高校野球の第105回全国選手権記念神奈川大会が7日、横浜市中区の横浜スタジアムで開幕した。選手たちの体調管理や大会日程の確保を目的とした異例の夕方開催となった開会式には、関係者や保護者、高校野球ファンら多くの観客が詰めかけた。
4年ぶりにベンチ入り全選手の入場行進や吹奏楽部の生演奏が復活し、昨夏を制した横浜を先頭に167校(合同5チーム)計3080人の球児がはつらつとグラウンドを1周した。
式が始まる前には球場の外で各校の選手たちが、中学時代の同級生らと談笑する姿も見られた。桐光学園の工藤康心(3年)は町田ボーイズ時代のチームメートである桐蔭学園の影山智紀(同)と記念撮影。工藤は「こうやって再会できて楽しい。びしっと行進して強豪私学らしさを見せたい」と話した。
8日から県内各地で1回戦が始まり、26日予定の決勝まで、最大12球場で166試合が行われる。