神奈川県内の百貨店で1、2の両日、初売りが行われ、新春恒例の福袋を買い求める客でにぎわった。新型コロナウイルス感染症の法的位置付けが5類に移行して初めての正月とあって、「非日常感」が薄らいだ店内には活気があふれた。
新年の営業を2日に開始した横浜高島屋(横浜市西区)の正面口前には、午前9時の開店を待つ長蛇の列ができた。先頭の男性(55)は同5時半に着いたといい、「まさか一番乗りとは。恥ずかしいけど縁起が良い」とはにかんだ。
同店は昨年の1.4倍となる約1万9千個の福袋をそろえた。毎年人気を博すマフラーなどの雑貨コーナーは開店直後から客が絶えず、用意した40個は5分足らずで残りわずかとなった。