サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は13日、1次リーグ最終節が行われ、G組3位の横浜Mはホームで首位山東(中国)と戦う。今季限りの退任が決まっており、マリノスで最後の指揮となるケビン・マスカット監督(50)は「感情をコントロールし、いつも通りのパフォーマンスをすることが大事。しっかりピッチ上で表現したい」と冷静に語った。
現状3位ではあるが、勝利すれば山東と勝ち点12で並び突破の可能性が開けてくる。アウェーでは1―0で勝利しており、12日に会見したマスカット監督は「(フォーメーションの)形が変わったり、選手の構成が変わったりするかもしれないが、自分たちのことにフォーカスにしたときにいい結果は付いてくる」と自信をのぞかせた。
ラストゲームも、特別な感情を封じてベストを尽くす。「感謝の気持ちでいっぱい」と、会見に同席したMF山根陸(20)。ポテンシャルを引き出してくれた指揮官との惜別の戦いへ、「いい形で勝って送り出したい。いつも通り自分たちのパフォーマンスを出すことが一番の送り出し方だと思う」と意気込んだ。