◆川崎0-0柏(PK8-7)
サッカーの日本一を決める第103回天皇杯全日本選手権最終日は9日、東京・国立競技場で決勝が行われ、川崎フロンターレが同じJ1勢の柏レイソルを0―0のPK戦の末に下し、3大会ぶり2度目の優勝を果たした。川崎は国内三大大会で通算7度目のタイトル獲得となった。賞金は川崎が1億5千万円、柏は5千万円。
互いに譲らぬ攻防は15分ハーフの延長戦でも決着がつかずスコアレスドローのままPK戦に突入。川崎は10人目のGK鄭成龍がネットを揺らし、最後は自らのセーブで8―7とし、栄冠をもぎ取った。
今大会に2回戦から出場した川崎は初戦で栃木シティに3―1で快勝。その後は水戸ホーリーホック、高知ユナイテッドに1点差で競り勝ち、アルビレックス新潟、アビスパ福岡のJ1勢を下して3度目の決勝に進出した。
前回優勝した2020年大会は新型コロナウイルスの影響で規模が縮小され、同年J1を制した川崎の出場は準決勝からだった。