横浜市鶴見区で1988年、金融不動産業の夫婦が殺害され現金1200万円が奪われた「鶴見事件」で、強盗殺人罪で死刑が確定した高橋和利元死刑囚(2021年に87歳で病死)の妻が申し立てた第3次再審請求について、横浜地裁が棄却する決定をしたことが30日、弁護人や同地裁への取材で分かった。弁護人は即時抗告した。
弁護人と地裁によると、棄却は7日、即時抗告は13日付。
高橋元死刑囚は2017年12月、第2次再審請求を地裁に申し立てたが、元死刑囚の死亡により、妻の京子さんが21年12月に3回目となる再審請求を申し立てていた。