任期満了に伴う藤沢市長選(来年2月11日告示、18日投開票)を巡り、現職の鈴木恒夫氏(73)が4選を目指し、無所属で立候補する意向を固めたことが11日、分かった。近く記者会見を開き、正式に表明する見通し。
複数の関係者によると、鈴木氏は支持者に「ポストコロナ時代を見据え、政策の継続性が重要だ。人口増が続く中、子育て施策のさらなる充実を図る」などと出馬の意向を伝えているという。小学校給食の完全無償化を公約に掲げるとみられる。
鈴木市長は県議の5期目途中で臨んだ2012年の市長選で、現職を破り初当選。藤沢駅周辺地区や健康と文化の森地区など「六つの都市拠点」の形成を推進。江の島で開催された東京五輪セーリング競技大会のレガシー(遺産)として「スポーツ都市宣言」を21年10月に制定している。
同市長選を巡っては、元自民党県議の国松誠氏(62)が無所属での立候補をすでに表明している。共産党も市民団体と連携して候補者擁立を検討している。