パレスチナ自治区ガザでの即時停戦を求め、平和や人権運動に取り組む県内の市民団体のメンバーらが28日、横浜駅前でパレスチナへの連帯をアピールした。約20人の参加者らは「ガザに平和を」「虐殺をやめろ」と書かれた横断幕やプラカードを掲げて、戦争反対を訴えた。
「国際世論を高めるために、地域から声を上げよう」-。参加者が順にマイクを握り、イスラエルによる無差別攻撃などを非難する。アピールは「共同行動のためのかながわアクション」が主催し、今月中旬にも実施した。
参加した神谷扶左子さん(66)はガザで起きている大規模攻撃を「異常過ぎる」と非難。「イスラエルを支える米国にも、追随する日本政府にもNOと言いたい」と力を込めた。代表世話人の高梨晃嘉さん(76)はガザ侵攻に限らず、軍事同盟の強化や沖縄の基地問題など、すべてが米国による単独覇権体制の崩れから生じていると指摘。「犠牲になるのはいつも市民だ」と訴え、自分ごととして声を上げる必要性を訴えた。