戦前から平成にかけて横浜のジャズシーンをリードしてきたジャズ喫茶「ちぐさ」の店舗の一部を再現し、歴史を振り返る企画展が11月19日まで、横浜市中央図書館(同市西区)の1階展示コーナーで開かれている。入場無料。
同店は1933年、当時20歳だった故吉田衛さんが「若きジャズミュージシャンを育てたい」との思いから横浜・野毛で創業。高額なレコードを購入することが難しかった当時、ジャズファン以外にもミュージシャンなどが足しげく通った。
店舗を移転しながらも野毛地区で営業を続け、昨年4月に老朽化のため惜しまれながら一時閉店したが、年内には「ジャズミュージアム・ちぐさ」として生まれ変わる予定という。