女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「恋愛」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2022年1月20日 記事は取材時の状況)
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元彼に指摘された欠点はいつまで経っても忘れられるものではありません。しかも、それが直接的に別れに繋がってしまえば尚更です。今回は、元彼に手酷く振られてしまった女性が彼を見返すために一念発起したエピソードをご紹介します。
◆気が付けば独身のまま30代後半に
今回お話を伺ったのは某区役所で公務員として勤務している美希さん(仮名・30代後半)。
「人事の巡り合わせが悪かったのか、同世代の同期のいる課に配属されることが無かったんですよ。何度か異動はあったのですが、そのたびに歳上の既婚者しかいない課に配属されました。そのため出会いが全然なく彼氏は長いこといませんでした。同期はどんどん結婚したりしてるというのに……」
◆結婚相談所で理想の男性と出会う
焦った美希さんは30代前半の頃に結婚相談所に駆け込みます。そこで知り合ったのがN雄さん。N雄さんは生真面目な性格かつ高学歴で、美希さんの理想のタイプでした。
「頭が良くて、それでいてチャラチャラしてなくて、本当に素敵な男性でした。私は彼をとても愛していました」
結婚を前提に交際しているなかで、N雄さんからの提案で沖縄旅行に行くことになりました。
◆沖縄旅行で愛を深めるはずが…
「初めての沖縄旅行で、それはもうすごく楽しかったですよ。しかも大好きな彼が隣にいるので余計に楽しかったです」
沖縄旅行を満喫した2人はそこで初めての夜を迎えることになります。実は、美希さんは恋愛初心者でそれまでお付き合いの経験も少なかったそうです。なのでベッドの上でも彼氏に任せっきり。とくに盛り上がるわけでもなく、あっけなく終わってしまったそうです。
「私自身はとくに気にはしていませんでした。旅行自体は楽しかったですし、でも、彼は違ったようです」
◆突然の交際解消の申し出に困惑
旅行を終えて東京に戻ってしばらくした後に、N雄さんから1通のLINEが届きます。そこには長文で関係を解消したい旨が書かれていたのです。
「一応ではありますが、本当に申し訳ないと断りと謝罪はありましたけど、私が悪かったところが事細かにずらーっと箇条書きで列挙されていました。要するに私には女性としての魅力が全く無いから解消したいってことが書かれていたのですが……しかも、高学歴で頭が良いから理路整然としていて、言い返せる余地なんてまったくありませんでした」
それに美希さん自身も思い当たる節はあったため、別れの申し出を承諾することにしました。
「N雄は、駆け引きで別れようなんて言うような人でもありませんでしたし、すがってもどうせ無駄だって分かってましたから」
理想の彼氏とのお付き合いはあっけなく終わりを迎えました。
◆彼氏を見返すために自分磨きに目覚める
それからというもの、美希さんはN雄さんを見返すほどのイイ女になることを決意します。メイクの勉強をしたり、ジムに通ったりもしました。それだけでなく、男性のことを知るために、合コンや婚活パーティーに積極的に参加するようになりました。
「このままじゃいけないという危機感があって、とにかく行動しなきゃって。彼氏を作るとかそういうこと以前に、女性としての魅力を磨かなければと思ったんです」
美希さんのたゆまぬ努力の甲斐もあって、外見も中身も魅力ある女性へと変貌しました。自撮り写真もつい1~2年前とは見違えるように色っぽく写るようになりました。
◆現在お付き合いしている人と沖縄旅行へ
そして、現在はN雄さんとは別の男性とお付き合いをしているそうです。コロナが落ち着いたら、リベンジも兼ねてもう一度沖縄旅行に行くのだとか。
いかがだったでしょうか。女性はいつだって綺麗になれるものです。美希さんは、結婚したら挙式の写真をN雄さんに送るつもりだそうです。
「私を捨てたことを後悔させたいんです。それに、あなたのおかげでこんなに綺麗になれたよって」
そう思うと、ダイエットや、自分磨きを頑張ることができるのだそうです。きっと、N雄さんも逃した魚の大きさに悔しがってくれるのではないでしょうか。
<文/浅川玲奈>
【浅川玲奈】
平安京で生まれ江戸で育ったアラサー文学少女、と自分で言ってしまう婚活マニア。最近の日課は近所の雑貨店で買ってきたサボテンの観察。シアワセになりたいがクチぐせ。
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元彼に指摘された欠点はいつまで経っても忘れられるものではありません。しかも、それが直接的に別れに繋がってしまえば尚更です。今回は、元彼に手酷く振られてしまった女性が彼を見返すために一念発起したエピソードをご紹介します。
◆気が付けば独身のまま30代後半に
今回お話を伺ったのは某区役所で公務員として勤務している美希さん(仮名・30代後半)。
「人事の巡り合わせが悪かったのか、同世代の同期のいる課に配属されることが無かったんですよ。何度か異動はあったのですが、そのたびに歳上の既婚者しかいない課に配属されました。そのため出会いが全然なく彼氏は長いこといませんでした。同期はどんどん結婚したりしてるというのに……」
◆結婚相談所で理想の男性と出会う
焦った美希さんは30代前半の頃に結婚相談所に駆け込みます。そこで知り合ったのがN雄さん。N雄さんは生真面目な性格かつ高学歴で、美希さんの理想のタイプでした。
「頭が良くて、それでいてチャラチャラしてなくて、本当に素敵な男性でした。私は彼をとても愛していました」
結婚を前提に交際しているなかで、N雄さんからの提案で沖縄旅行に行くことになりました。
◆沖縄旅行で愛を深めるはずが…
「初めての沖縄旅行で、それはもうすごく楽しかったですよ。しかも大好きな彼が隣にいるので余計に楽しかったです」
沖縄旅行を満喫した2人はそこで初めての夜を迎えることになります。実は、美希さんは恋愛初心者でそれまでお付き合いの経験も少なかったそうです。なのでベッドの上でも彼氏に任せっきり。とくに盛り上がるわけでもなく、あっけなく終わってしまったそうです。
「私自身はとくに気にはしていませんでした。旅行自体は楽しかったですし、でも、彼は違ったようです」
◆突然の交際解消の申し出に困惑
旅行を終えて東京に戻ってしばらくした後に、N雄さんから1通のLINEが届きます。そこには長文で関係を解消したい旨が書かれていたのです。
「一応ではありますが、本当に申し訳ないと断りと謝罪はありましたけど、私が悪かったところが事細かにずらーっと箇条書きで列挙されていました。要するに私には女性としての魅力が全く無いから解消したいってことが書かれていたのですが……しかも、高学歴で頭が良いから理路整然としていて、言い返せる余地なんてまったくありませんでした」
それに美希さん自身も思い当たる節はあったため、別れの申し出を承諾することにしました。
「N雄は、駆け引きで別れようなんて言うような人でもありませんでしたし、すがってもどうせ無駄だって分かってましたから」
理想の彼氏とのお付き合いはあっけなく終わりを迎えました。
◆彼氏を見返すために自分磨きに目覚める
それからというもの、美希さんはN雄さんを見返すほどのイイ女になることを決意します。メイクの勉強をしたり、ジムに通ったりもしました。それだけでなく、男性のことを知るために、合コンや婚活パーティーに積極的に参加するようになりました。
「このままじゃいけないという危機感があって、とにかく行動しなきゃって。彼氏を作るとかそういうこと以前に、女性としての魅力を磨かなければと思ったんです」
美希さんのたゆまぬ努力の甲斐もあって、外見も中身も魅力ある女性へと変貌しました。自撮り写真もつい1~2年前とは見違えるように色っぽく写るようになりました。
◆現在お付き合いしている人と沖縄旅行へ
そして、現在はN雄さんとは別の男性とお付き合いをしているそうです。コロナが落ち着いたら、リベンジも兼ねてもう一度沖縄旅行に行くのだとか。
いかがだったでしょうか。女性はいつだって綺麗になれるものです。美希さんは、結婚したら挙式の写真をN雄さんに送るつもりだそうです。
「私を捨てたことを後悔させたいんです。それに、あなたのおかげでこんなに綺麗になれたよって」
そう思うと、ダイエットや、自分磨きを頑張ることができるのだそうです。きっと、N雄さんも逃した魚の大きさに悔しがってくれるのではないでしょうか。
<文/浅川玲奈>
【浅川玲奈】
平安京で生まれ江戸で育ったアラサー文学少女、と自分で言ってしまう婚活マニア。最近の日課は近所の雑貨店で買ってきたサボテンの観察。シアワセになりたいがクチぐせ。