正月の初詣で多くの人が訪れる鶴岡八幡宮(神奈川県鎌倉市雪ノ下)で25日、初詣に備えた県警の警備訓練が行われた。鎌倉署員や機動隊員ら約35人が参加し、大勢の人を安全に誘導するための手順を確認した。
「走らないでください。慌てても神様は逃げませんよ」「階段で立ち止まっての写真撮影はご遠慮ください」。本殿へ続く大石段の下で警察官がマイクを握り、転倒事故が起きないよう、軽妙な語り口で丁寧に注意を促した。
今年に続いて、マイクを握る同署地域課の久門美々巡査(24)は「多くの人出が予想されるので、明るい声で分かりやすく、ゆっくりと話して誘導し、参拝者の安全を守りたい」と話していた。