたいです。ほかの動物はいったいどんなにおいがするのか……?
「3年前に亡くなったペコといううさぎを飼っていたのですが、この子にもしょっちゅうクンカクンカしてました。ペコの全身はおひさまの香りがして、お尻だけ牧草の香りでしたね」
お尻のにおいを嗅ぎ比べるだけで、犬とうさぎで体臭に大きな違いがあることがわかります。これは俄然、興味深い……。
「今後、嗅げる機会があればほかの動物でも『におい分布図』をつくってみたいです」
「におい分布図」作成へのモチベーションを隠さない、ペコ丸さん。その探究心を、断固支持です!
<取材・文/寺西ジャジューカ>
では、ほかの部位はどんなにおいがするのか?……と気になっていたら、絶好の資料を見つけました。
柴犬を飼っているペコ丸さん(@pekotaro930)が昨年12月にXへ投稿したのは、犬のにおいを部位ごとにまとめた「犬のにおい分布図」です。
愛犬・茶々丸くん(9歳)の全身を念入りに嗅いで作成したという、この分布図。気になるポイントがたくさんあるので、ペコ丸さんに話を聞いてみました。
◆お触り一覧表も作っていた
このような分布図をつくろうと思ったきっかけは?
「昨年2月に『お触り一覧表』を作成し、今度はにおいの一覧表を作ったら面白いかな? と思い、作成しました」
昨年に製作されたのは、茶々丸くんに触れるとどんな反応をするか示した「お触り一覧表」。ほとんどの部位は「たまらん」と好反応なのに、前足先を触わったときだけ「殺すぞっ!」とリアクションする不穏なオーラが最高です。触られ好きなわりに、一ヶ所だけ地雷がある彼とのスキンシップは命がけ……。
◆予想外だった耳と顎のにおい
そんな「お触り一覧表」製作を経て、約10か月後に完成した「におい分布図」。これがまた、データとして非常にきめ細かいのです。
各部位を見ると、耳は「ヤクルト」、背中と脚は「おひさま」、肉球は「ポップコーン」のにおいがすると示されています。部位によっては食べものや飲みもののにおいが放たれる、茶々丸くんの体。犬の体臭って愛らしいんですね!
と思いきや、よく見ると顎は「ドブ」、首周りは「雑巾」、股間は「チーズ」と書いてありました。いや、ドブって……。柴犬も、くさいところはくさい!
「普段から、茶々丸のにおいはよく嗅いでます。健康管理の意味もありますし、なにより嗅いでいると落ち着きます。なかでも一番好きなのは、肉球のポップコーン臭。香ばしくて、癖になります!
予想外だったのは、耳のヤクルト臭。生ぐさいのを予想していましたが、薄いヤクルトのような香りで意外でした。あと、想定外に顎がドブくさくて笑いました」
◆お尻のにおいを嗅いだら「物足りなかった」
実は、耳以上に予想外の部位があった模様。「におい分布図」をXにアップした際、ペコ丸さんが「2024年一番想定外だったこと」として挙げたのは茶々丸くんのお尻についてです。なんと、無臭だった!
というか、お尻周辺のにおいではなく、実際に茶々丸くんの肛門を嗅いだのですか?
「『におい分布図』を作成するには避けて通れないと思い、勇気をもって嗅いでみました。嗅ぐ前は『くさいだろうなぁ』と思っていましたが、予想外に無臭だったので少し安心しつつ、同時に物足りなさも感じました」
いやはや、その丁寧な仕事ぶりと愛の深さには脱帽です! ちなみに、全身を嗅がれているときの茶々丸くんはどんな反応でしたか?
「我が家に迎えた日から抱っこしたりハグしたりクンカクンカしているので、まったく抵抗なく横になってくつろいでいました。でも、嗅がれ慣れていないお尻を調べたときだけは『なに、しているの!?』と立ち上がり、何度も逃げられました」
◆「におい分布図」への高いモチベーション
この「におい分布図」、犬以外にもいろいろ見てみたいです。ほかの動物はいったいどんなにおいがするのか……?
「3年前に亡くなったペコといううさぎを飼っていたのですが、この子にもしょっちゅうクンカクンカしてました。ペコの全身はおひさまの香りがして、お尻だけ牧草の香りでしたね」
お尻のにおいを嗅ぎ比べるだけで、犬とうさぎで体臭に大きな違いがあることがわかります。これは俄然、興味深い……。
「今後、嗅げる機会があればほかの動物でも『におい分布図』をつくってみたいです」
「におい分布図」作成へのモチベーションを隠さない、ペコ丸さん。その探究心を、断固支持です!
<取材・文/寺西ジャジューカ>