第100回大会を迎える来年1月2、3日の東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)では大規模な交通規制を敷き、ランナーたちが安全にレースができる環境を整えている。選手を先導したり、先行して交差点を封鎖したりするなど、円滑な運営に欠かせないのが県警交通機動隊の白バイ隊員だ。「注目を集めるからこそ事故なく、安全に大会を終えてもらいたい」。脈々と受け継がれる思いを胸に、正月の風物詩に排気音を響かせる。
戸塚─芦ノ湖の区間(約60キロ)を担う「第2交通機動隊」。白バイ隊員たちの練習は熱を帯びていた。
14日の大磯ロングビーチ駐車場には、同隊のベテランから若手まで約30人が集まり、ランナーとの距離感や引き継ぎ所の注意点、山岳路を想定したコース取りなどを入念に確認した。