清川村教育委員会は26日、12月定例会を開き、村立宮ケ瀬小学校(同村宮ケ瀬)を来年4月1日から休校すると議決した。現在、同小の児童は3年生1人、6年生1人の計2人。来年度以降も減少傾向が続く見通しであることから休校を決めた。
村教委学校教育課によると、同小には昨年度、2年生、5年生、6年生が各1人、3年生が2人の計5人が通っていた。だが、今年3月末、3年生2人が村外に転出。昨年度の6年生は卒業したため、4月からは3年生1人、6年生1人だけとなった。
保護者から今年4月、今後の学校のあり方について心配する声が出るようになったという。村教委ではそれぞれの保護者の考えを聞いた上で、来年度以降も児童が増える見通しがなく、少ない教員数で教育の質の確保も難しくなっていることなどから、休校を決めたという。