神奈川県茅ケ崎市を拠点とするコミュニティーFM「茅ケ崎エフエム」に併設された「茅ケ崎カフェ」が25日、オープンした。地元出身のミュージシャン桑田佳祐さんがメガホンを取った映画「稲村ジェーン」（1990年）に登場した、三輪自動車「ミゼット」とサーフボードもお披露目された。
「EBOSHI RADIO STATION（エボラジ）」が愛称の同エフエム（89.2メガヘルツ）は、県内17局目のコミュニティーFMとして、10月1日に開局。市役所に隣接するホテル1階にスタジオを設けた。
約30席を用意したカフェは市民が集う地域交流スペースとして、同社が運営する。開局を記念して限定復活した名物「スペシャル佳祐ドック」のほか、地元のスイーツ店とコラボしたワッフルやアイスクリームなどを販売。同店や同エフエムの多彩なオリジナルグッズも並び、初日から人気を集めた。
ミゼットの除幕式には、同エフエムの中西正樹社長、佐藤光市長ら6人が参加。中西社長は「情報とコミュニケーション、笑顔の交差点になるよう努力していきたい」とあいさつした。
その後、お色直しをし、サーフボードを荷台に載せたミゼットがお披露目されると、来店客らは懐かしそうにシャッターを切っていた。ミゼットとサーフボードは店内に常設される。
オープンを記念し、同エフエムは25、26の両日の午前10時から午後2時まで、特番を放送。26日のメインパーソナリティーは元フジテレビアナウンサーの政井マヤさんが務める。